【配信】余越保子×塚原悠也 対談 「日本のパフォーミングアーツを育む土壌について 〜うちらはこうやって育ってきた。では、これからは?〜」

国内ダンス留学@神戸7期 統括ディレクター余越保子とContact Gonzo/京都国際芸術祭KYOTO EXPERIMENT共同ディレクター塚原悠也が語る
次世代の振付家・ダンサー育成事業「国内ダンス留学@神戸」復活記念
スペシャルプレトーク 配信決定!(期間限定)
ニューヨークで35年、現在は京都を拠点に活動するアーティストで、また、同時に多くのアーティストの育成を手掛け、この度「国内ダンス留学@神戸」7期の統括ディレクターを務める余越保子氏と、活動当初から表現活動の場を自ら切り拓き世界で活躍するContact Gonzoのメンバーであり、昨年度より京都国際芸術祭KYOTO EXPERIMENTの共同ディレクターを務める塚原悠也氏を迎え、舞台芸術におけるアーティスト育成についてトークします。
一体どのような環境で舞台芸術家は育つのか?アーティストとディレクターの二つの顔を持ち現場を更新し続けるお二人の本音に迫ります。
配信日程
配信期間:2021年6月15日(火)20:00〜2021年6月21日(月)23:59
オンライン(60分程度)
※DANCE BOX公式YouTubeにて配信します
登壇者
余越保子 (国内ダンス留学@神戸7期 統括ディレクター)
塚原悠也 Contact Gonzo/京都国際芸術祭KYOTO EXPERIMENT 共同ディレクター
+ダンスボックススタッフ
登壇者プロフィール
余越保子
舞踊家、振付家、映像作家。京都在住。1996年より、ニューヨークをベースに作品を発表し、2作品が、ベッシーアワード・最優秀作品賞を受賞。他にジョン・サイモン・グッゲンハイム・メモリアル・フェロー、ニューヨーク市芸術家助成フェロー、Foundation for Contemporary Arts Award、Creative Capital等受賞多数。2015年に拠点を京都に移す。黒沢美香、首くくり橡象、川村浪子主演映画『Hangman Takuzo』を自主制作し、小山登美夫ギャラリー、シアターイメージフォーラム(Dance New Air主催)、神戸映画資料館、Nooderzone Performing Arts Festival (オランダ)などで上演を継続中。
塚原悠也
contact Gonzoメンバー
京都国際芸術祭KYOTO EXPERIMENT共同ディレクター
2002年にNPO DANCEBOXのボランティアスタッフとして参加した後、運営スタッフとして勤務。2006年パフォーマンス集団contact Gonzoの活動を開始。殴り合いのようにも、ある種のダンスのようにも見える、既存の概念を無視したかのような即興的なパフォーマンス作品を多数制作。またその経験をもとに映像 写真、様々な形態のインスタレーション作品、雑誌の編集発行、ケータリングなどもチームで行う。2011-2017年、セゾン文化財団のフェロー助成アーティスト。2020「読売演劇大賞」スタッフ賞受賞(演劇作品「プラータナー」におけるセノグラフィと振付に対して)、2021年contact Gonzoとして京都市芸術新人賞受賞。
国内ダンス留学@神戸とは
プロのダンサーや振付家を志望する方を対象に、2021年7月末から2022年3月までの8ヶ月間、神戸・新長田の劇場を拠点にして、座学・実技を通して徹底してダンスに取り組むプログラムです。2012年度から2017年度まで実施し、これまで61名のアーティストを輩出しています。詳しくは、特設サイトよりご覧ください。
https://danceryugaku.wixsite.com/main7
日程
- 配信期間:2021年6月15日(火)20:00〜2021年6月21日(月)23:59
会場
オンライン(YouTube)
クレジット
主催 : 文化庁、NPO法人 DANCE BOX
企画・制作:NPO法人 DANCE BOX
文化庁委託事業「令和3年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」国内ダンス留学@神戸7期⁺
この記事に登場する人
余越保子
舞踊家、振付・演出家、映像作家。広島県出身。
1987年から2014年までダンサー、振付家としてニューヨークとアムステルダムを拠点に活動。ソロパーフォーマンス作品『SHUFFLE』で2004年にアメリカの優れた舞台芸術作品に授与されるベッシー賞を受賞。2003年より日本舞踊の世家真流に入門。日本の古典芸能の身体を基礎としたコンテンポラリーと伝統を巡る国際共同ダンス3部作品を10年に渡りNYにて企画制制作し、ベッシー賞、グッゲンハイム・フェローシップ、ファウンデーション・フォー・コンテンポラリーアートアワードを授与。2015年にNYのダンススペースプロジェクトにて発表された『ZERO ONE』はニューヨークタイムズ 紙の批評家が選ぶ2015年度ベストテンダンスに掲げられた。上記の活動は、ニューヨークのダンスコミュニティにおいて、アジア人の身体性の新しい視点を西欧文化圏に投げかけるきっかけを作った。
2015年より京都に拠点を移す。日本舞踊の身体訓練を継続しつつ、観世流シテ方能楽師の田茂井廣道氏に師事。踊りや舞の古典の型、振付や技法をキネシオロジー(運動学)的視点から解析度を上げるペタゴジィ(教授法、訓練法)、アーカイブ(継承)をダンサーの身体で思考する活動を独自に展開している。舞台制作の他に、映像作家として、黒沢美香、首くくり栲象、川村浪子主演映画「Hangman Takuzo」(余越保子監督)を企画制作。 小山登美夫ギャラリー、シアター・イメージフォーラム(Dance NewAir主催)、神戸映画資料館、Nooderzone Performing Arts Festival(オランダ)などで上映。また、自身が書いたエッセイ集「一生に一度だけの」が森鴎外記念自分史文学賞大賞を受賞(学研出版)するなど創作活動は多岐に渡る。近年は、羽鳥ヨダ嘉郎著『リンチ(戯曲)』の第20回愛知県芸術劇場主催AFF戯曲賞受賞記念公演(2022)の演出・振付を手がけ、2024年度のKYOTO EXPERIMENT京都国際舞台芸術祭に招聘された。
2025年5月12日 時点