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国内ダンス留学とは?

日時:2014年1月11日(土) 18:30 / 12日(日) 13:30
会場:ArtTheater dB 神戸 ※会場アクセスはこちら
料金:前売2000円 / 当日2300円
   25歳以下・長田区民1800円 (前売・当日共通) / (中学生以下は無料)
ご予約・お問い合わせはこちら

文化庁委託事業「平成25年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
主催:文化庁、NPO法人 DANCE BOX 企画:NPO法人 DANCE BOX 助成:公益財団法人福武財団

 本公演は、文化庁委託事業「平成25年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」の一環として、NPO法人DANCE BOXで行われている「国内ダンス留学@神戸」2期に参加しているダンサー、振付家、制作者によるダンス公演です。

 「国内ダンス留学@神戸」第2期では20代の若手9名が集い、7月からダンス漬けの日々を過ごしてきました。 総勢20名以上のアーティスト/批評家/研究者/制作者を招いてクラスや特別ワークショップを行い、その後本公演に向けたクリエーションが開始しました。 振付家・ダンサー・制作者が対等な立場でぶつかり合いクリエーションする2作品から、プロデューサー/批評家の審査員に迎え1作品が選出されます。

 選出された作品は、リ・クリエーションを経てフルレングス(約60分間)の作品に発展させ3月21日(土)・22日(日)に上演します。 次代を担う振付家・ダンサー・制作者の新たな第一歩となる本公演を是非ご覧ください。

作品詳細

父の「形式」
振付:内田結花
出演:川瀬亜衣中根千枝藤原美加
ドラマトゥルグ:下村唯



【text】
―Father of "format"―
―Format of "father"―
カベ一枚を隔てた枠の中で日々繰り返されている1日。 カベ一枚を隔てているからこそ繰り返される日常。
隔離された空間のなかで生まれた「形式」は、 いったい誰がつくり、誰が壊すのか?
今日わたしたちは自己認識のある「形式」と 自己認識のない「形式」の中で過ごしている。
生きる手段は生きる目的となり、父は知らない間に「形式」に 踊らされている。
どうしてわたしはひとりっきりで自分の苦しみを考え、 苦しむ場所をさがしたいというのだろう。 トビラを開けると、向こうは世間。

逃ゲノコウテイ
振付:山本和馬
出演:川瀬亜衣中根千枝藤原美加下村唯



【text】
ツミカサネル イキル 選択 イッポウテキナ価値
此処デハナイ ドコカエ ユラガナイ身体 逃ゲノ反動
ツクル言訳 タズサエル理由 探スコタエ 揺ラグ 定義

私の選択をあなたが「逃げ」と言ったとしても、私はその「逃げ」を肯定してピッピ。

講師からの応援コメント

ウォーリー木下(戯曲家・演出家・フェスティバルディレクター)
この国内ダンス留学という方法は実はとてもうらやましくて、
僕が若い頃に演劇でもこういう場所があったらだいぶ違っただろうなと思う。
劇場という場所で作品をつくりながら、様々な出会いをして、現場のことを学べるのはとてもラッキーなことです。
そのラッキーを次のラッキーに繋げられるといいですね。
そして10年後とか20年後とかにつながる作品ができるといいですね。応援してます。

西川文章(サウンドエンジニア・音楽家)
"身体、音がどんなことになっていくのかわくわく期待しています"

北村明子(振付家・ダンサー)
楽しくも苦しくも、、、あたりまえの前提をひっくりかえしながら、自分のダンスをしっかりつかんでください。
ダンスの中のダンスから、ダンスの外へと電波するからだ、期待してます!

三浦あさ子(舞台照明家)
面白い作品を一緒につくりましょう!

鈴木ユキオ(ダンサー・振付家・カンパニー「金魚」主宰)
2期生の皆様、お元気ですか。一緒に体を動かして色々話しましたね。
多様な考え方や体に触れて混乱することもあったかもしれませんが、
あとは迷わず自分のやりたいことを突き詰めてくださいね。
楽しみです。

中西ちさと(ダンサー・振付家・パフォーマンスグループ「ウミ下着」主宰)
絞って絞って漉して濃くして。
新長田の光を浴びて空気を吸って育った作品を、楽しみにしています。

武藤大祐(ダンス批評家)
人間なので、野性には戻れないかもしれないけど、
せめて野良になって、 ムチャクチャやりましょうよ。
大きいことを。

鞍掛綾子(GAGA Japanプロデューサー・振付家・ダンサー)
今年もみんながとても素敵な時間を仲間と共に過ごし、学んでいるのを感じます。
そんな環境を選んで来た皆さんが費やす貴重な時間の経過を、私も楽しみにしています。
創るひともそれを踊るひとも、たくさんのことを吸収しあいながら、最後まで頑張ってください~

岩淵多喜子(Dance Theatre LUDENS主宰・振付家・ダンサー)
9月の後半に[拘りを形にする]というクラスをやりました。言葉から、造形から、感情から…色々試しましたが、結局のところ、手法であるhowは色々例を上げられても、作品づくりの核になるwhat、一番大切なところについては創作者本人からしか生まれ得ないものですよね…今年の振付家コースの一人一人の拘りが、最終的にどんな風に作品となっていくのか、コースの途中経過に携わった一人として、また一観客として、とても楽しみにしています。頑張ってください。

隅地茉歩(ダンスカンパニー「セレノグラフィカ」主宰)
求めているものは全部、既に自分の中にあると思います。
「絞って」みて下さい。びっくりするものが出て来ますよ。

阿比留修一(ダンスカンパニー「セレノグラフィカ」主宰)
ダンスを踊ったり、振り付けたり、人と一緒だったり、人の前だったり。
ダンスは沢山の力と希望が溢れているはず。
そんな幸福に満ちた時間と空間を、自分という身体でいきいきと生きてください。

黒沢美香(ダンサー・振付家)
踊るとは異常なことです。へんなことです。へんな人がいることが豊かさにつながります。
あなたはすでに異常なことに向かっていますから人類はまだ生きられる。
ありがたい。踊ってくれるなんてありがとう。

塚原悠也(ダンサー・ダンスカンパニー「contact Gonzo」)
とりあえず、いまあるもの全部ぶっ壊して欲しい。
僕らが立ってる根拠ごと。
みんなそれを待ってる。
全部ぶっ壊れた後にまだ立ってられたらどこでもなんでもやれる。

岡登志子(「Ensemble Sonne」主宰)
クラスの中で皆さんの眼差しが日々研ぎ澄まされていくことを感じています。
作品を拝見するのを楽しみにしています。
頑張って下さい!!!

大野慶人(舞踏家)
思い切りの良さと丁寧さのある、キラッと輝く、明日のある舞台であってほしいと願います。
学ぶ姿勢はすばらしかった。感動しました!