国内ダンス留学＠神戸10期 Newcomer/Showcase#2

石田満理佳『たゆたえども、沈まず』

本公演は、写真と身体の関係性を表現の軸とする石田満理佳が、dBクリエーション・レジデンス・アーティストとして新作を上演します。
本作品では、石田のアナログ的な身体性へのこだわりや、日常への微細な視線、そして自身の身体で捉えた景色を拡大するような空間づくりに注目が集まります。
また、演劇、バレエやコンテンポラリーダンス、ジャンルを超えた若手アーティストらが石田とともに出演します。
常にアンテナを広げ、野心的に自身の表現の場を切り拓く若き作家の新しい挑戦に、ぜひお立ち合いください！

＊＊＊＊＊

演出・振付・出演・写真：石田満理佳

出演：天野朝陽、石川朝日、おかだゆみ
音楽：沼澤成毅
舞台設計：河田祐希
宣伝美術：升田学
協力：旭屋ガラス店、株式会社 協同工芸社

＊＊＊＊＊

ARTIST COMMENT────石田満理佳

『たゆたえども、沈まず』は、フランスのことわざを日本語訳したもの。「どんなに揺さぶられ、ふらふら漂っているだけの状態でも、船を沈ませさえしなければまた復活できる」という意味。沈みさえしなければ、大丈夫。“舞台に漂っていれば、それは踊りになる。”怪我に直面し、言われた恩師の言葉が重なりました。 身体が時間の波に揺られ、変わり続ける一方で、ある瞬間だけが静かに刻まれる。たゆたい、流れに身を任せながらも、どこかに根ざす信念の存在。それらは消えても、空間に写真は記録され、沈まず確かに残っていく。 時間と存在の本質を、「新長田」という地で、東京・神戸のさまざまなバックグラウンドを持った仲間たちと問いかけます。

＊＊＊＊＊

▲チラシ画像（表）（裏）