作 : 江坂一平　出演 : 江坂一平、岩田奈々

作品コメント
同世代だとは思いますが、少し年代差のある男女のデュオ。直接関わり合う事から生まれてくるのではなく、互いの自発的な意志が方向性を持ち、相手と結びついている関係性を目指します。

プロフィール
近畿大学演劇・芸能専攻卒業後、パフォーマンス団体「男肉 du soleil」団員となった江坂一平により、2008年に結成。同年11月、「Connect Vol.2」(於・芸術創造館)にて、「fail/」発表。 状況を与え、それを成立させる、又は突破する際の意志の方向性を重視し、同時代を生きる世代としての「価値のある身体」を求める。

作・演出・出演 : 帰山玲子

作品コメント
今回は高田渡さんの『さびしいと　いま』をきっかけに作りはじめました。壁の向こうにいる誰かを探っています。あるいは天井裏から光を投げかける眼。部屋のすみの暗闇から発する熟した香り。からだにできたくぼみ、影。それらを照らす光。

プロフィール
もともと京都の遊劇体で芝居をしていた。野外劇に夢中になる。04年に空手を母体とした新体道という武道に出会い、以後稽古に専念。いっとき舞台から離れる。今年に入ってぼちぼち作品を作りはじめ、形にしようと思い立つ。

作 : 小西和恵　出演 : 栗谷ダンス

作品コメント
今回は、昨年11月公演からの作品、『雨〜ネイティヴダンサー〜』を皆様にお届けいたします。　
『雨』。。
はねてはかえる
波打つリズム・・・
誰が動かす　心の臓
笑う感覚　どこからくるの・・
色即是空
空即是音。。
道端の　ありふれた
素晴らしき日常に
自分色の想像力★
雨粒あそぶ　空間彩る
栗谷ダンス☆
どうぞ、お召し上がり下さいませ。

プロフィール
1997年　たこ踊りの町、明石で栗谷ダンス結成。音好きの仲間たちが集合。身体という自分だけにしかない個性を大事にした表現と、音に溶け込みたい一心で創作を始める。結成後10年間は、ゆるりと創作に励み、　年に2、3回のペースで恩師の舞台で発表させて頂く。
2007年10周年記念自主公演『栗谷ダンスライヴ！』(SITE KOBE)、　2008年『でたらめがほしい』(東京バビロン〜)、2009年『わりと雨』(神戸アートビレッジセンター)、などを敢行。これからも、ハッ！とするようなダンス表現を目指し、日々、創作に邁進いたします。

作・出演 : 竹林典子　出演 : 小平奈美子、山口香奈

作品コメント
人は無関心になれるのだろうか？無関心とは、どのような感情の動きになるのか？現代社会において薄れがちな人との関係。無関心になるということは、孤立孤独、無味無臭な世界を生みただ空間を漂う姿になる。その奥底に沈む人が追い求めているものは何なのか？
自己と他者との境界線を見つめ現代社会における人の一面を浮き彫りにする。

プロフィール
０６’結成。人の心の動きを身体を通し様々な角度より作品を制作。
０６’０８’アルティブヨウフェスティバル公募公演出演。「Ｃｏｎｔａｃｔｓ〜ひととひととの間に起こること〜」、「Ｒａｒｄ〜みちの空〜」発表。
０９’東京デザインフェスタ（東京ビッグサイト）「Ｆａｃｅ　Ｔｏ　Ｆａｃｅ〜向き合って〜」発表。１０’埼玉県ふじみダンスフェスティバル「０の記憶」発表。
自主公演０８’「Ｌｉｆｅ」、１０’「ＢＲＩＤＧＥ〜未来へかける橋〜」など関西のみならず関東地方でも活動中。

演出・振付・出演 : 日置あつし　テキスト・音楽・出演 : 菊池有里子　出演 : 中田裕美子、真塩優、西崎レンペー

作品コメント
妄想とは、何なんだろう？と思っていたら、エドワード・リアの詩にエドワード・ゴーリーが絵を描いた『ジャンブリーズ』『輝ける鼻のどん ぐ』という絵本に出会った。その二冊を菊池有里子に預け、全く別の二次創作を一任した。そうして書き上がった文章から『敗北の王』としダンス作品を創作。Dance Circus KOBEではその中の”どんぐ”に焦点を充てた短編作品を生演奏上演予定。

プロフィール
2008年、日置あつしを中心に活動開始。ダンサー・パフォーマー・仕立て屋・音楽家…様々な要素を持った人が集まるダンスカンパニー。バー にギャラリー、そして、森の茂み・神社・地下通路…劇場空間だけにとらわれず、どんな場所にも身体一つで踊りに行き、ちょっとしたスパイスを作品に織り交ぜて届けて廻る。そうこうしているうちに『4Beers』という作品シリーズを毎年12月に10年続けてみる事になり、今年はその第三弾『4Beers~2010~』を上演予定。只今場所探し中。

振付 : 瀬川貴子(Sphanic Arts Dance Theater)　音楽 : Latex(Mum)、Radio BBC、瀬川貴子(声)

作品コメント
美しさは平然と私達の周りに存在しているもの。
しかし、それらは自然にありすぎて見失われやすい。
価値あるものや言葉では比べる事の出来ない輝きを持ち合わせ、
真っ直ぐでピュアな何かを伝える事ができる。
その確信に満ちている美しさ。それを見た時、いつしか滑稽にも見えてくる。
この作品は、‘Rose of life’というイギリス人の詩人により書かれた詩を基に、パフォーマー紘子を重ね合わせ作り上げた。
彼女の人生を今、この時間、瞬間に感じる全て、そして、一瞬一瞬変化していく
様子を彼女なりの表現で舞台にのせていく。

プロフィール
【瀬川貴子】
日本体育大学卒業後、渡英。ヨーロッパでの様々なダンスカンパニーで活躍。
1999年より8回にわたり海外よりダンサーを招聘し自主公演を行う。
2007年には、Sphanic Arts Dance Theater を設立。高知県文化財団より助成を受け、‘Sod`を発表、Dance and Media　Japanとコラボする。
2009−10は、コンクール作品の振付や、ワークショップなど日本での活動をしてきた。
現在、カナダを拠点に活動中。 Across Oceanのアシスタントディレクター兼ダンサーとして活躍。

【中川紘子】
同志社大学卒業後渡英し、London contemporary dance schoolにて一年コースを修了。
その後Intoto dance companyに所属し、英国ツアーにて各地の劇場でパフォーマンスを行う。
帰国後は大阪を拠点に活動中。元フィギュアスケート選手として、氷上における表現も追究中。

演出・振付 : 高野裕子　出演 : 高野裕子、UME2 BRAND-NEW*

作品コメント
「素直になるために　自分の気持ちを隠した
嘘をつくために　自分の気持ちを隠した　
誰かに愛されたくて
自分の中身をがらんどうのように見せても
人間は人間であるしかない」　
「人間」という同じ種から生まれ出る動きは、時に異質で、時に調和を奏でる。
言葉や動き、感情を以てしても満ち足りることのない、人と人との関係を表現したい。

プロフィール
【高野裕子】
ダンスアーティスト　ダンサー・振付家。 2010年神戸女学院大学音楽学部舞踊専攻卒業。島崎徹、村越直子、Owen Montagueに師事。「存在と関係」を根本とした作品を作り続けている。
http://you-reve.com

　　　　　　　　
【UME2 BRAND-NEW*】
フリースタイルアニメーションダンサー。アニメーションダンスとパントマイムをベースに、時間と空間を錯覚させる不思議な動きで、世界観を大切にした作品を制作、発表し続けている。DANCE COMPLEX 2008 審査員特別賞受賞。
http://ume2brandnew.blog.shinobi.jp