【紅玉(あかだま)】
大阪生まれ。1972年土方巽の舞踏に出会って以来、独自に舞踏を研究し始め、74年より北方舞踏派の創立に参加。舞踏手として山形・北海道を拠点に活動。退団後、ソロダンサーとしてヨーロッパ、アフリカなどで活動。約20年の空白の後、2000年、演出・振付家として活動を「千日前青空ダンス倶楽部」を結成。代表作「夏の器」「水の底」は国内外で多数上演した。
平成17年度大阪市咲くやこの花賞受賞。
【池田 扶美代(いけだ ふみよ)】
1962年大阪生まれ。1979年、モーリス・ベジャールのムードラ(ブリュッセル)に入学。同校でアンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルと出会い、1983年共にローザスを結成。以来、2008年までほぼ全ての作品の創作に携わり出演する。ローザスの多くの映画やビデオ作品にも参加し、ジャンルを超えて活動を広げる。2007年以降は、アラン・プラテルとベンヤミン・ヴォルドンクやニューヨークの演劇グループ、ネイチャー・シアター・オブ・オクラホマと共に自身の作品を発表。現在はローザスの初期作品のリハーサルディレクターを務めると共に、ツアー中の作品「エレナス・アーリア」、「ドラミング」にもダンサーとして参加している。
【石井 かほる(いしい かほる)】
師石井漠、S・メッセレル。フルブライト研究員でジュリアード音楽院卒。国際的な活躍をする舞踊家。活動は他ジャンルの仲間と現代の問題を多角的に掘りさげ新鮮で鋭い作品を発表し続ける。近年アジアへの視点の重要性を再確認し若い仲間達とプロジェクトを設立して交流をはじめる。愛・平和への祈りをこめて踊る『かほるのゲリラダンス・旅のとちゅう』は行脚中。
新作『路上』を7月に東京D-Pratzeで発表。
【岩淵 多喜子(いわぶち たきこ)】
ラバンセンター にてコンテンポラリーダンスを学ぶ。1999年帰国、Dance Theatre LUDENS設立。LUDENSの演出、振付を行う。国内の他、オーストリア、アメリカの著名なフェスティバルより招聘を受ける。01年横浜ソロ×デュオコンペティション【横浜市文化振興財団賞】及び【在日フランス大使館賞受賞】。【平成16年度舞踊批評家協会新人賞】受賞。近年、東京国際ダンスワークショップReActionを主催。日本女子体育大学舞踊学専攻講師。
【ウォーリー木下(うぉーりー きのした)】
戯曲家・演出家・フェスティバルディレクター。1993年、神戸大学在学中に劇団☆世界一団を結成。現在はsunday(劇団☆世界一団を改称)の代表で、全ての作品の作・演出を担当。sundayは年に一本の新作を製作。関西の注目劇団の一つ。また戯曲家・演出家として外部公演も数多く手がける。特に役者の身体性を重視した演出が特徴。テキストも戯曲以外のもの(小説や詩など)を使用することが多い。PLAY PARK 12年〜日本短編舞台フェス〜のディレクターも務める。
【大谷 燠(おおたに いく)+DANCE BOXスタッフ:文、横堀 ふみ】
DANCE BOXは1996年設立以降、年間を通して数多くのダンス公演やWSを実施し、計300名以上のアーティストが参加してきた。09年4月に拠点を大阪から神戸に移す。設立以降すべてのプログラムをプロデュースしてきた大谷燠を筆頭に公演・フェスティバル制作、助成金申請、劇場運営、旅行代理店的業務など、全行程を切り盛りしている。モットーは"笑う門に福来る"。
【岡 登志子(おか としこ)】
Ensemble Sonne主宰。ドイツFolkwang芸術大学舞踊科卒業。現代に生きる私たちの共通の身体を通して、人間の実存を問う作品づくりを目指し、年に1作品のペースで新作を発表している。1996,98,04年旧バニョレ国際振付賞日本プラットフォームに選出。
舞台作品の発表のほか、即興公演やワークショップも継続的に行っている。
(写真:黒沼善裕)
【笠田 昭雄】
昭和34年8月25日神戸生 3歳初舞台。父、祖父(共に観世流能楽師)のもと数々の子方を勤める。 18歳故上田照也師に内弟子入門。25歳独立 以後数々の舞台を勤める。平成16年重要無形文化財総合指定に認定。 海外公演にも多数参加, 子どもの教育にも尽力している。 現在 笠田昭吟会主宰。公益社団法人能楽協会 神戸支部常議員及び教育特別委員。 神戸観世会会員。日本能楽会会員。上田同門会所属。重要無形文化財総合指定保持者。 笠田昭吟会社中の指導。朝日カルチャーセンター大阪講師。須磨区民センター講師。関西学院大学能楽部講師。等を勤める。
【北村 明子(きたむら あきこ)】
振付家・ダンサー、信州大学人文学部准教授。早稲田大学入学後、ダンス・カンパニーLeni-Basso結成。1995年文化庁派遣在外研修員としてベルリンに留学。モントリオールHOUR紙''ベストダンス作品賞''などの受賞歴もあり、世界各国で絶賛を得る。10年からソロ活動を開始。11年7月〜ACE dance&musicへの作品創作の為イギリスに滞在。12年4月インドネシアとの国際共同作品"To Belong"をジャカルタにて発表。9月に東京、シアタートラムにて公演予定。
【國吉 和子(くによし かずこ)】
1952年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科卒。舞踊研究・評論。現在、多摩美術大学客員教授、明治学院大学・立教大学等で非常勤講師。舞踊学会理事。「舞姫の会」(土方巽研究会)主宰。著書『夢の衣裳、記憶の壺――舞踊とモダニズム』、編著『見ることの距離――ダンスの軌跡1962〜1996』、共編『日本洋舞史年表』、
最近の論文では「「病める舞姫」試論」(『土方巽――言葉と身体をめぐって』収録、角川学芸出版2011年)
(写真:中村博)
【鞍掛 綾子(くらかけ あやこ)】
1998〜08年NY 在住、NY州立Purchase大学,大学院ダンス科を卒業(平林和子に師事), 修士号修得。NY新人振付賞を受け、現在に至るまでNY,スペインを中心に創作、公演活動を続ける。06年よりイスラエルを往来、オハッド・ナハリン(バットシェバ舞踊団芸術監督)の考案したダンスメソッド、GAGAを 日本で広める活動を始める。09年日本人として初めてのGAGA講師の許可を得る。現在/GAGAJapanプロデュ−サーhttp://gaga-japan.org 神戸女学院大学舞踊専攻非常勤講師。
【黒沢 美香(くろさわ みか)】
横浜生まれ。1982?85年NY滞在中ジャドソン・グループを追いかける。85年「黒沢美香&ダンサーズ」始動。99年ソロダンス『薔薇の人』シリーズ開始。最近は踊る大学教授陣 「ミカヅキ会議」結成。子どもの文化芸術体験事業や、社会・地域連携プログラムに参加。舞踊コンクール第1位、新人賞、優秀賞、舞踊批評家協会賞、日本ダンスフォーラム賞、ニムラ舞踊賞など受賞。
日本のコンテンポラリーダンス界のゴッドマザーと称されている。
(写真:のぎすみこ)
【古後 奈緒子(こご なおこ)】
舞踊史・舞踊理論研究、批評。「C/P」、「京都芸術センター通信」、カルチュラルウェブマガジン「log-osaka」、「シアターアーツ」他に執筆。2005年よりdance+[http://www.danceplusmag.com/]を運営、京都国際ダンスワークショップフェスティバルでビデオサロンやドキュメント活動を行う。08年より演劇計画ブレインを経てKYOTO EXPERIMENTアドバイザー。
12年秋学期に神戸女学院大学で舞踊史を担当。ダンスについて様々な人が視点を交換できる場に興味があります。
【Jodi Melnick(じょでぃ めるにっく)】
振付家、ダンサー、ダンス講師。NYCを拠点に活動している。2001/08年に「ベッシー賞」を受賞。90〜94年トワイラ・サープ ダンスカンパニーのメンバーとして活躍し、09年に再び協働。彼女の作品は、ダンス・シアター・ワークショップやラ・ママをはじめ海外のフェスティバル等で数多く上演されている。また、トリッシャ・ブラウンダンスカンパニーにゲストダンサーとして出演、演出助手も努めた。
(写真:Kris Murphy)
【相馬 千秋(そうま ちあき)】
「フェスティバル/トーキョー」プログラム・ディレクター。2002年よりNPO法人アートネットワーク・ジャパン所属。主な活動に東京国際芸術祭「中東シリーズ04-07」、横浜の芸術創造拠点「急な坂スタジオ」設立およびディレクション(06-10年)。第一回のF/T09春より現在まで、F/Tの全企画のディレクションを行っている。
【手塚 夏子(てづか なつこ)】
1970年横浜生まれのダンサー/振付家。自身の体を素材とし実験する作品『私的解剖実験』シリーズを制作。体の観察から、関わりそのものの観察まで視座を広げ、小さな単位の物事を多角的に照らし出す。現代に生きる人々および自分にとっての前提を揺さぶり、世界を認識する多様な感覚へと可能性を開き続ける。10年から、日本を始め様々なアジアの民俗芸能を調査している。
【内藤 英代(ないとう ひでよ)】
off the mat 主催。米国ハワイ州ヨガハワイにてRupali、Tania Jo Ingrahamの指導のもと全米ヨガアライアンス取得。Paul Grilley指導のヨガ解剖学、インヨガ指導者養成修了。東洋医学の考えをヨガに取入れた沖ヨガ指導者養成修了。主なヨガの指導はハタヨガ、ヴィンヤサスタイル、インヨガ。ヨガは人生をよりよく生きるための哲学。自分らしく生きるために、ヨガのあるライフスタイルを提案、普及に努めている。
【中島 那奈子 (なかじま ななこ)】
日本舞踊宗家藤間流師範名執藤間勘那恵。2006年NY大学客員研究員、10年ベルリン自由大学で博士号取得後、11年より日本学術振興会・特別研究員(PD)。04年からNY及びベルリンで、ダンス・ドラマトゥルクとしても活躍。12年には、ベルリンでダンスシンポジウムを開催。ドラマトゥルギーとしては、砂連尾理「劇団ティクバ+循環プロジェクト」などがある。他、講演・論文・パフォーマンス多数。
【中村 茜(なかむら あかね)】
株式会社プリコグ代表取締役/NPO法人ドリフターズ ・インターナショナル理事。2004〜08年STスポット横浜プログラム・ディレクター。04年より吾妻橋ダンスクロッシング、チェルフィッチュ、ニブロール、康本雅子などの国内外の活動をプロデュース。11年より日本大学芸術学部非常勤講師。12年5月、大分/別府にフリースペースPUNTO PRECOGオープン。
【東野 祥子(ひがしの ようこ)】
Dance Company BABY-Q主宰・振付家・ダンサー。劇場やオルタナティブスペースにて数々の作品を発表し、近年は海外のフェスティバルなどにも招聘され高い評価を受けている。ソロダンサーとしても即興ミュージシャンとセッションを展開する。スタジオ「BABY-Q Dance Lab」を運営、ダンスワークショップなども行っている。''トヨタコレオグラフィーアワード''ど受賞歴あり。
また、洋服デザインやCDリリース等様々なジャンルで活動を行う。
【HIRO(ひろ)】
G'dKingZ Ent.代表。DANCERとして関西を中心に活動しDANCEだけでなくSTREET BRAND WHOLENINEの専属モデルや独自でイベントプロデューススクール展開・自社BRAND GROOVE DIGGERZ等をまとめるまさにエンターテイナーの名にふさわしい逸材!!
【三林 かおる(みつばやし かおる)】
バレエスタジオセルピエ主宰。舞台芸術監督・振付・指導を担う。ダンスユニット「TEN+三林かおる」等で活動中。7歳よりバレエを始め、17歳Vaganova Ballet Academy(ロシア)へ留学。法村・友井バレエ団を退団後、ジャズ・モダンダンス・ピラティスを学ぶ。2001‐04年 Dance company 'ca-ballet'在籍。01‐06年 北村成美「i.d.」影絵ダンサー。バレエ講師歴20年。幼児から一般まで年齢・経験に応じてバレエクラスを担当している。
【武藤 大祐(むとう だいすけ)】
ダンス批評家。群馬県立女子大学文学部准教授。20世紀のダンス芸術の急激な発展を西洋とアジアの出会いの所産と見るグローバル・ヒストリーを研究。共著『バレエとダンスの歴史』(平凡社、2012年)、論文「大野一雄の1980年」(『群馬県立女子大学紀要』第33号、2012年)、「イヴォンヌ・レイナー『トリオA』における反スペクタクル」(同30号、2009年)など。韓国のダンス月刊誌『?』で時評を連載。Indonesian Dance Festival(ジャカルタ)共同キュレーター。
【山田 うん(やまだ うん)】
Co.山田うん代表。ダンサー。振付家。カンパニー作品、ソロ作品共に国内外での舞台公演や劇場外でのライヴ、パフォーマンス。保育園、小中学校や福祉施設での出張授業。ジャズ、クラシック、地域芸能など多種多様な音楽家とのコラボレーション。オペラや演劇の動作指導や振付。 数学や物理等の学術研究者とのセッション。 ヨガ指導。絵本作。間口と奥行のある思考を持った多岐に渡る活動は、国や地域性、ジャンル、世代を超えて多くの人々から注目を集めている。
(写真:姫田蘭)