【OPENCALL】Dance Box Resident Program 2025

「Dance Box Resident Program 2025」は、新長田/神戸市を拠点とした、上演芸術(パフォーミング・アーツ)に特化したアーティスト・イン・レジデンス・プログラムです。
2025年度は、「アート・民俗芸能における文化の移動にともなう変容」をテーマに創作活動に取り組むアーティストを募集します。
滞在期間の最後に「下町芸術祭2025」で、創作活動の成果を発表します。
アウトプットの形式は、上演でも、展示でも、ZINE制作でも、アーティストのプランに応じてDANCE BOXと話し合って決めます。
皆様のご応募をお待ちしております。
英語版はこちら
▶インフォメーション
-ダンスボックスについて
-新長田について
-下町芸術祭について
[プログラム概要]
対象:アーティスト
滞在期間: 2025年9月18日~2025年10月23日
*最終的な日程は、アーティストと調整の上決定します
活動場所:Studio PLOW、ほか。活動内容に応じた場所を探します
内容:約1か月間、リサーチやクリエーションなどの創作活動に取り組み、「下町芸術祭2025」にて滞在制作の成果をアウトプットする。
[プログラム・コンセプト]
DANCE BOXでは、2025年度のプログラムとして、「アート・民俗芸能における文化の移動にともなう変容」をテーマとした滞在制作プランを募集します。プランを立てるにあたって、下記に記載している「新長田」という地域や「下町芸術2025」について参照してください。
このプログラムにおいて、私たちは人々の移動がもたらす文化や民俗芸能、生活様式の変容、異文化のコラボレーションや対話の可能性に関心があります。これらの考え方に新たなキーワードを加える提案との出会いに期待しています。
[募集概要]
募集人数:1名
活動内容:
▶パフォーミング・アーツに関わるアーティスト。プログラムのコンセプトによっては、パフォーミング・アーツに関するリサーチを行っている方も対象とします。
▶滞在制作のアウトプットは、パフォーマンス、演奏、インスタレーション、イベント、トーク・プログラム、映像等の展示、ZINE制作など。アーティストのプランに応じてDANCE BOXと話し合って決めます。
▶滞在制作のコンセプトによっては、アーティスト自身が過去に行ったパフォーマンスや作品を発表することも可能です。
スケジュール:2025年9月18日~2025年10月23日
*スケジュールはDANCE BOXとの調整の上、数日の変更は可能です。
*アウトプットの日程はDANCE BOXと調整の上決定します
「下町芸術祭2025」2025年10月18日~11月3日
応募要件
1. 日本国外に居住しており、日本国籍ではないこと。
2. 滞在中、最低1回、地域住民を対象としたワークショップを行うこと。
3. 滞在期間中、プロジェクトの企画・実施に関して自立して行うこと。
4. アーティストが心身ともに健康であること。
5. DANCE BOXは保険を提供しません。そのため、アーティストは自身で滞在期間中の保険に加入すること。
6. アーティストは、滞在先の近隣住民や他のレジデンス・アーティスト、地域住民、芸術祭のスタッフと友好的な関係を保つこと。
7. 新長田における滞在や制作に関わる規約を順守する旨の承諾書をアーティストが取り交わすこと。
8. 帰国後、帰国報告会を行うこと。
支援内容
1. 航空運賃(上限150,000円)、宿泊費、国際空港と宿舎の往復交通費、日当(5,500円/日)はDANCE BOXが提供します。
2. 「下町芸術祭」におけるアウトプットの為のスタッフやスペースはDANCE BOXが提供します。
3. リサーチ、クリエーション、本番、展示に必要な材料費を、上限15万円まで提供します。ただし、実費精算です。
4. リサーチやクリエーションのためのスペースは、スタジオStudio PLOW、劇場ArtTheater dB KOBEを提供します。
ただし、他のレジデンス・アーティストやダンスボックスの他のプログラムと共有することがあります。
両スペースが使用できないときは、コミュニティホールなど他のスペースを提供します。
5. DANCE BOXが主催するダンスクラスや公演に無料で参加することができます。
[応募について]
応募から結果までの流れ:
ステップ1:[7月7日まで]応募用紙&プロフィール写真・活動写真をEメールにてご提出ください。
※応募書類は2枚以内で作成してください。2枚以上になる場合は選考対象外となります。
過去の作品映像・写真のリンクについては、ウェブサイトにアップロードされたものに限ります。
ステップ2: DANCE BOXが応募書類を受理した後、確認メールをお送りします。3日以内に返信がない場合は、メールにてご連絡ください。
ステップ3:[7月15日まで]書類審査の結果をメールします。
ステップ4:[7月17日~19日]書類審査を通過した方と、オンラインでのミーティングを行います。
ステップ5:[7月24日まで]結果通知をメールします。
応募期間
2025年6月9日~7月7日のみ応募を受け付けます。
期間外にご応募いただいた場合は、選考の対象外とさせていただきます。
応募方法
・応募用紙のダウンロード(2枚まで)
➡ダウンロード(.doc形式)
・プロフィール写真と活動写真を3枚まで添付(2メガバイトまで)
・info-db@db-dancebox.org までお送りください
[インフォメーション]
DANCE BOXについて
NPO法人DANCE BOXは、神戸市・新長田の小劇場〈ArtTheater dB KOBE〉を拠点に、コンテンポラリーダンスを中心としたアートプログラムを展開する団体です。ダンスや文化芸術の持つ力を通して、多様な人が共生する社会に向けて、新たなビジョンを切り開きます。
ダンス公演やワークショップの開催、若手の振付家やダンサーの育成、子どもの豊かな感性を育むプログラム、海外のアーティスト等との交流に重きをおいた国際プログラム、地域の様々なコミュニティと協働したプログラムなど、独自の視点をもった事業を行っています。
また、国内の様々な地域での企画に、ダンス・アーティストを紹介するなどのコーディネート事業も数多く実施しています。
新長田について
NPO法人ダンスボックスが拠点とする「新長田」は、神戸市の中南部に位置する長田区の南側にあり、最南に現役の漁港「長田港」があります。
長田区は、重厚長大産業の拠点として、また、マッチやゴム、ケミカルシューズなどの地場産業の集積地として、神戸の経済を支えてきました。
新長田には、ケミカル工場や卸売店舗、そこに働く人たちが住む木造住宅や長屋、さらには、商店街が立ち並ぶ、住・商・工混在の「下町」が点在しています。
現在の人口は90,000人強、高齢化も急速に進んでいます。その上、空き家や空き地が増え、この地域が取り組むべき課題のひとつとなっています。
また、近代化以降、奄美、朝鮮半島、ベトナム、ネパール等からの移民が多く暮らす集住地域でもあります。
この地域は1995年の阪神・淡路大震災で大きな被害を受けました。
このような面を持つ地域での、劇場の役割とは何でしょうか?
DANCE BOXは設立以来、コンテンポラリーダンスの作品やアーティストを数多くプロデュースしてきました。
100席の小劇場を拠点に、先駆的で実験的な作品をプロデュースすることで、次の時代の新しいアイデンティティを創造する役割を担っています。
「下町芸術祭」について
下町芸術祭とは、神戸市・長田区を舞台に2年に1回開催されている芸術祭です。
阪神・淡路大震災の被害が大きかった新長田エリアを中心に震災から20年後の2015年に始動しました。
下町芸術祭では、被災を経験し様々な文化が入り混じるこのエリアの魅力をアーティストの持つ独自の視点や作品を通して地域住民や来訪者に提示することを目指しています。
また、下町芸術祭は、地域の商店主やクリエイター、アーティスト、NPOが集まって運営されているという特徴を持ちます。
主催:NPO法人DANCE BOX
助成:文化庁 令和7年度アーティスト・イン・レジデンス型地域協働支援事業