DANCE BOX

会員募集中
  • トップページ
  • コラム
  • 国内ダンス留学@神戸10期 集中プログラム【A】キックオフ:ありとあらゆる身体の実践

国内ダンス留学@神戸10期 集中プログラム【A】キックオフ:ありとあらゆる身体の実践

いよいよ国内ダンス留学@神戸10期「集中プログラム」が始まりました。ダンスボックスにdBクリエーション・レジデンス・アーティスト2名、dBアソシエイト・ダンサー6名が集結。9月9日(月)-13日(金)にかけて行った「集中プログラム【A】キックオフ:ありとあらゆる身体の実践」に取り組みました。
8人は寝・食・踊、期間中の生活をともにしながら、豪華講師陣によるクラスや講座を受講し、濃密な時間を過ごしました。
今回はその様子を、受講者による視点でレポートします!

スケジュール

 

【9/9】
▶︎キックオフ!
キックオフと題してイントロダクションを行いました。ダンスボックスプログラム・ディレクターの横堀ふみによるレクチャーでは、ダンスボックスの活動や遍歴を紹介しました。さらにロープやテープを使い舞台上に新長田の地図を作り、ディープな町を案内しました。
それぞれの目的や目標に向かって「キックオフ!」した8人のアーティストにどうぞご注目ください!

書き手:dBスタッフ 杉本昇太

 

 

【9/10〜9/13】
▶︎西村未奈 沈みながら飛ぶ方法—「ゾンビの衝動と9感のカラダ」編

1日目は自己紹介を二巡するところから始まりました。言葉遊びをしたり身体に触れ合ったりと色々な方法で身体も頭もほぐれていきました。またスタジオを飛び出してのリサーチは不思議な感覚になりました。座学では彼女がおすすめする哲学者を紹介していただいたり、ダサカッコワルイMVを見たり、左右同時に描写したりと未奈さんの着目点が面白く、また色々な角度から表現を追求されていてとても参考になりました。これからは視点を変えて表現を観る、踊れるきっかけになると思います。

書き手:dBクリエーション・レジデンス・アーティスト 堀田千晶

 

【9/9~9/11】
▶︎中間アヤカ 鬼リピの果てダンス

1クラス目では、中間さんの過去作品を拝見したり、詳細な自己紹介を行い出会ったばかりの10期ダンサー達の思考を垣間見ることができました。
毎回のウォームアップではステージを歩き回り隊列を作っては崩したり、誰かの背後を狙ったりと場や周りを見て動く練習をしました。
3日間を通してたった2歩のステップのみを使い場を展開していくことで、個人プレーではない、全体を把握しながら動いていく広い視野を鍛えることができました。

書き手 : dBアソシエイト・ダンサー ami muto

 

 alt=

 

【9/12〜9/13】
▶︎藤澤智徳 なんとなく理想の劇場(場)を作ってみるワークショップ

Aプログラム最後の2日間は、藤澤智徳さんによる”参加者それぞれにとっての理想の劇場をつくる”という工作を中心とした講義でした。
初日前半は自己紹介の後、ドラマトゥルクとしても活動する藤澤さんが過去に関わった劇場の定番型といえるブラックボックス以外の劇場例の紹介と、踊りがある「劇場(場)」に纏わる様々な語源の解説も交えた大変興味深い内容でした。
そこから2日目後半までの合計3時間で、用意された道具や素材を使い、それぞれにとっての理想の劇場模型が完成しました。
それを全員の前で発表することで、それぞれの価値観や社会性が垣間見えたし、何より夢を語り合うかのような心地良く、活力に溢れた濃密な時間になったように思います。
これから長い時間を共にする仲間達、もっと皆のことを知りたいと心から思いました!

書き手:dBアソシエイト・ダンサー 天野朝陽

 

 alt=

 

【9/10】
▶︎横堀ふみ 制作講座【1】日本で、新長田で、芸術文化に取り組むこととは。〜文化政策の理念から〜

横堀さんの制作講座1回目は、少し難しいけれど、アーティスト活動をする上でとても重要なことについて学びました。自分たちの活動がどんな制度の上に成り立っているのか、どんなことを何に対して追求していくべきなのか、アートは誰に開かれているのか。社会とは切っても切り離せない関係にあると、改めて痛感しました。

書き手:dBアソシエイト・ダンサー 宇津木千穂

 

 


 

DETA

【A】キックオフ:ありとあらゆる身体の実践
期間:2024年9月9日(月)〜13日(金)
時間:10:00-20:00 途中休憩あり
講師/ファシリテーター:西村未奈、中間アヤカ、藤澤智徳、横堀ふみ

関連記事

  • DANCEBOX
  • DANCEBOX
  • DANCEBOX
  • DANCEBOX