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【『感電しましょ そうしましょ』】yummydanceとは(国内ダンス留学@神戸5期 泰山咲美) | BLOG | NPO DANCE BOX

2018.2.1

【『感電しましょ そうしましょ』】yummydanceとは(国内ダンス留学@神戸5期 泰山咲美)

REPORT

2018年2月3日(土)、4日(日)に上演されるyummydance新作公演「感電しましょ そうしましょ」。yummydanceが関西で単独公演を行なうのは、19年目にして初めて。そこで、あまりyummydanceのことをよく知らない方へ、yummydanceを「姉たち」と呼ぶ 国内ダンス留学@神戸 5期修了生の泰山咲美(愛媛出身)のレポートを送ります。

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19年前、松山で生まれたダンスカンパニー yummydance。国内外で幅広い活躍を続ける彼女たちが、この度関西で新作を発表する。

私がヤミーダンスと出会ったのはちょうど10年前。その頃から彼女たちはアーティストとしての創作の他に、若いダンサーや役者の育成にも関わる仕事をしていた。まだ10代だった私は何も知らないながらに彼女たちのワークを受け、作品を観る機会に恵まれたわけなのだが、この時初めて松山の地で「本物」に出会った!と感じたことを今でもはっきりと覚えている。

yummydanceには、振付家という固定されたトップはいない。4人全員が振付家であり、4人全員がダンサーである。「そんな無責任な。」と若い時にどこかで言われたことがあるらしいけど、彼女たちは全く怯むどころかその逆境を、自分たちのダンスを、作品を通してしなやかにそして確固たるものにしていった。

これは昨今のダンスカンパニーの中でも稀有な独特のスタイルだと思う。もちろん、作品によっては一人が振付家として全ての責任を担う形もとってきた。私が知る限りの10年間でも、数年毎に打たれる新作は毎回振付家が変わり、毎回色も形も味も違う互いの作品に全力で命を削っている彼女たちの姿を目の当たりにしてきた。

型に囚われない独自のダンススタイルは、観ている人にそっと寄り添ったり揺さぶったり火を付けたりもする19年間互いの身体を知り尽くす者同士だからこそ織りなせるムーブメントやコンタクトは、目に見える向こう側の世界を開いてくれる。

そう、彼女たちの舞台には舞台をつくる人間が命を懸けていないと見えてこない、何か特別なものがある。一言でいうならば、それは刹那であり狂気であり、愛だ。

一度、終演直後の彼女たちが本当に明日のジョーのように灰色になって燃え尽きているのを見たことがあるが、あんなに普段キュートで温厚な女子たちからは想像できなくて、ちょっと人間沙汰とは思えなかった(笑)

でもそういうアーティストとしての命を18年間燃やし続けているのだから、本当に凄い。何度も「もうここまでか、、」と本気で諦めかけていた時期も知っている。身体だって刻々と変化し続ける。その中で今回、初の関西単独公演を打って出るyummydance。一体どんなダンスを私達にプレゼントしてくれるのだろう?考えるだけで胸が熱くなる。

きっと今回も想像を超えて、甘味で珍味でスパイシーな、愛と狂気に満ちた瞬間を味わせてくれるに違いない。

(テキスト:ダンス留学@神戸5期生 泰山咲美)

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ダンスボックス<踊りの火シリーズ>

yummydance新作公演「感電しましょ そうしましょ」

2018年2月3日(土)19時公演/2月4日(日)15時公演

その他詳細はこちらのページをご覧ください。