DANCE BOX

会員募集中

Dance Residence Artist 2025(国内ダンス留学@神戸11期)

国内ダンス留学@神戸11期
dB Dance Residence Artist(DRA)とは

ダンサーとしてのスキルや経験を高めるため、実践的な講座を通して踊る技術や表現力を磨き、基礎となる力を育てます。さらに、クリエーションや出演を通して振付を読み解く力、動きの背景にある構造や意図を理解する力を養い、今後の活動の土台となる視点や感性を培います。

 

‗‗‗‗‗‗‗‗‗‗‗‗‗‗‗‗


▶ dB Dance Residence Artist (DRA)

伊村千奈美

コメント

まず、今回のDance Residence Artistに参加できる機会を頂けたことに感謝いたします。
その日、その場限りの踊り、舞台作品、だけでなく、この先もずっと残っていくような作品制作ができるきっかけを見つける時間にしたいです。自分と向き合うこと、そして他者と関わることを恐れず、今この瞬間にしか得ることが出来ない事柄にしっかりと目を向け、自身のこれからの栄養素となるような時間を育めたらと思います。

プロフィール

1998年生まれ。小学3年生よりヒップホップダンスを始め、高校生の時にコンテンポラリーダンスに出会う。
高校卒業後、University of Central Oklahomaにてダンスとビジネスを学ぶ。
在学中にKaleidoscope Dance Companyに所属し10 Hairy Legs, Mike Esperanza, George Staibなど、アメリカ国内の様々な振付師の作品に携わる。
卒業後は日本に帰国し、映像作品の制作、ソロパフォーマンスを行うなど、既存の概念に囚われない表現を追求している。

 

 

植田円

コメント

3日間のオーディションで出会った「フィジカルカタルシス」では、これまでのダンス経験では気づかなかった自分の感覚や可能性に出会いました。
何をしてもいい、拒んでもいい
そんな空間のやさしさに、安心して自分を委ねることができました。
これからは6人の仲間とともに、自分自身をもう一度見つめ直し、深めていく時間になると思います。
挑戦を恐れず、興味を恐れず、すべての感覚を開いて、全力で向き合います。

プロフィール

茨城県出身。3歳よりモダンバレエを始める。
玉川大学芸術学部パフォーミング・アーツ学科卒業。在学中は玉川さやかに師事。コンテンポラリーダンスを軸にバレエ、ジャズダンス、日本舞踊、演技など幅広く学ぶ。
卒業後は社会人経験を積んだ後、コンテンポラリーダンスでの表現を本格的に追求。現在は自主公演出演のほか、学校や商店街など地域でのパフォーマンス活動も行っている。

 

 

大迫健司

コメント

生きることにどう触れているか。その感触や肌触り、生きることへの場や環境をどう整えておくか。
この世界の湖面にさざ波をたてるとしたら、どんなものであって欲しいと願うのか。
そのための場と環境を育み豊かにしていく土壌であるには。
それらのことが、踊りをどう発見していけるか、どんな踊りに出会えるか、創作ということ自体をどう捉えていくか、に直結していると朧げながら思うようになりました。
スペースノットブランクとDANCE BOX、沢山のアーティストとの交流の中で、その思いを深めていける体験となりますように。

プロフィール

元々は俳優。ダンスカンパニー『zerO』、『関かおりPUNCTUMUN』の所属を経て、現在はフリー。
yield(イールド)という、立ち位置の関係性から場や空間にアプローチしていくボディーワークに出会い学び始める。生き物の原初的な層でのコミニュケーションの質と、場・空間の関係に興味を持つ。
大地の再生という土中環境の改善プロジェクトに参加。環境が変化すると自然の対応も変化していくことを体感していく。
生きることをからだに通して得られる体験・体感と共に、からだや踊りの探求を紡ぐ道すがらにいます。

 

 

大村花漣

コメント

貴重な機会をいただき、ありがとうございます。これから出会うであろう人々や物事、体験にとてもわくわくしています。ダンスに没頭できる贅沢で刺激的な環境下で、貪欲に、そして素直に様々なことを吸収し、ダンスを多角的に捉え、ダンサーとしての在り方を見つけていきたいです。何事にも誠実に向き合っていきたいと思います。

プロフィール

2006年生まれ 東京都出身。
幼少期より始めたクラシックバレエを軸に、ジャズダンスやミュージカルを経験し、コンテンポラリーダンスと出会う。2024年 都立総合芸術高等学校舞台表現科 コンテンポラリーダンスコース卒業。現在は立教大学現代心理学部映像身体学科に在学し、様々な領域から身体について学び、実践と理論の両面を通じて、身体表現の可能性を探求している。

 

 

岸本茉夕

コメント

今いる場所から離れるということが、自分にとって必要だとずっと思っていました。
この場に影響されながら、新たに出逢う身体・人・ものなどにきっとたくさん助けられていくことと思います。興味が光るほうへ果敢に向き合っていく期間にしたいです。たのしみです。
何があってもそれはそれと、受け止めたり受け止めきれなかったりして。自身が納得できる決定打を粛々と打ち続けたいです。いろいろと教えてください。よろしくお願いいたします。

プロフィール

2001年生まれ 神奈川県出身
桜美林大学芸術文化学群 演劇・ダンス専修卒業。在学中、ダンスを木佐貫邦子に学ぶ。
人は自分を探す為に色々な事をすると思っていて、ダンスを通じて自分を探し続けて現在に至る。創作において、表現する為だけのものでは無く時に隠れられるもので在りたいと考え、匿名性の高い作品づくりに興味がある。チェーン店でなどで匿名性についてのリサーチを行う。
近頃は、舞台以外の枠組みで気になることに導かれながら、人と関わり、生活を続ける。

 

 

奈米(Nano)

コメント

身体はときに、言葉よりも遠くへ届く。
踊ることは、私にとって「問い」に触れることです。
自分の内と外、社会や沈黙と向き合いながら、なぜ踊るのかを問い続けてきました。
このたび、小野彩加さん・中澤陽さんによる「スペースノットブランク」の作品に関わらせていただけること、
そして db で学びの時間を持てることに、心より感謝しております。
まだ輪郭の定まらない身体ですが、そのままを受けとめ、丁寧に重ねていけたらと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

プロフィール

本舞踊、クラシックバレエ、ジャズダンスを経て、現在はコンテンポラリーダンスを中心に活動。身体と声のあわいに立ち、問いを差し出すような表現を探っている。2025年『かんのと』(AiRK×西神中央ホール)に出演。モデルや俳優としても活動し、写真や映像のなかで静けさにとける身体と向き合いながら、静と動、言葉と沈黙のゆらぎを行き来している。

 

 

‗‗‗‗‗‗‗‗‗‗‗‗‗‗‗‗

 

 

▶DRAの取り組みの流れ


❶ワークショップオーディション 7月

(日程・詳細はこちら

小野彩加 中澤陽 スペースノットブランクによる3日間のワークショップオーディションを行います。

 


❷「集中プログラム(必須)」「照明講座」 9月、10月、12月

  (各日程・詳細はこちら)

20名の国内外で活躍する講師陣による講座やワークショップを受講し、実践と理論の両面から、踊ることや振付への理解を深め、ダンサーとしての力を高めながら表現の視野を広げます。

 


➌Newcomer/Showcase #1 『フィジカル・カタルシス:ダンス作品第7番』

  (詳細はこちら)

小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク振付・演出作品のクリエーションに参加し、出演します。

期間:2025年11月3日(月)- 11月29日(土)
公演日時:2025年11月28日(金)19:00、29日(土)14:00


❹フィードバック

参加者、振付家、スタッフとの全体フィードバックや、個人の振り返りを行います。

 

‗‗‗‗‗‗‗‗‗‗‗‗‗‗‗‗

 

▶︎【Newcomer/Showcase#1】
小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク
『フィジカル・カタルシス:ダンス作品第7番』

1)ワークショップオーディション

日程:2025年7月10日(木)―12日(土)
時間:10:00-14:00 (時間外に15分程度の個別面談あり)
会場:ArtTheater dB KOBE

2)クリエイション/リハーサル

日程:2025年11月3日(月)〜27日(木)土日お休み
時間:10:00-17:00休憩含む(11月25日〜27日は終日)
会場:ArtTheater dB KOBE他

3)本番日

日程:2025年11月28日 (金)19:00、29日(土)14:00
会場:ArtTheater dB KOBE

 

 

『フィジカル・カタルシス』(2019年)シアター・バビロンの流れのほとりにて 撮影:月館森
 

招聘アーティスト・コメント

募集にあたって 小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク、小野彩加と中澤陽です。
私たちが2019年より研究開発してきた動きと振付の生成メカニズム「フィジカル・カタルシス」を用いて「ダンス作品」を創ります。
「フィジカル・カタルシス」は「ダンス作品以前のダンス」を探究することを目的として研究開発を開始しました。メカニズムを確立した今、それを用いて「ダンス作品」を創ろうと「逆行」する心持ちで、発展させようとしています。そして、本作ではその「ダンス作品」のメインコンセプトに「フィジカル・カタルシス」自体を設定します。

これまでも『フィジカル・カタルシス』の名称を舞台のタイトルとして、2019年にはシアター・バビロンの流れのほとりにてにて、2020年にはこまばアゴラ劇場にて上演を行なってきました。しかし、それらは私たちにとって「フィジカル・カタルシス」というメカニズムの「見た目」をできる限り「ダンス作品」らしく仕立て上げた、その時点の「ダンス」の集積としての上演でしかありませんでした。

「フィジカル・カタルシス」には、身体の内側を起点とする5つの基礎フェーズ「ミュージック」「リプレイ」「フォーム(シグナル:シンボル:システム)」「ジャンプ」「トレース」と、身体の外側を起点とする4つの応用フェーズ「ストリート」「サイクル」「オブジェクト」「バランス」の合わせて9つのフェーズが存在します。それら全てのフェーズを貫き、重ねることで「フィジカル・カタルシス」の名称とそのメカニズムをコンセプトとする「ダンス作品」即ち『フィジカル・カタルシス:ダンス作品第7番』を爆誕させます。

「フィジカル・カタルシス」は、手法であり、仕組みであり、訓練であり、肯定であり、環境であり、不思議のダンジョンであり、異能バトルであり、ダイヤの乱れであり、語彙であり、空気の入れ替えである。
「ダンス作品」に必要なスキル、テクニック、エクスプレッションとは何か。そこに居る、立つ、動く、踊る。他者と協働する、同時に、自己を確立する。

身体中に無数に存在する『モンスターズ・インク』に出てくるどこかの部屋に繋がる扉を一つ一つノック(KNOCK)し、大切だと思うものことには結び目を創り、その結び目の集積である結び目たち(KNOTS)が、私たちの過程=結果として舞台に、上演に顕在化することを期待します。私たちはそのためにベストを尽くす所存です。

ご応募お待ちしております。よろしくお願いいたします。

小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク

 

 


 

宣伝美術:DOR

【プロフィール写真】
Photo by Junpei Iwamoto

【トップ画像】
Photo by Junpei Iwamoto
Model: Aya Shinya
主催 : NPO法人DANCE BOX
企画・制作:NPO法人DANCE BOX
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(芸術家等人材育成))|独立行政法人日本芸術文化振興会
協力:凱風館


【お問合せ】

NPO法人DANCE BOX
電話:078-646-7044
メール:info-db@db-dancebox.org

この記事に登場する人

Dan Bellman

小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク

二人組の舞台作家・小野彩加と中澤陽が舞台芸術作品の創作を行なうコレクティブとして2012年に設立。舞台芸術の既成概念と、独自に研究開発する新しいメカニズムを統合して用いることで、現代における舞台芸術の在り方を探究し、多様な価値創造を試み続けている。固有の環境と関係から生じるコミュニケーションを創造の根源として、クリエーションメンバーとの継続的な協働と、異なるアーティストとのコラボレーションのどちらにも積極的に取り組んでいる。2018年度から2020年度まで、調布市せんがわ劇場 ドラマ・エデュケーション・ラボDEL メンバー。2023年度、芸術文化観光専門職大学 ダンスワークショップ実習B 講師。同年度、吉祥寺シアター ダンス部2023 講師。同年度、DANCE BOX 国内ダンス留学@神戸9期 Dance Makers Camp I 招聘アーティスト。2023年度から2024年度にかけて、映画美学校 言語表現コース ことばの学校 第3期 演習科 創作クラス 専任講師。2025年度、MYOKO SKOOL vol.8 招聘アーティスト。2023年度より、Dance Base Yokohama レジデントアーティスト。

Webサイト:https://spacenotblank.com/

2025年4月7日 時点

Junpai Iwamoto

伊村千奈美

1998年生まれ。小学3年生よりヒップホップダンスを始め、高校生の時にコンテンポラリーダンスに出会う。高校卒業後、University of Central Oklahomaにてダンスとビジネスを学ぶ。在学中にKaleidoscope Dance Companyに所属し10 Hairy Legs, Mike Esperanza, George Staibなど、アメリカ国内の様々な振付師の作品に携わる。卒業後は日本に帰国し、映像作品の制作、ソロパフォーマンスを行うなど、既存の概念に囚われない表現を追求している。

2025年7月21日 時点

Junpai Iwamoto

植田円

茨城県出身。3歳よりモダンバレエを始める。
玉川大学芸術学部パフォーミング・アーツ学科卒業。在学中は玉川さやかに師事。コンテンポラリーダンスを軸にバレエ、ジャズダンス、日本舞踊、演技など幅広く学ぶ。
卒業後は社会人経験を積んだ後、コンテンポラリーダンスでの表現を本格的に追求。現在は自主公演出演のほか、学校や商店街など地域でのパフォーマンス活動も行っている。

2025年7月21日 時点

Junpai Iwamoto

大迫健司

元々は俳優。ダンスカンパニー『zerO』、『関かおりPUNCTUMUN』の所属を経て、現在はフリー。
yield(イールド)という、立ち位置の関係性から場や空間にアプローチしていくボディーワークに出会い学び始める。生き物の原初的な層でのコミニュケーションの質と、場・空間の関係に興味を持つ。
大地の再生という土中環境の改善プロジェクトに参加。環境が変化すると自然の対応も変化していくことを体感していく。
生きることをからだに通して得られる体験・体感と共に、からだや踊りの探求を紡ぐ道すがらにいます。

2025年7月21日 時点

Junpei Iwamoto

大村花漣

2006年生まれ 東京都出身。
幼少期より始めたクラシックバレエを軸に、ジャズダンスやミュージカルを経験し、コンテンポラリーダンスと出会う。2024年 都立総合芸術高等学校舞台表現科 コンテンポラリーダンスコース卒業。現在は立教大学現代心理学部映像身体学科に在学し、様々な領域から身体について学び、実践と理論の両面を通じて、身体表現の可能性を探求している。

2025年7月21日 時点

©︎蓬莱ひより

岸本茉夕

2001年生まれ 神奈川県出身
桜美林大学芸術文化学群 演劇・ダンス専修卒業。在学中ダンスを木佐貫邦子に学ぶ。
人は自分を探す為に色々な事をすると思っていて、私は踊る事で自分を探し続けて現在に至る。今すごく遠い場所へ行きたいと思っている。他者の世界に興味を抱きながら、旅するように作品を創ったりして活動を続ける。

2025年6月3日 時点

Junpei Iwamoto

奈米

本舞踊、クラシックバレエ、ジャズダンスを経て、現在はコンテンポラリーダンスを中心に活動。身体と声のあわいに立ち、問いを差し出すような表現を探っている。2025年『かんのと』(AiRK×西神中央ホール)に出演。モデルや俳優としても活動し、写真や映像のなかで静けさにとける身体と向き合いながら、静と動、言葉と沈黙のゆらぎを行き来している。

2025年7月21日 時点

  • DANCEBOX
  • DANCEBOX
  • DANCEBOX
  • DANCEBOX