〈協力事業〉鈴木ユキオ×Stopgap Dance Company 国際共同制作プロジェクト「Beyond!」

Beyond!は、鈴木ユキオとイギリスのインクルーシブダンスStopgap Dance Companyの数年にわたる交流から生まれたプロジェクト。2年をかけコラボ作品を創作する。今年度は、両国でのクリエイションの過程を発表するshowingと、ゲストパフォーマンスに日本のインクルーシブダンスMi-Mi-Biを迎えた2作品を競演する。
WEBサイト:https://kingyocompany.wixsite.com/yukiostopgap
鈴木ユキオ×Stopgap Dance Company
国際共同制作プロジェクト「Beyond!」
ダンスカンパニーMi-Mi-Bi
『少年少女』
ー私の身体は空と繋がっている
演出:紅玉(千日前青空ダンス倶楽部)
出演:森田かずよ、福角幸子、KAZUKI、三田宏美、も
鈴木ユキオx Stopgap Dance Company
『ピース&クワイエット』
ー出会ったとき、同じ空気をすっていた
あなたの話に耳を傾けながら、私は自分の声を聞いていた
振付・構成・演出:鈴木ユキオ
共同演出:Lucy Bennett
振付補佐:安次嶺菜緒
Accesser:Mignon Riggs
出演:Monique Dio Jarreett、Hannah Sampson、山田暁、武田摩耶、鈴木そら
フィナーレ
Stopgap x Yukio Suzuki Projects x Mi-Mi-Bi
◉ 指導者のための実践ワークショップ
障害のある人を指導する先生などに、経験豊かなアドバイスや実践方法を教授します。
日時:9月9日(火)18:00〜20:00
講師:ルーシー・ベネット(Stopgap芸術監督)
料金:2,000円
※手話通訳・日英通訳付
◉ 障害のあるダンサーも無いダンサーもMIXのワークショップ
車椅子ダンサーでロンドンパラリンピック開会式にも出場したモニクが、障害のある人も無い人も一緒に行うワークを指導します。自他ともに身体を発見するダンサー必見のワーク!
日時:9月10日(水)18:30〜20:00
講師:モニーク・ディオール・ジャレット、ルーシー・ベネット
料金:1,500円
※手話通訳・日英通訳付
◉ 障害のある青少年のためのワークショップ
障害のある青少年に身体でコミュニケーションするダンスの楽しさを伝えます
日時:9月11日(木)10:30〜12:00
講師:ハンナ・サンプソン、ルーシー・ベネット
料金:1,000円
※日英通訳付
◉ Stopgapプレゼンテーション
映像とレクチャーで、Stopgapのこれまでと新作を紹介します。
日時:9月15日(月・祝)11:00〜12:00
講師:ルーシー・ベネット
料金:1,500円
※手話通訳・日英通訳付
日程
- 2025年9月14日(日)、15日(月祝)
時間
- 14日 ①14:00 ②18:30
15日 ③14:00
* 各回30分前開場
* 各回手話通訳付き
②アフタートーク有り 会場
料金
- 早割【8/24まで!】:2,000円
一般: 3,000円 (※1)
割引: 2,000円 (※2)
中高生: 2,000円
小学生以下: 無料
・当日券は、各300円増し
(※1) 介助者1名まで無料でご案内
(※2) 対象:長田区民
ご予約
Peatix、またはお電話にてご予約ください。
【9/14-15 ダンス公演】
・オンライン購入ご希望の方→ Peatix
・当日劇場にてお支払い希望の方(現金のみ対応)
→ TEL:078-646-7044(平日10:00-17:00)
【9/9~9/15 関連イベント】
・オンライン申込/チケット購入ご希望の方→ Peatix
・当日劇場にてお支払い希望の方(現金のみ対応)
→ TEL:078-646-7044(平日10:00-17:00)
お問合せ
NPO法人DANCE BOX
お問合せフォーム
TEL:078-646-7044(10:00-17:00)
MAIL:info-db@db-dancebox.org
NPO法人魁文舎
MAIL:info@kaibunsha.netクレジット
主催:鈴木ユキオ×Stopgap Dance Company国際共制作実行委員会
共催:独立行政法人国際交流基金
共同制作:鈴木ユキオ×Stopgap Dance Company国際共制作実行委員会、独立行政法人国際交流基金
助成:日本国万国博覧会記念基金、公益財団法人セゾン文化財団
制作協力:NPO法人魁文舎、YUKIO SUZUKI projects、NPO法人DANCE BOXスタッフ
プロデューサー:花光潤子(NPO法人魁文舎)
制作:文(NPO法人DANCE BOX)、安次嶺菜緒(YUKIO SUZUKI projects)
介助者:Mignon Riggs
日英通訳・翻訳:土屋春菜
手話通訳:髙口春野、新納真梨子、箕浦伸子、三田宏美
宣伝美術:井原靖章
この記事に登場する人
鈴木ユキオ
世界50都市以上で活動し、しなやかで力強い身体表現で多くの観客を魅了。既存のダンスにとらわれない手法を常に模索し、シビウ国際演劇祭やTANEC PRAHAなどの国際フェスティバルで高い評価を得る。また幅広い年齢層の方と共に作品を創作。身体表現と感覚を自由に開放し、個性や感性を刺激する表現を生み出す。インクルーシブダンスでは、視覚障害者との作品制作や養護学校でのワークショップなど、多岐にわたる支援を行っている。国内外での活躍を通じて、ダンスの力で多様性を広め続けている。
https://kingyocompany.wixsite.com/yukiosuzuki
2025年8月6日 時点
Stopgap Dance Company
イングランドを拠点とするインクルーシブダンスカンパニー。創立メンバーのヴィッキー・バラムは「Stopgapは多様性から生まれる豊かさを大切にし、社会がどうあるべきか、どのようにあり得るかを示す、機能する生きた例にしたかった」と語る。障害の有無を超えた多様なダンサーが創作し、詩的でエモーショナルな作品を国内外で上演。創造的学習や包括的学習法の普及、障害者アーティストや次世代リーダーの育成にも尽力し、社会の多様性と可能性を示し続けている。
2025年8月1日 時点
ルーシー・ベネット
2012年Stopgapの芸術監督に就任。同カンパニーのために高く評価される作品を数多く創作してきた。多様な身体性を持つダンサーたちの相互作用からうまれる想像力を重視し、人間の物語を繊細かつ力強く描く作品を生み出してきた。『Artificial Things』(2013)はダンス映画として2019年Best Screen Choreographyを受賞。また構想・振付した『Lived Fiction』(2024)がガーディアン紙の「2024年ベストダンス」にノミネートされ、2025年にはOneDanceUKアワードの「ダンスにおける革新賞」を受賞した。さらに革新的なアーティスト育成プログラムを開発し、ヨーロッパやアジアにおいてインクルーシブな振付や教育実践の分野で著名な存在となっている。
https://www.stopgapdance.com/biographies/lucy-bennett/
2025年8月1日 時点
モニーク・ディオール・ジャレット
ダンスアーティスト。車いすダンスの国際チャンピオン、ボディポジティヴ活動家、インフルエンサーとして多方面で活躍。障害者を支援する全国的な広告キャンペーンやHollyoaksなどのBBC人気テレビドラマに助演として出演。2021年のパラリンピックチームGBの凱旋セレブレーションに出演するなど、パフォーマーとして従来の障害者の物語を問い直し変革するために表現の可能性を広げている。最近では、Stopgapの『Lived Fiction』(2024年)に出演・協働し、同団体で1年間「フューチャーリーダー」としてアシスタント芸術監督の研修を受けた。
https://www.stopgapdance.com/biographies/monique-dior-jarrett/
2025年8月6日 時点
ハンナ・サンプソン
ダンスアーティスト。Stopgapのユースメンバーとして若い時から参加し、2016年からメインチームの主要メンバーとして国内外のツアーに多数出演している。英国全土の学校で上演し、アルバニア大統領の前でも上演されたクリス・パヴィア振付『Shadowed Voices』(2010)で重要な役を演じたほか、野外公演の『Frock』(2019)や受賞作品『Lived Fiction』(2024)など、数多くのプロダクションで欠かせない役割を果たしてきた。長年にわたる活動と舞台での存在感を通して、彼女はStopgapの創作チームにおいて不可欠なパフォーマーとなっている。
https://www.stopgapdance.com/biographies/hannah-sampson/
2025年8月1日 時点
Mi-Mi-Bi
社会や暮らしのなかに障害を覚える身体のパフォーマーを含む、コンテンポラリーダンスカンパニー「Mi-Mi-Bi(みみび)」。それぞれに異なる身体性や感覚、世界の捉え方を観客と共有できる方法を模索し、作品創作を行なっている。2022年に結成し、豊岡演劇祭2022フリンジセレクションにて『未だ見たことのない美しさ』を上演。豊岡演劇祭2024の公式プログラムとして招聘され、新作『島ゞノ舞ゝゝ』(演出:内田結花、森田かずよ / ドラマトゥルク:筒井潤)を発表。2025年は、台湾・韓国のカンパニーと共同制作を予定。NPO法人DANCE BOXを拠点に活動中。
2025年8月6日 時点
紅玉
大阪生まれ。1972年土方巽の舞踏に出会って以来、独自に舞踏を研究し始め、74年より北方舞踏派の設立に参加。 舞踏手として山形・北海道を拠点に活動。2000年、演出・振付家として「千日前青空ダンス倶楽部」を結成。 代表作「夏の器」「水の底」は国内外で多数上演。2005年、大阪市咲くやこの花賞受賞。動くのではなく、動かされる身体に着目。形にならない至らない気配から、踊り手の存在、美しさを引き出す。踊りの根源を見据えつつ、同時代におけるダンスの可能性を探求している。
2023年4月10日 時点
森田かずよ
ダンサー・俳優。先天性の障害を持って生まれ、18歳より表現の世界へ。
演劇・ダンスの枠を超えて国内外の公演に出演。東京パラリンピック開会式ソロダンサー。
NHKドラマ『パーセント』出演。「こここ」にて「森田かずよのクリエイションノート」を連載中。
多様な身体を対象としたダンスのワークショップを日本各地で展開。また国際交流基金舞台芸術国際共同制作オブザーバー、障害者文化芸術活動推進有識者会議構成員を務めるなど多様な人が交わる創作現場に身をおき、環境整備にも関わる。
神戸大学で修士号(学術)を取得。2024年より大阪大学人文学研究科人文学専攻博士後期課程在籍中。
NPOピースポット・ワンフォー理事長。ミックスエイブルダンスカンパニーMi-Mi-Bi所属「Performance For All People.CONVEY」主宰。
2025年7月10日 時点
福角幸子
神戸市に生まれる。脳性マヒによる手足、言語障害をもちながら自立生活を始める。結婚後、奈良たんぽぽの家、わたぼうし語り部学校に入学。その後、語り部として各地で公演するほか、絵本『めざしのジョニー』学習研究社より出版。舞台の活動は、エイブルアート・オンステージ日英共同企画飛び石プロジェクト公演『血の婚礼』、じゆう劇場、トリコ・A『へそで、嗅ぐ』、ダンスボックス主催「循環プロジェクト」「Thikwa+Junkan Projekt」に参加し国内外の公演に出演。2022年からミックスエイブルダンスカンパニーMi-Mi-Biメンバーとしても活動している。人との出会いの中で「幸子WORLD」を築きたい。
2023年3月19日 時点
KAZUKI
ろう者。俳優・身体表現者・手話パフォーマー。
音楽のある手話表現、無音コンテンポラリー、手話ポエムなど、様々な身体表現者として活動。現在、VV(ビジュアルバーナーキュラー)にも挑戦中。ろう者による視覚的な表現手法を用い、様々なパフォーマンスでろう者も聴者も誰もが観て楽しめる世界観に挑戦している。映画・舞台俳優としても活動し、近年では、映画『ヒゲの校長』『沈黙の50年』、手話裁判劇『テロ』(第1回 関西えんげき大賞 優秀作品賞受賞作)など多数出演。九州国際ダンスコンベンションバリアフリー部門 準優勝、日韓ワールドダンス大会 パラ部門 優勝。全国手話パフォーマンス甲子園では審査員を務める。デフアクターズ2期生。NHK「おはよう関西」、「東京パラリンピック開会式」出演。2025年11月下旬、TOKYO FORWARD 2025 文化プログラム『TRAIN TRAIN TRAIN』(振付演出:森山開次 / 音楽:蓮沼執太)出演予定。2022年より「ダンスカンパニーMi-Mi-Bi」メンバーとしても活動。
2025年7月10日 時点
三田宏美
手話の持つ身体性・音楽性に惹かれて舞台表現活動を開始。ろう者難聴者メンバーとのサインダンス(手話ダンス)チーム活動を経て、舞台での表現や舞台をはじめとする文化芸術分野での手話通訳等を行っている。ダンスボックス主催事業「こんにちは、共生社会(ぐちゃぐちゃのゴチャゴチャ)」協働メンバー。人と人の身体や感覚の交わるところ、そこから立ち上がるものごとに関心がある。サイレント・ダイアログ・カフェ主宰。
2024年9月12日 時点
も
俳優でもなくダンサーでもなく、パフォーマンスアーティストでもなく、
ただの人が、ただの生き物として舞台に立ち、その責任を果たしていることがある。
冷戦期の台北で子ども時代を送る。バブル期の頃は東北のごみ焼却場で働いていた。
東日本大震災の翌年、東京から京都に引っ越した。
舞台芸術にはまったく興味がなかった。
ある時からコンタクトインプロビゼーションのワークショップに継続的に参加、時々舞台に立つようになった。ただの生き物として。
2025年7月10日 時点