Newcomer/Showcase#3 Solo Dance Artist 最終成果上演
The World Is My Stage.
2025年8月24日、自作自演のソロダンス上演から始まった「国内ダンス留学@神戸11期」。
5名のソロ・ダンス・アーティストは7ヶ月間、自身のダンスと真正面から向き合ってきました。
20名の講師による「集中プログラム」に加え、チョン・ヨンドゥ氏による2週間のワークショップ、竹田真理氏によるソロダンスの名作分析を受講。
10月の「下町芸術祭」では、劇場を飛び出し街の各所でソロ作品を上演しました。
さらに余越保子氏によるコンポジションクラスで実践を重ね、作品は静かに、しかし確かに成熟しています。
自身を取り巻く問題を見つめ、身体と思考を沸騰させながら生まれた5名のダンスが、いま世界へと繋がろうとしています。
ぜひお立ちあいください。
『婆美肉塊』作・出演:遠藤七海
一年前、祖母が死んだ。
葬儀の間、祖母の/祖母だった身体に手を合わせる。それは、何に手を合わせているのだろう。その営みが「弔い」なのか。
焼かれた骨、名が記された位牌、それでも、形ないものに死者の新たな姿を見出す私たち。
「魂」とは何か。いま、ここにある身体によって、目に見えない魂を捉えることはできるのか。
わたしという身体で「弔い」に触れる。
『適量を超えた恨みを込めて』
演出・振付・出演:後藤禎稀(Super D)
もしあの時こうしていたら…その言葉だけが頭を支配する。
誰でもそうだよって言われても、今、現実、私に振りかかっていて、ずっとこだまのように繰り返す。
早く解放されたいけど、解放って良いことか?悪いことか?なんて事まで考え始めて…
だから私は、人生に、こんな事をする神様に、最大限の恨みを込めた踊りを捧げる。
『 L U M P 』振付・演出・出演:高瀬瑶子
声にならなかった叫びはからだの中へ 喉元まで突き上げてくる熾烈な熱さ
全身の筋肉を使って口角を上げる
産まれてきた虚飾な笑顔に呑み込まざるをえなかった何かの輪郭が残っている
そこに光を当ててみる
ダンスは、それを無かったことにしないための、ささやかな希望をもった抵抗なのだ
『χ10(カイジュウ)』振付・出演:火野7
車窓から大きな建物を見つけた。
怪獣が隠れてるんじゃないかと思った。
私も怪獣になりたくて、怪獣の体を作った。
段ボールを筒にして、金具で繋げて、
しっぽのように、脊椎のように。
もしくは羽のように。
それを背負って動く。
カイジュウは本当に「怪しい獣」か。
あの時の怪獣がフレンドリー!
怪しくない、獣じゃない怪獣。
どんな風に書き表すのがいいだろうか。
カイジュウ。懐柔。貝銃。海重⭐
『間隙(カンゲキ)の作法』振付・出演:福島頌子
これまでは、観る人の感情にうったえる踊りに執着してきた。今回は、一切やめる。
自分の中にある概念の外へ飛び立ってみる。作品と自身との間にある距離を測ってみる。勇気を持って保持してみる。逆に、ぶち壊してみる。
そこからどこに辿り着けるのか、身体に委ねてみる。
全国から集まった12名の11期アーティストが新長田に滞在し、様々なダンス活動を展開します。11期は、自作自演ソロ作品に取り組む<ソロ・ダンス・アーティスト>、小野彩加 中澤陽 スペースノットブランクの新作に挑む<ダンス・レジデンス・アーティスト>、滞在制作で新作を発表する<クリエーション・レジデンス・アーティスト>の3コースを実施。各活動の他、豪華講師陣による4週に渡る講座やクラスの「集中プログラム」にも取り組みます。創作・実践・対話を通して、自立した表現活動を目指します。
日程
- 2026年2月28日(土)18時、3月1日(日)14時
会場
ArtTheater dB KOBE
料金
- 一般:3000円
割引:2000円(対象:長田区民、U25、学生、障がい者、介助者、65歳以上、丼クラブ会員)
中高生:1000円、小学生以下:無料
※当日券は、各200円増し
※未就学児の入場は、ご予約の際にお知らせください ご予約
Peatix、お電話にてご予約ください。
※1月15日チケット発売開始!
Peatix:https://dbsn3-2025.peatix.com/
TEL:078-646-7044(10:00-17:00)
お問合せ
NPO法人DANCE BOX
TEL:078-646-7044(平日10:00-17:00)クレジット
主催:NPO法人DANCE BOX
企画・制作:NPO法人DANCE BOX宣伝美術:森田啓史(DOR) 写真:岩本順平(DOR)
モデル:遠藤七海、後藤禎稀、高瀬瑶子、火野7、福島頌子
創作ピア・サポート:中間アヤカ助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(芸術家等人材育成))|独立行政法人日本芸術文化振興会
この記事に登場する人
遠藤七海
1997年東京生まれ、東京育ち。小学生の頃からダンスを始め、中高生時代に演劇、大学でコンテンポラリーダンスに出会う。
2020年、立教大学現代心理学部映像身体学科卒業。
日常における「振り付けられた身体」に着目し、調理や飲食を取り入れたパフォーマンスを積極的に行う。
自身の祖母を題材にした『婆美肉考』にて、STスポット「ラボ20#24」にてラボ・アワードを受賞。
パフォーマンスや作品制作と並行して、舞台芸術の企画・制作にも携わる。最近ではアーティストのための実験の場「Co-lab」を定期的に開催している。
形式に捉われず、アートと食の観点から幅広くコミュニケーションを模索しており、地元・東京都大田区では、間借りカレー屋「コオドリ」を不定期で営業中。
2025年7月21日 時点
後藤禎稀
京都造形芸術大学にてコンテンポラリーダンスを学ぶ。2019年Super Dを結成。
ルイス・ガレー、倉田翠、はなもとゆか×マツキモエ、Monochrome Circus、小倉笑、山下残、東野祥子の作品に出演。
青少年向けダンス創作WSのナビゲーターを務めるなど、京都を中心に活動を行っている。
2025年8月29日 時点
高瀬瑶子
幼少よりモダンバレエを始め、16歳より橘バレエ学校にてクラシックバレエを学ぶ。出産を経て進化/退化する身体との対話を重ね、”骨で動ける身体”をテーマにダンサーとして活動中。ジゼル・ヴィエンヌ、白井晃、森山開次、中村恩恵、近藤良平、青木尚哉等の作品に出演。近年では能や演劇、光など他ジャンルとの協働により生まれる表現も探究している。また、ダンサーならではのアプローチで子どもの教育に携わるべくワークショップなども行う。
2024年5月8日 時点
火野7
幼少期からバレエやジャズダンスのレッスンを重ね、高校卒業後よりカリフォルニア芸術大学にてコンテンポラリーダンスを学ぶ。現在は大阪を拠点にダンサー/振付家として活動している。創作活動の傍ら、身体表現者のための英語を学ぶプロジェクトの立ち上げを計画中。
Instagram: @hinonana7
2025年7月21日 時点
福島頌子
パワフルな身体と変幻自在な表現が持ち味。
様々な振付家の作品に出演する傍ら、自身での作品創作や企画主催、音楽家やダンサー、美術家との即興セッションにも力を入れて活動している。
これまで加賀谷香、皆川まゆむらの各氏に師事。
2025年4月には、皆川まゆむが演出・振付を手掛けるソロパフォーマンス『彼女の不在』に出演。
2025年7月21日 時点


