神戸のなかのアーティスト・イン・レジデンス(AIR)を紐解くトーク
アーティストが一定期間ある地域に滞在し、いつもとは異なる文化環境で作品制作やリサーチ活動を行う「アーティスト・イン・レジデンス(AIR)」。アーティストの創作において、現代社会の複雑な動向に応答できる活動形態として、国内外の様々な地域や施設で実施されています。また、同時に、アーティスト・イン・レジデンス自体のあり方も、時代の変化に伴いながら、その形態自身も変容させることが可能な器をもっています。今回のトーク・プログラムでは、神戸のなかでのアーティスト・イン・レジデンスを行う団体や施設の“現在地”や、多角的な眼差しからAIRを紐解きます。
概要
日程:2022年2月26日(土)11:00-13:00
会場:ArtTheater dB KOBE
(〒653-0041 神戸市長田区久保町6丁目1-1 アスタくにづか4番館4階)
プログラム
◆第一部 神戸のなかのAIRの事例
大泉愛子(デザイン・クリエイティブセンター神戸 広報・企画事業担当)
岡村有利子(神戸アートビレッジセンター 美術担当)
小國陽佑(NPO法人芸法 理事長/新長田アートコモンズ実行委員長)
下田展久(C.A.P.代表)
横堀ふみ(NPO法人DANCE BOX プログラム・ディレクター)
◆第二部 アーティストにとってのAIRについて
森山未來(俳優・ダンサー)
◆第三部 日本の各地のAIRの事例から
稲村太郎(公益財団法人セゾン文化財団プログラム・オフィサー)
◆第四部 クロストーク
日程
- 2022年2月26日(土)
時間
- 11:00-13:00
会場
ArtTheater dB KOBE
料金
- 無料
対象
- どなたでも(要申し込み)
ご予約
下記のGoogleformよりお申し込みください。
https://forms.gle/QcGB82ruSM8tpdT28クレジット
主催:NPO法人DANCE BOX
助成:文化庁 アーティスト・イン・レジデンス活動支援を通じた国際文化交流促進事業
連携:株式会社くにづか
この記事に登場する人
下田展久
1957年、川崎生まれ。1979年、アルファレコードよりアルバム「ムーンダンサー」でレコードデビュー。1986年、ダイエーの実験店、CSV渋谷の設立に参加、楽器担当マネージャーとして勤務。1988年、神戸のジーベックホール設立準備に参加し2000年まで同ホールのプロデュースを担当。1997年、アクト・コウベ・ジャパン(震災をきっかけにはじまった日仏芸術家の交流活動)で事務局を勤める。1998年、C.A.P.に参加、2015年より理事長を務める。
2023年4月6日 時点
小國陽佑
1984年兵庫県豊岡市生まれ・神戸市在住。近年ではNPO法人芸法として長田区駒ヶ林町に拠点を移し、様々な地域活動を通じてアーティストの表現活動の支援を行う。また、関西圏内でのアートプロジェクトのディレクターも兼任(下町芸術祭、生野ルートダルジャン芸術祭、川西まちなか美術館、学園前アートフェスタなど)。
https://npo-geiho.jimdofree.com/
2023年4月6日 時点
森山未來
1984年、兵庫県生まれ。5歳から様々なジャンルのダンスを学び、15歳で本格的に舞台デビュー。
2013年には文化庁文化交流使として、イスラエルに1年間滞在、Inbal Pinto&Avshalom Pollak Dance Companyを拠点にヨーロッパ諸国にて活動。
「関係値から立ち上がる身体的表現」を求めて、領域横断的に国内外で活動を展開している。
俳優として、これまでに日本の映画賞を多数受賞。ダンサーとして、第10回日本ダンスフォーラム賞受賞。
監督作として、ショートフィルム「Delivery Health」「in-side-out」などを手がける。
2021年3月11日には京都・清水寺でのパフォーマンス「Re:Incarnation」の総合演出を務め、東京2020オリンピック開会式では鎮魂の舞を踊った。
2022年4月より神戸市にArtisti in Residence KOBE(AiRK)を設立し、運営に携わる。ポスト舞踏派。
2023年4月6日 時点
横堀ふみ
神戸・新長田在住。劇場Art Theater dB神戸が活動拠点。ダンス・プログラムを中心に、ほぼ全ての作品/企画を新長田での滞在制作によって実施する。同時に、世界の様々な地域をルーツとする多文化が混在する新長田にて、独自の国際プログラムを志向する。新長田アートマフィア仕掛人・構成員。日越の文化芸術交流を目指したユニット「VIAN」メンバー。京都市立芸術大学非常勤講師。
photo by Junpei Iwamoto