国内ダンス留学@神戸11期 集中プログラムD【レポート】
12月15日(月)〜20日(土)にかけて開催した国内ダンス留学@神戸11期「集中プログラムD」。
豪華講師陣による踊り漬けの日々。濃密な一週間を過ごした様子を、11期によるレポートでお届けします。
集中プログラム【D】
期間: 2025年12月15日(月)〜20日(土)
時間: 9:30〜19:30の中で実施 ※途中休憩あり
講師/ファシリテーター:柿崎麻莉子、児玉北斗、木村玲奈、塚原悠也、井上清恵/永山春菜、鞍掛綾子
クラスの内容はこちらから
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スケジュール

【12/15-17】
▶︎柿崎麻莉子〈Gagaと振付クラス〉
GAGAのクラスでは、「KULI」「JayJay」などGAGAの用語を用いながら体を動かしました。
言葉によってイメージが広がり、思考より先に身体が誘導され、知っている身体の外側に行くことを目指しました。
振付の時間では、順番を覚えるだけでなく「振付を経験してほしい」という言葉が印象的でした。
自分の新しい身体に気づくとともに、意識の持ちようで日常が豊かになることを皆で話し、共有しました。
書き手:dB Solo Dance Artist 高瀬瑶子

【12/15,16】
▶︎木村玲奈〈曖昧さの可能性〉
“演者として過ごす90分というワーク”全く同じワークを2日間に渡り経験しました。
過ごす中で、何処までが自分なのか、と迷子になりどんどん輪郭が曖昧になっていく瞬間に出逢いました。
目的があやふやに絡み合う場において、どうしようもない居た堪れなさが押し寄せた事もありました。
全てジャッジをせずに見届ける事の難しさと重要さを痛感した贅沢な90分でした。忘れません。
書き手:dB Dance Residence Artist 岸本茉夕

【12/18-20】
▶︎児玉北斗〈西洋舞踊史概論:コンテンポラリーダンスの文脈と実践〉
児玉北斗さんの講義では舞踊史を通じて、舞踊や芸術の価値を歴史や制度の視点から問い直すことを試みました。
作品の面白さや美しさだけではなく、それがどんな問いを持ち、あるいはどのような文脈の中で発せられているかが芸術としての価値を決めるという考え方は、自分自身の表現においても非常に重要な視点になると感じました。
書き手:dB Creation Residence Artist 橋本真那

【12/17】
▶︎塚原悠也〈アートに関わることは何かを犠牲にすることなのか?〉
困難さ・できないこと・不全であることに対するとき。前提やフレームまで視野に入れれば、見え方が変わる。
既存の方法を捨て、フレームから外れまくってきたアーティスト集団コンタクト・ゴンゾ。
ジャンルや時代や環境に、何より己に潜む様々な制約を『友』とする。
野蛮かつクレバーに見えるその鮮やかな足跡を紹介しつつも、とりあえずやってみるところから。
実践者の身体から発せられる言葉。ことあるごとに思い出したい”追い風”を身に宿すような時間でした。
書き手:dB Dance Residence Artist 大迫健司

【12/19】
▶︎鞍掛綾子〈Listening Body〉
自身のimaginationを最大限に育て、身体へと昇華させるクラス。自分が思うセンターとは一本の中心の軸というより、左右の引力みたいなものの引っ張り合いの中に在る。そのように、Imaginationは無限大だということをクラス中、常に実感しながら進めていく。心地よい瞬間、そのimaginationが違う場所に発展していく瞬間、何も生まれてこない瞬間。プログラム中の3回に渡り、色んな自分と対峙する時間だった。
書き手 : dB Dance Residence Artist 伊村千奈美
【12/15 18】
▶︎永山春菜〈合気道〉
永山先生の講座では、受け身や呼吸法、転換などの基礎を丁寧に教えていただきました。
技の練習では、槍や剣を持つ意識をしたり、壁を突き破るように重心移動を行います。
呼吸法においても、遠くの山に向かって呼吸をするなど、「イメージ」することで身体を鍛錬していくことの大切さに気づきました。感覚を研ぎ澄ませていく中で、身体の内側が沸々と湧いてくるような感覚がとても興味深かったです。
書き手:dB Dance Residence Artist 植田円
【12/9,16】
▶横堀ふみ〈制作講座④-⑤〉
芸術作品を「良い」と思うことは「稲妻の一撃」ではなく、それまでの経験の積み重ねでしかない。──ブルデュー「ディスタンクシオン」は耳が痛い話でした。アートは文化資本を持つ者の自己満足に過ぎないのでしょうか。一方で、「文化権」の考え方に触れ、アーティストは「文化権」を存立させる責任があると考えました。劇場という文化資本主義的な文脈で作品を発表するにあたり、どのようにその責任を果たすことができるか考えていきたいと思います。
書き手:dB Solo Residence Artist 遠藤七海


