日時:2013年1月18日(金) 17:00 / 19日(土) 14:00
会場:Art Theater dB 神戸 ※会場アクセスはこちら
料金:前売1500円 / 当日1800円 / 長田区民・高校生1000円 (中学生以下は無料)

第1回成果上演 選考委員:小倉由佳子、唐津絵理、竹田真理、橋本裕介、大谷燠
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8月1日から1月18日17:00まで=160日17時間=14,749,200秒
ここは学校のようで学校ではない場所です。計14名の参加者が、約8ヶ月間、共に悩み切磋琢磨できる仲間と共に、愚直に日々ダンスに取り組み、自身の現在地を確かめながら、自らの表現のあり方や方法、手触りを模索し、最終的には発信する<場>です。

8月1日。入学式、第1回目の講義が開始。 以降、計23名の講師による延べ約100コマの講義や実践クラス等を受講しながら、自らの作品プランを組み立てる。 10月30日。振付家コース受講者が各々の作品プランをプレゼン。 10月31日。30日に応答するかたちでダンサーコース受講者がプレゼン。第1回目の成果上演の座組み(振付家/出演者等)が決定。

いま、この場で、自らの表現をどのような人にどのように伝えていくことができるのか。 日々の営みの中にあるあらゆるものを孕んだ"身体"を通して立ち現れる"ダンス"という捉えがたいものと対峙し、可能性はいつも曖昧なものの中にあることにまみえながら、14名の新たな一歩をここに開きます。どうぞお立会いください。





木村 玲奈重里実穂田添幹雄中間アヤカ
電車の中で、カラダは少し緊張していた。飛び交う馴染みのない言葉がノイズのようにザーっと耳に入ってくる。
自分だけ?とあたりを見回すも、みんな普通の顔。 同じ日本に生まれても肌に馴染んだ言葉、思い描く景色、色、音もさまざま。
そんなさまざまを見つめ直してみる。むっちゃじっくり、たげ注意深く、しんけん試すことで見えてくるカラダとの関係。
他者との関係。そしてそれは自分と向き合うことでもある。   
帰りたい場所はどこ?今いる場所はどんなところ?出身地のバラバラな4人による作品。
くはのゆきこ斉藤成美住吉山実里
あなたにもわたしにも自分だけの身体の癖と動きがある。指紋のようなもの。 矯正しようとすればするほど、それはより深く身体のなかにわたしを刻み込む。 2012年度改訂版。アップデートはこちらから→
「私(人間)は脳のことで、身体はそこから指示を受けて動くただの人形だ」という思い込みのもと、
日常風景の中で習慣化された「動き」やその人だけの「癖」を記号と捉え、日々抽出している。
記号化された身体は映像を構成する画素のようなもので、それらが結合したとき果たしてどのように見えるのだろうか。
小林美季中間アヤカ小林美季
踊ることで得られる「特別な感覚」を「形」に残したいという衝動から、振りやフレーズをグラフィックとして描き残すという作業を続けてきました。
それらのグラフィックをモチーフに、世代の違うダンサーと身体的記憶を共有する。劇場という空間に描くインスタレーションとして創作します。
高木貴久恵高田麻里子高木貴久恵
剥き出しの場所。剥き出しの身体。突然風景は変わり、意識は揺らぐ。 2人の女性という最小限の関係性から、私たち、わたし、を新たに見つめる試み。
なにが踊りになるのかという純粋な問いかけと、関係性のなかから見えてくるヒトの孤独をみつめることから作品を立ち上げていく。
中西ちさと斉藤成美田添幹雄藤林佑梨中西ちさと
人と100%わかりあうことなどできない。そもそも「わかりあうこと」がどういうことかもわからない。
それでもあなたに近づきたいと思ってしまうのは何故か?                                
壮大な回り道をしながら、言葉という合理的な手法とダンスという非合理的な手法を用いて少しでも「あなた」に近づく。その試みと可能性。
西岡樹里田添幹雄住吉山実里中間アヤカ藤林佑梨松本鈴香
日常の景色を作るあらゆるモノ。それらは人との関係や時間などによってさまざまに姿を変えている。まるで魂を持っているみたいに。
今回は生身のカラダを使い私たちの知らない景色を探す。その光景は、いったいどんなものなのか。
福森ちえみ田添幹雄藤林佑梨重里実穂中間アヤカ
今の自分の形成している一つ一つの'部品'。何かが足りない、何かが満たされていない・・・・ 
自分では開けられない'未知の窓(unknown self)' を今夜、開けます。                       
※これは、自分の知らない自分を探す舞台ドキュメンタリーです。