DANCE BOX

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こんにちは、共生社会(ぐちゃぐちゃのゴチャゴチャ)2025

文化芸術を通してともに協働し、新たなビジョンを切り開くプロジェクト『こんにちは、共生社会』。2019年よりスタートし、今年で7年目となりました。障がいの有無、経済環境や家庭環境、国籍、性別など、一人一人の差異を優劣という物差しではなく独自性ととらえ、舞台芸術を軸に、誰もが豊かに暮らし、芸術文化を楽しみ、表現に向かい合うことのできる社会をめざして、様々な芸術文化創造活動を展開しています。

期間

2025年 通年

会場

ArtTheater dB KOBE 他

2025年度は、定期クラス『やさしいコンテンポラリーダンスクラス』も月に一度のペースで継続。出張ワークショップ「旅するクラス」や、やさコン有志メンバーでの「出前パフォーマンス」なども随時開催。ダンスカンパニーMi-Mi-Biは、国内外のアーティスト/カンパニーとの協働制作をスタートします。支援学校でのアウトリーチ事業、オンライン手話講座も実施予定です。
 
▶︎ こんにちは、共生社会 特設サイトはこちらから
 
 

定期クラス「やさしいコンテンポラリーダンスクラス」(ナビゲーター:西岡樹里

踊ってみたい方はどなたでもウェルカムなダンスクラスの6年目

6年目となる、踊ってみたい方はどなたでもウェルカムなダンスクラス『やさしいコンテンポラリーダンスクラス』。今年度も引き続き、劇場ArtTheater dB KOBEにて、月に一度のペースで開催します。出前ワークショップ『旅するやさコン』や、クラスに参加している方々の中から「有志メンバーによる出張パフォーマンス」などを劇場の外に飛び出し、“ダンスを楽しむ時間”を日本全国にお届けします。

▶︎『やさしいコンテンポラリーダンスクラス』特設ウェブサイト

 
 

ダンスカンパニーMi-Mi-Bi

2025年度は2年ぶりとなる神戸・新長田にて上演決定!
国際的な協働制作もスタートします!

◉ 鈴木ユキオ × Stopgap Dance Company(イギリス)とMi-Mi-Biのダブルビル公演

日程: 2025年9月14日(日)・15日(月/祝)
会場: ArtTheater dB KOBE
※Stopgap Dance Companyによるワークショップ&レクチャーも9月に開催予定

◉ Happy African Festival 2025

日程: 2025年11月14日(金)・15日(土)
会場: ArtTheater dB KOBE
11月14日はMi-Mi-Biの新作を上演予定。11月15日は台湾から来日するResident Island Dance Theatreとの共同制作のワークインプログレスを新長田の屋外で行います。Resident Island Dance Theatreとは2024年度に出会い、今後複数年かけて協働制作を予定しています。

 
ドキュメンタリー映像『旅する身体〜ダンスカンパニーMi-Mi-Bi〜』『あたらしい言葉』が配信中

2022年豊岡演劇祭で上演した『未だ見たことのない美しさ』。創作のプロセスを追ったドキュメンタリーが配信中です。

・Amazon Prime Videoにて 『旅する身体〜ダンスカンパニーMi-Mi-Bi〜』
・YouTubeにて 『あたらしい言葉』(多言語字幕付)

 

「こんにちは、共生社会」の取り組みの可能性を広げるワークショップ

アダム・ベンジャミンによるワークショップ、支援学校等への出張ワークショップなどを予定

毎年継続して実施している、アダム・ベンジャミンによるワークショップでは、障がいのある/ない人とのワークを行うための知識や経験を高め、方法論を開発していきます。神戸市内の支援学校等への出張ワークショップを行うなど、教育機関と連携した取り組みを行います。

 

(共催事業)「Happy African Festival 2025」

過去最大規模となる3日間にわたる国際フェスティバル!
2年に一度、Arts For ALL(主宰:アラン・シナンジャ)が開催する「Happy African Festival」。2025年11月14日から16日の3日間開催します!
1日目は、ウガンダ他のアーティストによるショーケース「コンテンポラリープログラム」。2日目は屋外に飛び出し、台湾から来日するResident Island Dance Theatreによるトラックパフォーマンスや、Mi-Mi-Biと協働制作する新作のワークインプログレスを予定。3日目はグランドフィナーレとしてトラディショナルなプログラムを実施します。
 
 

2025年秋に開催する『下町芸術祭2025』にて、「こんにちは、共生社会」的視点で楽しむツアーを実施予定。
「手の表現者」KAZUKIによる「オンライン手話講座」第三弾も予定。
 
 

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2025年度スケジュール

★通年
・やさしいコンテンポラリーダンスクラス(ナビゲーター:西岡樹里)*月に一度の定期クラス
・ダンスカンパニーMi-Mi-Bi活動

 
4月
やさしいコンテンポラリーダンス
・『響愛GARAコンサート』出張パフォーマンス(ナビゲーター:西岡樹里)
 
5月
やさしいコンテンポラリーダンス
・出張パフォーマンス&ワークショップ@アート山大石可久也美術館(ナビゲーター:西岡樹里)
 
9月
・鈴木ユキオ × Stopgap Dance Company(イギリス)とMi-Mi-Biのダブルビル公演
・Stopgap Dance Company(イギリス)ワークショップ&レクチャー
 
10月
・アダム・ベンジャミン(イギリス)ワークショップ
・下町芸術祭にて、「こんにちは、共生社会(ぐちゃぐちゃのゴチャゴチャ)」的ツアー
 
11月
共催企画
・「Happy African Festival 2025」開催
・Resident Island Dance Theatre(台湾) × Mi-Mi-Biの新作ワーク・イン・プログレス
 
 

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ウェブサイト・SNSなど

ウェブサイト
こんにちは、共生社会
やさしいコンテンポラリーダンスクラス 

X(旧Twitter)
@kyosei_db

Instagram
こんにちは、共生社会
やさしいコンテンポラリーダンスクラス

この記事に登場する人

Junpei Iwamoto

Mi-Mi-Bi

社会や暮らしのなかに障害を覚える身体のパフォーマーを含む、ダンスカンパニーMi-Mi-Bi(みみび)。2022年、文化庁とNPO法人DANCE BOXが主催するプロジェクト『こんにちは、共生社会』をきっかけにカンパニーを結成する。同年9月豊岡演劇祭フリンジセレクションに選出され行った旗揚げ公演『未だ見たことのない美しさ』上演。その創作のプロセスを追ったドキュメンタリーも、映像作品・映画として公開され話題を呼んだ。そのほか、ゲーテ・インスティトゥート×Festival Theaterformenの共同プロジェクト「A Gathering in a better world」にてプログラムディレクターを務めるなど、国内外から注目されている。メンバーそれぞれがナビゲートするワークショップや支援学校でのアウトリーチなど、それぞれに異なる身体性と感覚と独自の世界の捉え方などを重要視しながら、活動を展開している。

 

▶︎ ウェブサイト『こんにちは、共生社会(ルビ:ぐちゃぐちゃのゴチャゴチャ)』

2024年5月10日 時点

Resident Island Dance Theatre

レジデント・アイランド・ダンス・シアター(滯留島舞蹈劇場/台湾)は、身体的才能と革新的なステージングで、日常生活にありふれた無意識の動きを重ね合わせ、限界を浮き彫りにし、私たちが自由になる方法を示唆する。型破りな振付家、Chung-An Changが設立し演出するこのカンパニーは、海外公演やコンテンポラリー・ダンスメーカーとの国際的なコラボレーションを行い、障がいのあるダンサーもメンバーとして所属している。台湾の首都台北以外では数少ないプロフェッショナル・シアターのひとつである。

2024年7月3日 時点

阪下滉成

西岡樹里

ダンサーとして国内外のダンス作品に出演。異なる文化背景や様々な身体をもつアーティストとの仕事に携わる。個々の身体や心がもつ固有の物語にダンスを通して想像を巡らせたり、1人ひとりが交差することから見えてくる景色に興味がある。 またダンサーとして、ナビゲーター/講師の活動も広げており、これまでに幅広い年齢の障害のある方やない方を対象にしたワークショップを展開している。2012年より福祉専攻科エコール神戸にてダンスクラスを担当。その他、支援学校や小学校など教育機関のへのアウトリーチ、また放課後等デイサービス、文化施設などでダンスクラスを行っている。2020年よりダンスボックスの『こんにちは、共生社会(ぐちゃぐちゃのごちゃごちゃ)』のプログラムの一環として、踊ってみたい方はどなたでも参加できる「やさしいコンテンポラリーダンスクラス」を開いている。
国内ダンス留学@神戸を1期生として卒業。

2023年4月10日 時点

pepe

Alain Sinandja

神戸市新長田区在住。トーゴ出身。神戸ダンスボックス主催国内ダンス留学で学ぶため2017年、初めて日本に来日。卒業後も日本に残り神戸を拠点に、西アフリカの伝統舞踊とコンテンポラリーダンスを越境しながら独自の作品を制作している。2018年に自身で立ち上げたダンスフェスティバル「AFRICAN CONTEMPORARY NIGHT」はのちのHappy African Festival(HAF)へと発展し、多くの観客を動員した。2019年に、振付家・下村唯との共同制作を行い、同作品は、横浜ダンスコレクションにて振付賞を受賞。同年、山崎広太によるプロジェクト「Darkness Part 3」に参加、ニューヨーク公演に出演した。現在もダンスボックスの様々な企画に参加し、アフリカンダンスクラスを教えるなど、新長田のコミュニティに深く根ざした活動を継続している。

2023年4月10日 時点

アダム・ベンジャミン

数々の受賞歴を持つ振付家、著者、世界的に認知されている講師。CandoCo Dance Companyの共同設立者であり、南アフリカのTshwaragano Dance Companyの元芸術監督。インクルーシブダンスの先駆者の1人であり、著書「Making an Entrance]」は「インクルーシブ」というテーマに関する代表的なテキストとみなされている。The Placeのアソシエイト・アーティストであり、Wingate Scholar、Rayne Choreographic Fellow、Arts Council International Artist Fellowshipの受賞者。高等教育における功績が認められ、National Teaching Fellowshipを授与され、2015年にはthe South Bank Centreから「チェンジメーカー」に選ばれた。現在は、ダンス業界における持続可能性への関心を高めるためthe Dancers’ Forestを展開している。

2024年6月27日 時点

藤本ツトム

森田かずよ

先天性の障害を持って生まれ、18歳より表現の世界へ。自らの身体の可能性を日々楽しく考えながら、ダンサー、俳優として活動。ヨコハマパラトリエンナーレ、国民文化祭、庭劇団ペニノ、アジア太平洋障害者芸術祭など国内外の多数の公演に出演し、メディア出演も多数。近年は障害のある人を含めた多様な人とのダンス公演の創作や演出、ワークショップ講師やレッスンなども行う。
東京2020パラリンピック開会式にソロダンサーとして出演。
神戸大学人間発達環境学研究科博士前期課程修了。
福祉をたずねるクリエイティブマガジン「こここ」にて「森田かずよのクリエイションノート」を連載中。
文化庁・厚生労働省共同開催、障害者文化芸術活動推進有識者会議構成員。
大阪府障害者施策推進協議会 文化芸術部会 委員(2019年度~)
「Performance For All People.CONVEY」主宰。
ダンススタジオP’spot14を含めたNPOピースポット・ワンフォー理事長。
PERSOL Work-Style AWARD 2020 ダイバーシティ部門受賞。

2023年3月17日 時点

coco_HIKARILABO

KAZUKI

ろう者。俳優・身体表現者・手話パフォーマー。
音楽のある手話表現、無音コンテンポラリー、手話ポエムなど、様々な身体表現者として活動。現在、VV(ビジュアルバーナーキュラー)にも挑戦中。ろう者による視覚的な表現手法を用い、様々なパフォーマンスでろう者も聴者も誰もが観て楽しめる世界観に挑戦している。映画・舞台俳優としても活動し、近年では、映画『ヒゲの校長』『沈黙の50年』、手話裁判劇『テロ』(第1回 関西えんげき大賞 優秀作品賞受賞作)など多数出演。九州国際ダンスコンベンションバリアフリー部門 準優勝、日韓ワールドダンス大会 パラ部門 優勝。全国手話パフォーマンス甲子園では審査員を務める。デフアクターズ2期生。NHK「おはよう関西」、「東京パラリンピック開会式」出演。2025年11月下旬、TOKYO FORWARD 2025 文化プログラム『TRAIN TRAIN TRAIN』(振付演出:森山開次 / 音楽:蓮沼執太)出演予定。2022年より「ダンスカンパニーMi-Mi-Bi」メンバーとしても活動。

2024年12月6日 時点

Junpei Iwamoto

福角幸子

神戸市に生まれる。脳性マヒによる手足、言語障害をもちながら自立生活を始める。結婚後、奈良たんぽぽの家、わたぼうし語り部学校に入学。その後、語り部として各地で公演するほか、絵本『めざしのジョニー』学習研究社より出版。舞台の活動は、エイブルアート・オンステージ日英共同企画飛び石プロジェクト公演『血の婚礼』、じゆう劇場、トリコ・A『へそで、嗅ぐ』、ダンスボックス主催「循環プロジェクト」「Thikwa+Junkan Projekt」に参加し国内外の公演に出演。2022年からミックスエイブルダンスカンパニーMi-Mi-Biメンバーとしても活動している。人との出会いの中で「幸子WORLD」を築きたい。

2023年3月19日 時点

三田宏美

手話の持つ身体性・音楽性に惹かれて舞台表現活動を開始。ろう者難聴者メンバーとのサインダンス(手話ダンス)チーム活動を経て、舞台での表現や舞台をはじめとする文化芸術分野での手話通訳等を行っている。ダンスボックス主催事業「こんにちは、共生社会(ぐちゃぐちゃのゴチャゴチャ)」協働メンバー。人と人の身体や感覚の交わるところ、そこから立ち上がるものごとに関心がある。サイレント・ダイアログ・カフェ主宰。

2024年9月12日 時点

似顔絵:前田ポケット

2021年治療困難な疾病に罹患していることが発覚。以降療養生活を送っている。
2019年Monochrome Circus『FLOOD』出演。2023年よりMi-Mi-Bi加入。京都在住。

2023年9月12日 時点

大阪生まれ、神戸・新長田在住。
1996年ダンスボックスの立上げに参加。大阪・神戸でのほぼすべてのプログラムに立ち会い、団体と劇場の運営を行う。アーティスト育成プログラム「国内ダンス留学@神戸」等を通じてアーティストの創造・活動環境を思考し、また障がいをもつ人や様々なルーツの人、多世代の地域の人と共につくる「こんにちは、共生社会(ぐちゃぐちゃのゴチャゴチャ)」の活動等を通じて、ダンスと身体、表現と社会、人と地域と劇場が出会い拡張する現場を考え続けている。

また1989年以降ダンサーとしても活動。上海太郎舞踏公司、冬樹ダンスビジョンを経て、
2000年より千日前青空ダンス倶楽部(芸名:稲吉)にて国内外、屋内外で踊る。
黒沢美香&大阪・神戸ダンサーズ(2007-2016)ダンサー。

(photo by Junpei Iwamoto)

2023年4月17日 時点

紅玉

大阪生まれ。1972年土方巽の舞踏に出会って以来、独自に舞踏を研究し始め、74年より北方舞踏派の設立に参加。 舞踏手として山形・北海道を拠点に活動。2000年、演出・振付家として「千日前青空ダンス倶楽部」を結成。 代表作「夏の器」「水の底」は国内外で多数上演。2005年、大阪市咲くやこの花賞受賞。動くのではなく、動かされる身体に着目。形にならない至らない気配から、踊り手の存在、美しさを引き出す。踊りの根源を見据えつつ、同時代におけるダンスの可能性を探求している。

2023年4月10日 時点

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