DANCE BOX

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NPO法人DANCE BOX代表変更に関するお知らせ

Junpei Iwamoto

日頃は当法人の活動にご理解、ご支援を賜りまことにありがとうございます。
このたび、DANCE BOXの新たな代表に、文、横堀ふみ、田中幸恵の三名が共同代表として就任したことをご報告いたします。
また、ウェブサイト等ではお知らせいたしましたが、昨年夏に前理事長の大谷燠が急逝いたしました。
この代表者の変更については、生前の大谷や他の理事も交えながら議論を重ね、昨年夏の理事会で方向性を決定していたものです。大きな変化 を迎えますが、変わらぬご支援をお願いいたします。

 

改めまして、2026年度、DANCE BOX30周年を迎えます。
その始まりは 大阪難波・千日前のトリイホールで、当時20代から40代のコンテンポラリーダンスのアーティストたちが創造環境を整えるために実行委員会を結成し、発表の場を作ったことでした。
2002年に法人化し、大阪・新世界に移り、劇場「Art Theater dB」を開設しました。全国的にも画期的な公設置民営のス タイルで開設しましたが、大阪市の財政事情により計画途中で退去となり、 新大阪へさらに移転。その後、2009年に新長田に移り、「ArtTheater dB KOBE」を開設し、現在に至ります。新長田での活動は17年目となり、この地により深く広く活動の根が張るようになってきました。

 

生前の大谷は、大きなビジョンを掲げるよりも、「現在、ここで何ができるのか」を考える人でした。そして「豊かさとは何か」「アートの可能性」を探り続けていました。「弱さに惹かれ、強者でない視点」を持ち続けた人でもありました。劇場を拠点に活動することに強いこだわりを持ち、「広場のような劇場」を合言葉に、領域や地域を越えて多様なコミュニティが交わるプログラムを展開してきました。

劇場を遊び、劇場は遊び、劇場で遊ぶ。

劇場の機能をまちに拡張する中で、つくる人・踊る人・支える人の境界は変容し、多彩な広場が育まれてきました。 多世代・多様な背景を持つ人々が客席集う光景は、DANCE BOXならではの軌跡と自負しています。

私たち三名は、その大谷からのバトンを受け取りました。

三人寄れば文殊の知恵。喋り始めればかしまし娘のごとく。三名の共同代表制を敷くことで、舞台芸術のみならず、社会や地域、文化、暮らしなどに対する複数の視点や思考を持ち寄り、大谷イズムを継承しつつ、新たな感覚でDANCE BOXを運営していく所存です。

 

いま、世界各地で戦禍は絶えず、巧みに構造化された社会では分断が深まり、倫理を支える感覚も揺らいでいます。そのような時代であっても、権力などの強い声に踏み込ませない表現の場であり続けること、表現することの尊さを引き受け続けることは、民間でアートを手掛ける組織としての重要なミッションだと考えています。

様々な時代において協働してくださった関係者の皆さまのおかげで、今日のDANCE BOXがあります。そして、現在地からつくっていく未来。さまざまな人々にとっての私の劇場となるよう、若い世代も巻き込みながら、次の30 年を波に乗りあうように遊び心を持って、理事・スタッフと共に歩みを進めてまいります。今後とも変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

 

20261月吉日
NPO法人DANCE BOX 代表理事 文 、共同代表理事 横堀ふみ、田中幸恵

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