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  • 自信なさげに、けれども思い切って新たな世界を手繰り寄せようとする西岡樹里さんの戸惑いの揺れや、大きな声を出すことがあまり得意ではないけれど、ささやかな言動や振る舞いをする白井宏美さんやカロルが発する細かな振動、そして言葉が通じないと分かりながらもニコが繰り返し行うディスコミュニケーションという接触、また自らの足で歩いたり走ったりすることは出来ないけれど、スケートボーダーのように車椅子で町を疾走する福角宣弘さんのダイブ感、そんな彼等の息吹と、また対話が感じられるようなダンスを僕は作ってみたいと思います。
    それは、もしかしたら彼等の表現がこまやかな分、時に見えづらいダンスになってしまうかもしれません。けれども、そんな微細な世界に僕は目を凝らし、耳を傾けたいなと思います。なぜならそのように世界をデザインし直し、日々を生きていくことが僕にとっては新たな希望と感じるからです。
    だから、そんな世界をどうしたら感じ合い、考えることが出来るのか?ドラマトゥルグの中島那奈子さんとは2009年から引き続き、そして今回新たに映像作家の望月茂徳さんとThikwaに長年関わっているゲルトを加え、一緒に考えたいと思っています。
  • 出演 カロル・ゴレビオウスキ、 ニコ・アルトマン、 ゲルト・ハルトマン、
    福角宣弘、 白井宏美、 西岡樹里、 砂連尾理
  • 振付・演出 砂連尾理
  • ドラマトゥルク 中島那奈子
  • 舞台美術 望月茂徳
  • 演出助手 ゲルト・ハルトマン
  • ツアー・マネージャー ニコル・フンメル
  • 舞台監督 大田和司
  • 照明 三浦あさ子
  • 音響 西川文章
  • 写真 以倉里江子
  • イラスト ぶつぐ
  • 宣伝美術 砂連尾瞳
  • 砂連尾理
    大学入学と同時にダンスを始める。1991年、寺田みさことダンスユニットを結成。近年はソロ活動を展開し、ジャンルの越境、文脈を横断する活動を行っている。2008年から一年間、文化庁研修員としてベルリンに滞在。立命館大学、神戸女学院大学非常勤講師。
  • カロル・ゴレビオウスキ
    2004年より劇団ティクヴァに所属。2006年、初舞台。その後、「Kafka at the edge of words」のような様々な舞台にパフォーマーとして出演。ゲルト・ハルトマンとは「Presence. Cancelled」「Nosedive」で協働する。
  • ニコ・アルトマン
    23才、劇団ティクヴァの最年少メンバー。2007年よりティクヴァ-ワークショップに参加。以降、「Nosedive」やダンス作品「Puppetina」のような様々な舞台に参加。砂連尾とは2009年「Umbra」で協働する。
  • ゲルト・ハルトマン
    演出家、作家、ジャーナリスト。ドイツ、チリ、オーストリアにて数多くの作品を制作。1993年より継続して演出家、指導者として劇団ティクヴァに関わっている。彼の詩的で妖的な作品は様々な地域やフェスティバルに招聘されている。
  • 福角宣弘
    車いす常用(車いすバスケ・テニス・マラソン等)。様々なスポーツに励むスポーツマン。腹話術のパフォーマーでもある。自由自在に車椅子を操りながら、07年から「循環プロジェクト」に参加。 印刻師。
  • 白井宏美
    24歳。大阪府障がい者芸術・文化オープンカレッジのダンスコースに2003年頃より参加。'07年から「循環プロジェクト」に参加。宝塚とダンスと動物とピンク色をこよなく愛す。日々、善人工房にて織物(さをり・裂き織り)を織っている。
  • 西岡樹里
    モダンジャズ、マーサグラハム・テクニック、バレエ、コンテンポラリーダンスなどを学ぶ。神戸女学院大学の舞踊専攻を卒業。様々な振付家の作品にダンサーとして参加しながら、自身の作品も制作している。
  • 中島那奈子
    2006年より米国NY大学客員研究員等を歴任。ドイツ学術交流会の給費で『踊りにおける老い』を執筆、ベルリン自由大学で博士号取得。2004年からダンス・ドラマトゥルクとして活躍し、ルシアナ・アーギュラーとの作品は2006年NYベッシー賞受賞。 
  • 望月茂徳
    1977年埼玉県生まれ。筑波大院、博士(工学)。'05年、IPAより「天才プログラマー/スーパクリエイタ」認定。テクノロジーから見た身体表現へのアプローチとして研究室学生(目次護、小原光洋ら)とプロジェクトに参加。立命館大学映像学部准教授。
  • 劇団ティクバ
    1990年、障がいのある人・ない人もパフォーマーとして鍛錬される場として発足し、今日までベルリンでの舞台芸術シーンに一石を投じる役割を果てしてきた。以降、40以上の作品を、演出家や芸術団体等との共同作業によって制作され、国内外で上演を重ねる。
  • 循環プロジェクト
    障がいのある人・ない人の境界線を、舞台表現を通じて、クリエイティブに超える試みとして2007年始動。作品「≒2」は国内6箇所で上演。Thikwa+Junkan Projektは、循環プロジェクトのダンスチームの一部メンバーが参加。
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  • タイトル 劇団ティクバ+循環プロジェクト 神戸公演
  • 日時 2011年 3月 5日(土) 〜 6日(日)
  • 時間
    ※受付開始は
    開演45分前、開場開始は開演20分前

    5日(土) 15:00 / 19:00
    6日(日) 15:00
  • 料金
    ※学生は当日要証明書
    一般前売 ¥ 2,300
    一般当日 ¥ 2,800
    学生・障がい者 ¥ 1,500
  • 会場 Art Theater dB 神戸
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  • 予約・お問い合わせ
    NPO法人 DANCE BOX
    TEL 078-646-7044
    FAX 078-646-7045
    メールでのお問い合わせは CONTACT US
    ご予約方法は TICKET RESERVE
  • 主催など 主催 NPO法人ダンスボックス
    共催 劇団テイクバ
    協力 しが県民芸術創造館
    助成 平成22年度文化庁国際芸術交流支援事業、大阪ドイツ文化センター、
    Senate Chancellery of Berlin、文化・芸術による福武地域振興財団、
    アサヒビール芸術文化財団
    後援 財団法人神戸市民文化振興財団、神戸新聞社

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