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「国内ダンス留学を終えて」5期生のコラム1 | BLOG | NPO DANCE BOX

2017.5.17

「国内ダンス留学を終えて」5期生のコラム1

ダンス留学での8ヶ月間は、プロのダンサーと変わらない生活をすることになります。

公演レベルで振付家の作品に関わることは、普通のダンスの稽古をすることや、ワークショップで振付家の作品のエッセンスに触れることとは全く違います。振付家の方々にとっても、自分の名前のついた作品を観客に対し提示する取り組みとなるので、そこで求められるレベルに、ダンサーとして応えなければなりません。

私は公演を繰り返すことで、本番のテンションやコンディションとはどういったものかを肌で学びましたし、肉体的にも精神的にも、そこへ向けて日々コンディションを整えていくことを学びました。プロフェッショナルなダンサーとなるために今の自分に足りないものは何なのかも、より具体的に明らかになると思います。

また振付家によって、重要視する点やダンサーに求めることが驚くほど違っていて、それを体験として体で感じることはとても新鮮で、多くの発見があると思います。コンテンポラリーダンスの視点や立場、考え方の多様さを垣間見ることができますし、作家によって全く作品の作り方が違うので、ダンサーはもちろん振付家を目指す人にとっても学びが多いと思います。

ダンスは人を扱うもので、相手や環境によって、その時々にアプローチを変える能力が必要であり、実践でしか学ぶことができない面がほとんどだと思います。その実践の渦中に身を置いて、様々なケースを目撃することができます。

スタッフとして関わってくださる、企画制作、音響、照明、舞台監督の方々も一流の方達です。1アーティストとして、厳しくも温かい目で留学生を見てくださっていて、それぞれの分野につて、いつでも何でも教えてくださいます。こちらが学ぼうとする姿勢が大きければ大きいほど、舞台作品について、また日本のコンテンポラリーダンスの現状についても、総合的に学べる環境が整えられています。

この日本社会で、ダンスボックスという場所自体もとても興味深く面白い場所です。良いことばかりでウソみたいですが、本当にこのような場所です。このような経験ができるところは他にはないと思います。

8ヶ月間、環境を変える決意をして、移住し、ダンスだけに身を投じることは覚悟がいりますが、その覚悟に見合った経験ができます。

迷っているならとういよりも、迷うことができるくらいに参加できる可能性が少しでもあるなら、参加した方がいいと思っています。

 

国内ダンス留学@神戸5期生 山野邉明香

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