大阪BABA
 
 
10月8日 (水)  開演 19:00
※ポスト・パフォーマンス・トークあり。
※受付開始は開演の45分前、開場は開演の20分前。

前売 \2,500 当日 \3,000

□3公演通し券\7,000 (前売のみ、先着20名様まで)
 会場 山本能楽堂
  □地下鉄谷町線・中央線「谷町四丁目」駅(4)番出口より徒歩5分

ジェコは、出身のパプア地方のダンスとヒップホップを混ぜ合わせ、ジェコ・スタイルなるものを作り上げた。ジェコの雄弁且つひねりの利いた振付を解剖するWS、ジェコ製作のダンス映像上映会、舞台では大阪のヒップホップの若手ホープ・osamuを迎え、各氏の作品上演と共に、ダンスの掛け合い<バトル・セッション>で火花を散らす。

1st part: Pichet Klunchun piece「Reconsider(再考)」
   振付・出演:ピチェ・クランチェン


過去の物として置き去りがちな人々の経験、伝統、文化を結びつけ、それを現代に生かすためにはどうすればいいのか。ピチェは『再考』で、この人間にとって非常に重要な課題に挑戦し続けるところから、創造する力や発展する力が生まれてくるのだと示している。

2nd part: 山本章弘 仕舞 『隅田川』 (抜粋)
3rd part: Pichet Klunchun 仕舞 『隅田川』

人買人にさらわれた我が子の行方を尋ねさまよい狂ってしまう母。探し求めた子は既に亡く、夜半に墓前で人々が念仏を唱えると、愛しい我が子の声が聞こえるが、母が抱きしめようとすると消えてしまう。夜が明け見ると、我が子と思ったのは、塚の上の草であったという、母親の悲哀を描いた狂女物。


ピチェ・クランチェン/Pichet Klunchun (タイ)

16歳から、タイの古典仮面舞踊劇「コーン」を学ぶ。チュラロンコン大学でタイの古典舞踊の学位を取得した後、ダンサー、振付家として活動を始める。’98年には、バンコクで開催された「第18回アジア競技大会」の開会式、閉会式において、演出の一部を担当した。シンガポールの演出家、オン・ケンセンの『Search: Hamlet』(‘01)、『The Global Soul』 (‘03)に出演し、デンマーク、ドイツ、スイス、オランダなどのツアーに参加。タン・フクワンのコーディネートによるフランスの振付家ジェローム・ベルとの共同作品『Pichet Klunchun and Myself』 (‘05)は、現在も世界をツアー中である。タイ伝統舞踊の若手の育成にも力を注いでいる。
http://www.pklifework.com/

山本章弘 (大阪)

観世流能楽師準職分、重要無形文化財総合指定保持者平成12年大阪文化祭奨励賞受賞、平成19年なにわ大賞大阪21世紀協会賞受賞文化庁アーツプランアメリカ公演・外務省インド・タイ公演など海外公演にも多数参加。「初心者も楽しい」山本能楽堂で、能を「現代に生きる魅力的な芸能」として多角的に紹介し、能楽ファンの裾野を広げる活動を積極的に行う。

山本能楽堂HP:http://www.noh-theater.com
上方伝統芸能ナイトHP: http://kamigata-night.com

山本能楽堂

昭和2年、初代・山本博之が建設、80年の歴史を持つ大阪で一番古い能楽堂。最初の舞台は戦災にあい焼失、昭和25年に再建され現在に至る。市街地にある3階建ての木造建築で、伝統的な能舞台を持つ能楽堂として貴重なことから、平成18年に文化審議会により国登録文化財の指定を受けた。国宝の西本願寺の北舞台を模し、音響効果をよくするため、舞台下には大きな瓶が12個設置されている。地下鉄「谷町4丁目」駅から徒歩2分、オフイス街の真中の好立地にありながら、扉を開けると異次元空間が広がるまさに「古典の秘密基地」である。


 

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