TOP >> ARCHIVE >>新長田で踊る人に会いにいく「新長田のダンス事情(仮称)」5年目のイベント
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  • 「ダンス」や「踊り」という表現活動に十七年に渡って取り組んできたdBにとって、当プログラムを始めたきっかけはごくシンプルなことで、2009 年4月に大阪から新長田に拠点を移し、新長田のまちについて知る為には、まずは「踊り」や「ダンス」を通して出会うことから始めようと思いました。  
    それは、ゆっくりと、様々なグループやお教室、個人で活動されている方々に出会いながら、踊りやダンスがもつ魅力や豊かさを発見していく時間でした。  

    まずは、お稽古場を訪問し、お話を聞かせて頂きました。日々の営みの延長線上にあるお稽古場は、訪れば訪れるほど、特別な場所であることを実感しました。それは、踊りは「ダンス」や「踊り」だけであるわけではないこと。  
    音楽もお酒もご飯も、また一緒に踊る人も、踊りがもともと踊られていた場所のことや、今踊っている場所のことも、生活やルーツや思いといった様々な要素が絡み合ってこそ「踊り」があること。  
    そして、「踊り」をめぐる様々な要素を一つ一つ注視すると、新長田という地域の特性や歴史、また生活の知恵などが見えてきました。  

    今回のイベントでは、私たちがこれまで出会ってきた「踊り」や「踊る人」そして「踊り」をめぐる様々なことに、再び/新たに出会い、 <新たに出会って何かが始まる> ことを試みることを差し込みながら、新長田にある沢山の「ダンス」や「踊り」に出会う場をつくりたいと思います。  
    そして、これらの場を通して新長田の新たな地図を描くことができたら、そして、様々な「ダンス」や「踊り」を味わう時間になればと考えています。

    皆様のご来場を心よりお待ちしております。
  • 藤田幸子舞踊教室、北野マサァウィン、神戸ハッピー会、神戸野田高等学校 創作ダンス部、他
    宮本博史、筒井潤(公演芸術集団dracom)、西岡樹里、他
  • 宮本博史

    コメント
    皆さま、はじめまして、宮本博史と申します。今日は連日の猛暑が落ち着きはじめた、8月28日水曜日のお昼前です。テレビでは、「よ〜いドン!」が映っています。 この度「新長田のダンス事情(仮称)」で、長田の方とコラボレーション?することになりました。ダンスを主な表現方法として推進しているところで、制作・発表したことがあまりないのですが、ひとまず、やってみようと思います。
    本番まで1ヶ月を切りましたが、長田のパートナーの方へ正式なオファーができていません。ぼくはいつも、段取りが下手なのです。 人と関わりながら制作をする際、相手方の考え・想い・要求などを(尊重)し、バランスを取りながら進めることを心掛けています。が、その分うまくいかないことも多々あります。それでは作品にならないので、適度なところへ着地しようとするのですが、はたして、どうなるんでしょう。

    プロフィール
    アーティスト。1978年大阪生まれ、大阪・東京在住。人の営みに関するで有ろう様々なことがらの関係性やそれらの形態を、哲学的観点でとらえようと試みている。例えば、ホームムービーの発掘と公開・保存、自宅での展覧会、色々な人とのコラボレーション等々を通じて。「どこからどこまでが私事の範囲なのか、気になっています。」芦屋市立美術博物館にて、ただいま開催中の「アートピクニックvol.3 マイホームユアホーム」展に出品しています。

  • 筒井潤

    コメント
    「人はどうして踊るのか」ということについて、「新長田」で考えてみようと思います。一口に「踊り」といっても数え切れないほどのスタイルがありますが、それに臨む人たちには何か共通するところがあるはずだ、と仮定して、それを探っていきます。
    どうして「新長田」で考えるのかと言うと、そういう依頼があったから、と言ってしまえばそれまでですが、いい機会だと思って余所者の私はいろいろと調べてみました。そもそも「新長田」という地名は無くて、駅の名前なんですね。昭和29(1954)年に強力な地元の誘致運動によって許可を得て、地元負担の経費で設置されたということです。
    その経緯を知った私は、「新長田」が、駅は確かにあるけれど、どことなく儚さが漂う幻想のような街に思えてきました。でも、だからこそ「新長田」で踊っている人からは大きな歴史を貫く「踊り」について何か見出せるんじゃないかと考えています。

    プロフィール
    公演芸術集団dracomのリーダー。演出家、劇作家、俳優。2007年に京都芸術センター舞台芸術賞受賞。dracomとしてTPAM2009インターナショナルショーケース、フェスティバル/トーキョー10公募プログラム、えだみつ演劇フェスティバル2012などに参加。dracomの活動の他、シニア劇団やダンサーへの演出、山下残振付作品やKIKIKIKIKIKI、マレビトの会、維新派などへの出演もしている。

  • 西岡樹里

    コメント
    初めまして。西岡樹里と申します。と言っても、どこかでお会いした事がある方に届いていたらおかしな挨拶ですね。でも、この短い文章が出会いのきっかけになる事もあるかも知れなので、今回はこのままにします。出会いには本当にいろいろな形があります。  
    この企画に私の参加が決まったあと、「新長田のダンス事情(仮)」に関わられている新長田で踊る方たちにお会いしに行きました。そこはいつも皆様が踊りの稽古をされる場所だったのですが、稽古用のスタジオはもちろん、時にはその方のお店、またご自宅にお邪魔する事もありました。この出会いは新鮮でした。踊る方に会いに行ったら、その方の生活の中にもお邪魔することになっていたようでした。それでも快くお話を聞かせてくださり、踊りをみせて下さった皆様、あの時は本当にありがとうございました。
    そして、今やっとその出会いの中から一つの新しい流れが始まろうとしています。この流れは長く続いて欲しいと思います。本番ではその流れの一時が現れてくることを期待していま す。

    プロフィール
    1987年生まれ。兵庫県在住。ダンサー・振付家。 3歳から踊りを始め、大学卒業の頃からダンス作品の製作を始める。ダンサーとして国内外で発表される作品に参加し活動。振付家としては、人のたたずまいや、ふとした時の無意識の動き、またその逆の意識的な行動が受けている影響などに興味を持ちながら人のからだと向き合っている。新長田のダンススタジオでアルバイト勤務。

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  • タイトル 新長田で踊る人に会いにいく
    「新長田のダンス事情(仮称)」5年目のイベント
  • 日時

    2013年 9月 21日(土) 〜 22日(日)

  • 時間・
    参加費など
    映像展示
    9月21日・22日 13:00〜18:00 @ArtTheater dB神戸

    フィールドワーク・
    ツアー
    9月21日14:00〜17:00 (集合:14:00 新長田駅前広場)
    参加費:500円(シェイガンゴーでのドリンク付)

    パフォーマンス+
    打ち上げパーティー
    9月22日15:00〜18:00@ArtTheater dB神戸
    参加費:500円(+カンパ大歓迎)
  • 予約・お問い合わせ NPO法人 DANCE BOX
    TEL 078-646-7044
    FAX 078-646-7045
    メールでのお問い合わせは お問合せ全般 << CONTACT・TICKET
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  • 主催など 主催 NPO法人 DANCE BOX
    特別協賛 アサヒビール株式会社
    助成 文化庁劇場音楽堂活性化事業
    神戸市まちの再生・活性化に寄与する文化芸術創造・創作支援助成
    公益財団法人アサヒグループ芸術文化財団

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