『テーパノン』とは?

古典仮面舞踊「コーン」とは (International Thai Dance Academyのホームページより抜粋)
「コーン」は演目がインドの叙事詩「ラーマーヤナ」をタイ風にアレンジした「ラーマキエン」に限られます。
女性、神、王族役以外のトッカサン(悪魔)、王を守るハヌマーン(サルの軍団)、動物役は仮面をつけます。語り部による語りと会話で物語が展開し、ピーパートと呼ばれる民族楽器団の演奏にあわせ、踊りと無言劇で表現されます。足踏みを中心とした動きが特徴です。
コーン仮面劇は楽器の演奏に合わせて踊るもので、弁士の朗詠や歌によって踊りが進行する場面もある。
コーン仮面劇はタイ独特の舞台芸術で、昔のチャックナーク・ドゥクダムバン(招龍儀式)、ナンヤイ(影絵芝居)、クラビー・クラボーン(闘技)などに由来するものである。元々は、役者全員が顔を隠すように頭からすっぽり動物の仮面をかぶっていた。そのせいでコーン仮面劇においては役者に代わって声を発する人物を必要としたが、そうした人物をタイ語ではコン・パーク・チェーラチャー(弁士)と読んでいる。出演者はこの弁士の朗詠や歌に合わせて踊ったり、挙措動作を行っていたようである。後になると、コーン仮面劇には発展をとげて人間の男女が登場するようになり、神々や天女といった登場人物は先の尖った頭冠を着用、頭からすっぽり面をかぶるのは悪鬼や猿といった配役だけとなった。それでも弁士が踊り手に代わって朗唱するやり方はずっと続いている。タイには昔から多くの種類の舞踊が存在したが、今日でも変わらず人気のある舞踊は「ラバム・ラム・テン」の名で親しまれている。  
 


 
 
Pichet Klunchun / ピチェ・クランチェン 【バンコク(タイ)出身/在住】
ピチェ・クランチュンはタイの伝統舞踊をベースに同時代の表現を模索する新しい世代のアーティストである。16歳からタイの伝統仮面舞踊『Khon』を習いはじめ、伝統舞踊専攻で学位を取得。その後、コンテンポラリー・ダンスに触れ、ダンサー、振付家として活躍し国内外を問わず高い評価を受けている。近年、自身のカンパニー『LifeWork Company』を設立し、力強い伝統舞踊をベースとした若いアーティストの育成に務めている。

2001年
【Asian Cultural Council】の奨学金を獲得。

2002年
 
‘Search: Hamlet’をデンマークにて上演。
TheatreWorks “The Global Soul”ハンガリー、ドイツ、シンガポール、スイス、オランダ公演に参加。
ソロ作品“I-TAP-PAJ-JA-YA-TA”を大阪、デンマーク、台湾で上演。

2004年
ソロ作品“The Bathe Ceremony of Phaya Chattan”を大阪、デンマークで上演。

2005年〜2006年
TheatreWorks“The Global Soul”のイギリス、ドイツ公演に参加。
ソロ作品(タイ宮廷舞踊スタイル)“I am a demon”をタイにて上演。
“Pichet Klunchun and Myself,”を、フランス、ドイツ、オーストリア、ベルギー、イタリア、
スウェーデン、ノルウェイ、スロベニア、チュニジア、 台湾、シンガポール等で上演。

2005年

“Made in Thailand” (ジャローム・ベルとの共作),“Shoes” (ソロ作品)、 “The Sacrifice of Phya Chattan”  (群舞)を、「Kunesten Festival Des Arts 2005」(ブリュッセル)とベルギーで上演。
ベネツィア・ビエンナーレ出品の“Erendiras”の振付を担当。

2006年
ソロ作品 “I am a demon”をフランス、ドイツ、オーストリア、スウェーデン、ノルウェイ等で上演。

2007年
社団法人国際演劇協会(ITI/UNESCO)日本センター主催「第3回アジアダンス会議」に参加。

 

Peter Golightly / ピーター・ゴライトリー 【ミルウォーキー(アメリカ)出身/京都在住】
アメリカ/ミルキー・ウィスコンティン生まれ、デトロイト育ち。3歳から舞台に立ち始める。モダンダンス、ジャズダンス、日舞、インド古典舞踊などを学ぶ。1989年から2001年にかけてダム・タイプに出演したり、京劇等の数多くのジャンルのアーティストとコラボレーションを行う。神戸国際舞踊コンクール優秀賞を受賞。また1997年から京都にて劇場とイベントスペースを兼ね揃えた「京龍館」のディレクターとして活動している。
 
Jong-Mi Lim / イム・ジョンミ 【釜山(韓国)出身/大阪在住】
韓国キョンソン大学、ドイツ《Im Plus Tanz98》、フランス《マティルド・モニエ、リヨン・コンセルバトワール》で、コンテンポラリーダンスを学び、2002年に来日。2003年御茶ノ水女子大学でコンテンポラリーダンスの理論研究に取り組み、2004年より大阪芸術大学院で即興に関する振付の研究を行っている。現在は大阪芸術大学大学院博士課程。第42回なにわ芸術祭新人賞〈舞踊作家部門〉。大阪府知事賞、大阪市長賞受賞。
 
伊藤恵 / イトウ・メグミ 【東京(日本)出身/在住】
早稲田大学第二文学部 演劇専修卒業。1999年にパフォーミングアーツカンパニー「quattro ombrello(現M.M.S.T)」で活動後、2001年に渡英し、テアトル・ド・コンプリシテ ワークショップ、London Comtenporary Dance School、Dance Studioほかで演劇、ダンスを修める。帰国後、M.M.S.Tで活動を再開、現在はフリーのパフォーマーとしてダンス、演劇のジャンルにこだわらない活動を続けている。
 
北原倫子 / キタハラ・ミチコ 【グロウスゲラウ(ドイツ)出身/京都在住】
1979年ドイツ生まれ、山梨県育ち。バレエ、声楽を習い、育つ。演劇、ダンスなどのワークショップを経験し、2004年から、ストリート系ダンスと演劇のユニットSugarLakesの活動に参加。2006年コンテンポラリーダンスの舞台公演「現動力」に出演。現在、京都で自分の体でできることを限りなく模索しながら、活動中。
 
 

主催:NPO法人 DANCE BOX沖縄県立博物館・美術館島根県芸術文化センター【グラントワ】、文化庁
後援:在大阪タイ王国総領事館、在那覇タイ王国名誉領事館(予定)、社団法人国際演劇協会(ITI/UNESCO)日本センター
協力:津和野町日原中央公民館、プラザ枕瀬、高津神楽社中、木ノ口神楽社中

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