【豊岡演劇祭2024公式プログラム】ダンスカンパニーMi-Mi-Bi 『島ゞノ舞ゝゝ』(しまじまのまいまいまい)
このたび、『こんにちは、共生社会』プロジェクトから誕生したダンスカンパニーMi-Mi-Biが、兵庫県豊岡市を中心に開催される演劇祭『豊岡演劇祭2024』に招聘され、9月21日・22日に新作を発表します。この秋は豊岡へ。ぜひご一緒ください。
- 豊岡演劇祭2024 フェスティバルプロデュース
ダンスカンパニーMi-Mi-Bi
『島ゞノ舞ゝゝ』(しまじまのまいまいまい)
社会や暮らしのなかに障害を覚える身体のパフォーマーを含む、コンテンポラリーダンスカンパニー「Mi-Mi-Bi(みみび)」の世界初演となる新作公演。豊岡演劇祭2022フリンジセレクションで発表された前作『未だ見たことのない美しさ』のテーマは「旅」だったが、今作では「島」がテーマに。共同演出を担う森田かずよと内田結花を中心とするMi-Mi-Biのメンバーに加え、今回はドラマトゥルクに筒井潤、音楽に嶺川貴子、衣装に福岡まな実を迎える。来場した観客だけでなく様々なメディアを通して注目を集め、カンパニーとしての鮮烈なデビューを飾った前作「未だ見たことのない美しさ」の追求を継続しつつ、より重層的で不可思議な示唆に富む作品である。
演出:内田結花、森田かずよ
出演:内田結花、KAZUKI、福角幸子、三田宏美、も、森田かずよ、米原幸
ドラマトゥルク:筒井潤(dracom)
音楽:嶺川貴子
衣裳:福岡まな実
アクセシビリティ
・車椅子席(※)、手話通訳、日本語字幕あり
・9/22 12:30より、見えない人のための鑑賞ガイドあり
・両日ともにアフタートークあり(手話通訳付)
・障害者の介助者は無料でご入場いただけます。
※車椅子で来場されるお客様は、
チケット購入時にフェスティバルセンターまで電話(0796-34-9525)、
または、お問い合わせフォームからご連絡ください。
※9/22「見えない人のための鑑賞ガイド」に参加ご希望のお客様は、
チケット購入時にフェスティバルセンターまで電話(0796-34-9525)、
または、お問い合わせフォームからご連絡ください。
アフタトーク登壇者決定 (2024.08.16更新)
9/21 平田オリザ(豊岡演劇祭フェスティバルディレクター)+出演者
9/22 松岡大貴(豊岡演劇祭プロデューサー)+内田結花、森田かずよ、筒井潤
※両日ともに手話通訳付き
日程
- 2024年9月21日(土)〜22日(日)
時間
- 両日14:00
(両日アフタートーク有 ※手話通訳付) 会場
料金
- 【全席自由】
前売一般:2,000円
当日一般:2,500円
前売U25・学生・障害者割引:1,000円*
当日障害者割引:1,500円*
前売当日共に18歳以下:無料*
うずまくパス:1,000円
*当日要証明書掲示
障害者の介助者は無料でご入場いただけます。
*クラップメイト
19歳以上25歳以下、または各種学生証をお持ちのお客様につきましては、公演当日残席がある場合に限り、無料でご観劇いただけます。 ご予約
チケットは、ウェブサイト、豊岡演劇祭フェスティバルセンターの窓口もしくはお電話にてお買い求めいただけます。
ウェブサイト: 外部サイト「teket(テケト)」
※クレジット事前決済のみ豊岡演劇祭フェスティバルセンター
兵庫県豊岡市大手町1-29 ▶︎google map
電話: 0796-34-9525お問合せ
クレジット
手話通訳:三田宏美、濱智絵、箕浦伸子
舞台監督:岩﨑孔二
照明:三浦あさ子
音響:西川文章、桐原まどか
宣伝美術:升田学
写真:岩本順平
協働メンバー:中村風太
協力:はっぴーの家 ろっけん
制作:NPO法人DANCE BOX(文、眞鍋隼介)主催:豊岡演劇祭実行委員会
文化庁、NPO法人DANCE BOX
(文化庁委託事業「令和6年度障害者等による文化芸術活動推進事業」)
この記事に登場する人
Mi-Mi-Bi
社会や暮らしのなかに障害を覚える身体のパフォーマーを含む、ダンスカンパニーMi-Mi-Bi(みみび)。2022年、文化庁とNPO法人DANCE BOXが主催するプロジェクト『こんにちは、共生社会』をきっかけにカンパニーを結成する。同年9月豊岡演劇祭フリンジセレクションに選出され行った旗揚げ公演『未だ見たことのない美しさ』上演。その創作のプロセスを追ったドキュメンタリーも、映像作品・映画として公開され話題を呼んだ。そのほか、ゲーテ・インスティトゥート×Festival Theaterformenの共同プロジェクト「A Gathering in a better world」にてプログラムディレクターを務めるなど、国内外から注目されている。メンバーそれぞれがナビゲートするワークショップや支援学校でのアウトリーチなど、それぞれに異なる身体性と感覚と独自の世界の捉え方などを重要視しながら、活動を展開している。
▶︎ ウェブサイト『こんにちは、共生社会(ルビ:ぐちゃぐちゃのゴチャゴチャ)』
2024年5月10日 時点
内田結花
ダンサー・振付家。上演環境や状況に振り付けられる身体をテーマに、屋内外のあらゆる場で自作品を発表。主な作品に、『暮らしのシリーズ』(2019〜23年)、『Along a long ARIMA』(2021年、六甲ミーツ・アート 芸術散歩 2021)、『ニュー・フィールドワーク』(2023年、下町芸術祭 / 2024年、KYOTO EXPERIMENT)などがある。2022年より「こんにちは、共生社会(ぐちゃぐちゃのゴチャゴチャ)」協働メンバーとなり、ダンスカンパニーMi-Mi-Biの立ち上げ当初から関わる。文化庁・NPO法人DANCE BOX主催「国内ダンス留学@神戸」2期修了。国内外の多様な振付家や作家の作品に多数出演している。
2024年9月12日 時点
KAZUKI
(北薗知輝)
代名詞「手の表現者」としてストリートライブから始め、ろう者も聴者も誰もが楽しめる世界観を表現。その他、コンテンポラリー、舞踊など様々な視覚的なパフォーマンスを表現。映画、舞台俳優も活動し「夏の光、夏の音」「ヒゲの校長」「手話裁判劇テロ」など数々の映画主演。2020TOKYOパラリンピック開会式出演、TOKYO2020ThankYouEvent「ARIGATO」出演。
2023年3月18日 時点
福角幸子
神戸市に生まれる。脳性マヒによる手足、言語障害をもちながら自立生活を始める。結婚後、奈良たんぽぽの家、わたぼうし語り部学校に入学。その後、語り部として各地で公演するほか、絵本『めざしのジョニー』学習研究社より出版。舞台の活動は、エイブルアート・オンステージ日英共同企画飛び石プロジェクト公演『血の婚礼』、じゆう劇場、トリコ・A『へそで、嗅ぐ』、ダンスボックス主催「循環プロジェクト」「Thikwa+Junkan Projekt」に参加し国内外の公演に出演。2022年からミックスエイブルダンスカンパニーMi-Mi-Biメンバーとしても活動している。人との出会いの中で「幸子WORLD」を築きたい。
2023年3月19日 時点
三田宏美
手話の持つ身体性・音楽性に惹かれて舞台表現活動を開始。ろう者難聴者メンバーとのサインダンス(手話ダンス)チーム活動を経て、舞台での表現や舞台をはじめとする文化芸術分野での手話通訳等を行っている。ダンスボックス主催事業「こんにちは、共生社会(ぐちゃぐちゃのゴチャゴチャ)」協働メンバー。人と人の身体や感覚の交わるところ、そこから立ち上がるものごとに関心がある。サイレント・ダイアログ・カフェ主宰。
2024年9月12日 時点
も
2021年治療困難な疾病に罹患していることが発覚。以降療養生活を送っている。
2019年Monochrome Circus『FLOOD』出演。2023年よりMi-Mi-Bi加入。京都在住。
2023年9月12日 時点
森田かずよ
先天性の障害を持って生まれ、18歳より表現の世界へ。自らの身体の可能性を日々楽しく考えながら、ダンサー、俳優として活動。ヨコハマパラトリエンナーレ、国民文化祭、庭劇団ペニノ、アジア太平洋障害者芸術祭など国内外の多数の公演に出演し、メディア出演も多数。近年は障害のある人を含めた多様な人とのダンス公演の創作や演出、ワークショップ講師やレッスンなども行う。
東京2020パラリンピック開会式にソロダンサーとして出演。
神戸大学人間発達環境学研究科博士前期課程修了。
福祉をたずねるクリエイティブマガジン「こここ」にて「森田かずよのクリエイションノート」を連載中。
文化庁・厚生労働省共同開催、障害者文化芸術活動推進有識者会議構成員。
大阪府障害者施策推進協議会 文化芸術部会 委員(2019年度~)
「Performance For All People.CONVEY」主宰。
ダンススタジオP’spot14を含めたNPOピースポット・ワンフォー理事長。
PERSOL Work-Style AWARD 2020 ダイバーシティ部門受賞。
2023年3月17日 時点
米原幸
幼少より歌と踊りが大好きで小学1年時に障害のある子と親のダンスサークルでダンスを始める。その後、ダンススクールでヒップホップなどレッスンを継続。現在もコンテンポラリーやジャズなど新たなダンスの世界に挑戦中。これまでに、2021年〜DANCE DRAMA『Breakthrough Journey』(大阪/ビックアイ、東京/東京芸術劇場)、2023年「LAND FES DIVERSITY 深川 2023」などに出演。
2024年7月7日 時点
筒井潤
演出家、劇作家。公演芸術集団dracom(ドラカン)リーダー。2007年、京都芸術センター舞台芸術賞受賞。2014〜16年セゾン文化財団シニアフェロー。
dracomとして、サウンド・ライブ・トーキョー2014、NIPPON PERFORMANCE NIGHT(2017、19年、デュッセルドルフ)、東京芸術祭2019ワールドコンペティションなどに参加。
また個人の活動として『新長田のダンス事情』『滲むライフ』等のDANCE BOX主催事業に多く関わるほか、アートツーリズム・プロジェクト『Silent Seeing Toyooka』(城崎国際アートセンター)の演出やルリー・シャバラ『ラウン・ジャガッ:極彩色に連なる声』(KYOTO EXPERIMENT 2021)の空間演出を担当。他にも山下残振付作品、マレビトの会、KIKIKIKIKIKI、維新派、akakilike、ホー・ツーニェン、荒木優光などの公演や作品に参加。様式やジャンルを問わず活動を行っている。
2024年6月17日 時点
嶺川貴子
『Roomic Cube – a tiny room exhibition』(1996)など国内外で8枚のアルバムを発表、様々な表現者とのコラボレーション/音楽制作を経て、近年は自作楽器の音楽家川口貴大とのグループ ‘跡の前’ として、即興演奏のパフォーマンスを行なうなど、活動は多方面にわたる。舞台作品への参加として、アーティスト集団のオル太の演劇作品『ニッポン・イデオロギー』(2022/2023-2024)の音楽を担当。
2024年6月18日 時点
福岡まな実
ダンサー、美術モデル。
2000年より舞踏カンパニー〈千日前青空ダンス倶楽部〉所属、2009年までの全作品に出演。衣装、小道具も製作する。同時にソロ活動として黒沢美香&ダンサーズ、余越保子、ピチェ・クランチェン、筒井潤、お寿司など国内外多数の振付家・演出家の作品に出演、現在に至る。2023年京都双子社(株)設立、代表取締役を務める。
2024年6月24日 時点