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【RRAレポート】YAMASHIRO UEHARA VANESSA ERIKA

劇場〈ArtTheater dB KOBE〉および新長田各所を拠点に、自身の表現探求や身体の鍛錬のためのリサーチやダンストレーニングなどを行う『dBリサーチ・レジデンス・アーティスト』。
2026年度は4月〜7月の約4か月間に14組のアーティストが滞在します。

今回は、6月24日〜30日にかけて滞在したYAMASHIRO UEHARA VANESSA ERIKA さんの滞在記録を公開します。

 

2026年度 dBリサーチ・レジデンス・アーティスト(RRA2026)については ▶︎こちら から

YAMASHIRO UEHARA VANESSA ERIKA
【滞在期間:6月24日(水)〜30日(火)】

6月24日(水)

新長田到着。DANCE BOXの方々と挨拶・MTG。滞在場所、劇場案内される。

6月25日(木)

午前中にDANCE BOXのやさしいコンテンポラリークラスの受講者(日系ペルー人の方)と交流。
午後に商店街周辺探索と劇場ロビーで横堀さん、内田さん、高山玲子さんと午前中の交流内容をシェア。その他クリエーション。

6月26日(金

午前中クリエーション。
午後ラントイ(Làng tôi )で日系ブラジル人の方のオンライ講義のアーカイブをdB横堀さんとベトナム人のベトナム語教師の方と視聴。
その後合流した高山玲子さんのリサーチ内容を見学。

6月27日(土)

カトリックたかとり教会(たかとりコミュニティセンター)内の“ひょうごラテンコミュニティ”への訪問実施。
午前中〜昼過ぎまで幼児クラスの手伝い、以降は雑誌Latin-aの編集室で簡単な手伝い実施。
海外移住と文化の交流センターへ訪問し、「Y3N6 KOBE STUDIO Y3 NEW 6 ARTISTS EXHIBITION 2026」の展示作品を準備中の高瀬瑶子さん、長井望美さんに出会った。

6月28日(日)

海外移住と文化の交流センターへ訪問し、移住ミュージアム内を調査員の方の説明を聞きながら観覧。 ミュージアムの事務所で調査員の方々と交流。
ベトナム料理店・四姉妹で新長田在住のベトナム人の方々と交流(カラオケ)しながらの夕食。

6月29日(月)

クリエーション。その他、コロナ禍に行われていたオンライン配信の最終回のアーカイブを視聴。

6月30日(火)

午前「大人からはじめるバレエクラス」受講。午後dB田中さんとMTG、ムーブメントリサーチ。帰宅

 


神戸市立海外移住と文化の交流センター

 


 

Q1 レジデンスの目的を教えてください。

当初は、ダンサーとして本気で活動する決意表明と神楽坂セッションの「ダンスシアター21フェス vol.140 “夏編” ③」に出す作品を作成する為に、自分と向き合おうと思い応募をしました。

 

Q2 どのようなリサーチや実験を行いましたか?

・自分と似た境遇の人物と話し合い、過去の体験をシェア。
・dB横堀さんからのお誘いで、日系ブラジル人の方のオンライン講義のアーカイブ視聴し、一緒に視聴していたベトナム人教師の方と合間に意見交換実施。
・新長田の近くのたかとり教会で隔週開かれるスペイン語教室でのお手伝いと一般社団法人ひょうごラテンコミュニティが発行しているスペイン語情報誌「Latin-a」の発送お手伝い実施。合間でスペイン語教師や母語がスペイン語の父親、JICAの留学制度で来日した青年たちやコミュニティの方々とお互いの境遇をシェア。
・海外移住と文化の交流センター内のミュージアムを見学。
日系ブラジル人の方々が調査員の方に説明を受けながら見学していた為、合流。日系ブラジル人の方々と調査員の方々と交流を実施した。
・ムーブメントリサーチ
・フィールドリサーチ
→その他、地域の方々と交流(鳩の様子、飲食、子ども食堂、銭湯など)

 


カトリックたかとり教会(たかとりコミュニティセンター)内の雑誌Latin-aの編集室

 

Q3 印象的な瞬間(エピソード)があれば教えてください

・鳩の歩くスピードが速い
・地域に子供食堂が多いイメージ
・家族写真は言葉が不要なぐらい、それぞれの物語が見えてくるものだと思った。
・生き残るために住んでいる国や地域の言葉を覚える力が強く、両親の母語の影響が薄れてしまうのは仕方がないのかもしれないと改めて実感した。
・ベトナムの方々は、カラオケが好きなのか?
・商店街を中心に大きなコミュニティが出来上がっていると感じたこと。
・海外移住と文化の交流センター(当時の名称:国立移民収容所)ができる前に先祖はペルーに移動していたと知ったこと。

 

Q4 今回のリサーチで収穫はありましたか?

リサーチに関わった皆様方、ありがとうございました。
このプロジェクトじゃないと腹を割って、自分と似たような境遇の方々とお話しすることは難しく、とても感謝しております。
滞在中、意識しなくても勝手に過去の自分や家族の姿を新長田に住んでいる人を通して出会うことが多かったです。
例えば、ベトナム料理店の四姉妹で、日本語教室の課題を息子に聞いて解いているベトナム人とか、面倒な顔をしている息子さんとか。自分と母親をみているようで、他人事ではなかったです。
また、海外移住と文化の交流センターでは、自分を始め、親族全員に影響がある情報を得ました。
自分の先祖について少しだけ近づけたことをとても驚いております。
情報量が多くムーブメントに変換できていないのが大部分です。
しかし、このレジデンス期間に起きたことを少しずつ自分の栄養(ムーブメント)にしていけるように、
作品に反映していけるように、引き続き自分と向き合おうと思います。

 

Q5 今後の展望を教えてください

今回の制作する作品は、未完成のまま進んでいく予定です。
自分の先祖への理解が深まるごとに作品へのアップデートをしていきます。
ゆくゆくは作品と一緒にさまざまな場所へ旅立てますように。

 


 

【今後の予定】

8/1に神楽坂セッションハウス”ダンスシアター21フェス vol.140夏編③”でソロを上演します。

情報・予約はこちら:https://session-house.net/

 

今回のリサーチに関わった人や場所

やさしいコンテンポラリーダンスクラス参加者
一般社団法人ひょうごラテンコミュニティ
ラントイ(Làng tôi )
高山玲子
海外移住と文化の交流センター 調査員の方々

 

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