A program 出演者 プロフィール

イム・ジョンミ　（釜山（韓国）出身/大阪在住）
	キョンソン大学（韓国）はじめドイツ、フランス等でコンテンポラリーダンスを学び、2002年に来日。お茶の水女子大学や大阪芸術大学院/博士課程で創作とダンスの理論研究の傍ら、自身の作品を多数発表。＜第42回なにわ芸術祭新人賞（舞踊作家部門）＞、＜大阪府知事賞＞、＜大阪市長賞＞受賞。
select　voice !! 彼女のダンスの魅力は、屹立とした美しさと、その小柄な身体からは予想もつかないダイナミックな振付が展開されていくところにある。

岡登志子　（神戸出身/芦屋在住）
	Folkwang芸術大学（独）舞踊科卒業後、1993年に<アンサンブル・ゾネ>を設立。振付家として国内外で舞台作品を一年に一作品のペースで発表しながら、音楽家高瀬アキ、内橋和久、照明家岩村原太らとのコラボレーションやと即興を行う。2010年１月２７日神戸アートビレッジセンターにて即興公演『４５min』、２月２７日２８日神戸アートビレッジセンター、３月６日７日シアターカイ（東京）にて新作『Fleeting Light つかの間の光』を発表予定。
select　voice !! 彼女のダンスは、その空間演出や、感情を排したムーブメントの連なりに、静謐さと秘められた熱情を併せもった独自の美意識を見せ、三次元の絵画を見るかのようである。

スーハイリー・ミシェリン・アフマド・カミール　（クアラルンプール（マレーシア）出身/在住）
	ビクトリア大学（ｵｰｽﾄﾗﾘｱ）芸術学科を卒業。在学中には、様々な振付家とのコラボレーションを行う。マレーシアに帰国後、ダンス界に新風を巻き起こす。2009年＜BOH Cameronian 芸術賞＞において［Most Promising Artist］［Best Performer］のダブル受賞。バレエ学校や国立芸術大学ASWARAにてダンスを教える。
select　voice !! ポップな感覚でもってマレーシア社会を照射するような作品や、ムーブメントの美しさを追求した作品も制作する等、マレーシアにおける期待の新星アーティストである。

リュ・ソックン　（清州（韓国）出身/ソウル在住）
	2004年<Dance THE BODY>代表。以降、コンテンポラリーダンス・シーンで活躍、近年では2009年スザンヌ・デラル・センター（イスラエル）や新国立劇場に招聘される。また、2002年＜第4回名古屋世界バレエ＆モダンダンスコンクール金賞・振付家賞＞受賞など、数多くの受賞経験がある。
select　voice !! 彼の強靭な身体から繰り出される予測不可能な振付の数々は、ミニマムでシンプルさゆえの強度があり、ダンスがもつダイナミズムを見せる。

B program 出演者 プロフィール

イ・ソンア　（江原道（韓国）出身/ソウル在住）
	2007年＜横浜ダンスコレクションR＞「若手振付家のための在日フランス大使館賞」、2008年＜MASDANZA International Contemporary Dance Festival＞「ソロ部門・次賞」「オーディエンス賞」のダブル受賞。国内外でめざましく活躍中である。世界的なダンス専門誌<Ballettanz>が、彼女のダンスを「2008年でもっとも著名な新進のダンサー」と評された。
select　voice !! 彼女のダンスは、手の指先からつま先までが、まるで別人格を与えられたかのような得体の知れない独自のムーブメントで編成されている。

エレナ・オルティゾ・ラニオグ　（イロイロ（フィリピン）出身/マニラ在住）
	国立フィリピン大学ダンス学科卒業。＜Wi-Fi BODY Festival＞＜Contemporary Dance Map of the WDA-Contemporary Dance Network＞（フィリピン）にて数多くの作品を発表。2005年/2007年＜Tari Internatinal Dance Festival＞（マレーシア）、2007年＜大阪パフォーミング・アーツ・メッセ＞「アジア・ショーケース」に出演。
select　voice !! 彼女のダンスは、様々に開発された振付言語が綿密に構成されている。そしてその振付を足掛かりにフィリピンの現代が抱える社会問題に鋭くアプローチし、力強い独自の表現を生み出している。

南弓子　（京都出身/東京在住）
	京都市立芸術大学で美術を学び、後に身体表現に傾倒する。今貂子のもとで舞踏を学び、ほか様々なダンス経験を経て、2004年より自身の作品を多数発表。＜韓日ダンスフェスティバル＞、＜横浜ダンスコレクションＲ2010＞等に選出。同時にミュージシャンとの即興セッションなどを数多く実施。
select　voice !! 彼女のダンスは、自らの身体の宇宙に向かう眼差しが冷徹に観察されたムーブメントを生み、衝動と暴力性とが、緻密に計算され構築されているのが特徴的である。

山田知美　（松山出身/奈良在住）
	高校の創作ダンス部、松山大学ダンス部で踊る。その後、自身の作品を発表し始める。2005年、2007年JCDN＜踊りに行くぜ！＞に参加、松山・大阪・前橋・茅ヶ崎・淡路島・栗東にて出演。ダンスボックス企画＜Dance Box Selection＞＜one-Dance＞に選出される。
select　voice !! 彼女は、彼女の身体を一瞬にして舞台に投げ尽くす。それはダンスが根源的に神に向けて踊られていたことを彷彿させる。舞台では、彼女そのものが作品になり、ダンスになる。観客は目撃者たり得るか。2年半ぶりの待望の新作である。

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