Mi-Mi-Bi『未だ見たことのない美しさ〜神戸ver.〜』
今回の公演
テーマを旅としました。
ただ単にどこかへ旅をするだけでなく、
それぞれの身体の違い、感覚の違いも
旅をしていただきたいと考えました。
違う身体を凝視することからはじまる旅。
五感を使って感じてください。
その中に「未だ見たことのない美しさ」が見つかると嬉しいです。
演出 森田かずよ
分からなさは、どこから、いつから、
美しさへと変わるんだろうか。
こちらの身体が反応する。
これから先を想像する。
人の数だけ普通があって、
人の数だけ発見があって、
それが共存している美しい世界。
─ 2022年9月、豊岡ver.上演時 観客の声より
昨年、豊岡演劇祭フリンジセレクションにて鮮烈なデビューを果たした、ミックスエイブルダンスカンパニーMi-Mi-Bi(みみび)。見えない人、聞こえない人、脳性麻痺、車いすユーザー、義足など、一人一人異なる身体と感覚が迫りくる話題作。神戸・新長田にて凱旋公演決定!!!灯のない海、音のない雑踏、生まれる前からずっとしてきた旅・・・一緒に旅に出ませんか?
ミックスエイブルダンスカンパニーMi-Mi-Bi
『未だ見たことのない美しさ〜神戸ver.〜』
演出:森田かずよ
演出補佐:内田結花
振付・出演:内田結花、KAZUKI、武内美津子、福角幸子、福角宣弘、三田宏美、(も)、森田かずよ
音楽:日野浩志郎
舞台衣装:bde
協働メンバー:竹口郁美、中村風太
手話通訳:三田宏美、箕浦伸子
舞台監督:夏目雅也
照明:三浦あさ子
音響:西川文章
フライヤーデザイン・写真:岩本順平
日程
- 2023年10月26日(木)〜28日(土)
時間
- 10/26(木)19時開演
10/27(金)18時開演 ※アフタートークあり(手話通訳付)
10/28(土)15時開演 ※14時〜見えない人のための鑑賞ガイドあり(要申込) ※託児所あり 会場
ArtTheater dB KOBE
(神戸市長田区久保町6-1-1アスタくにづか4番館4階)料金
- 【★早割】一律1,500円(9月30日まで受付・オンライン申込のみ)
【一般】2,500円
【長田区民割引】2,000円
【U25・障がい者・介助者・会員】1,500円
※当日券は各300円UP
※小学生以下無料 ご予約
オンライン、電話、メールにて、チケットお申込みいただけます。
オンライン: https://mimibi2023.peatix.com/
電話: 078-646-7045(11:00〜17:00/不定休)
メール: info-db@db-dancebox.org※電話・メールでお申込の方
件名「みみび神戸公演申込み」とし、以下をお伝えください。
①お名前 ②日にち ③チケット枚数・種類 ④電話番号 ⑤メールアドレス ⑥その他お問合せ
クレジット
文化庁委託事業「令和5年度障害者等による文化芸術活動推進事業」
主催:文化庁、NPO法人DANCE BOX
企画・制作:NPO法人DANCE BOX
撮影協力:医療法人社団十善会 野瀬病院
この記事に登場する人
Mi-Mi-Bi
社会や暮らしのなかに障害を覚える身体のパフォーマーを含む、ダンスカンパニーMi-Mi-Bi(みみび)。2022年、文化庁とNPO法人DANCE BOXが主催するプロジェクト『こんにちは、共生社会』をきっかけにカンパニーを結成する。同年9月豊岡演劇祭フリンジセレクションに選出され行った旗揚げ公演『未だ見たことのない美しさ』上演。その創作のプロセスを追ったドキュメンタリーも、映像作品・映画として公開され話題を呼んだ。そのほか、ゲーテ・インスティトゥート×Festival Theaterformenの共同プロジェクト「A Gathering in a better world」にてプログラムディレクターを務めるなど、国内外から注目されている。メンバーそれぞれがナビゲートするワークショップや支援学校でのアウトリーチなど、それぞれに異なる身体性と感覚と独自の世界の捉え方などを重要視しながら、活動を展開している。
▶︎ ウェブサイト『こんにちは、共生社会(ルビ:ぐちゃぐちゃのゴチャゴチャ)』
2024年5月10日 時点
日野浩志郎
1985年生まれ、島根県出身の作曲家、ミュージシャン。実験的なリズムのアプローチを試みるグループ「goat」や「bonanzas」での活動の他、電子音楽を使ったソロプロジェクト「YPY」を行う。他にも電子音楽とクラシカル楽器を融合させたハイブリッドオーケストラ「Virginal Variations」、その発展として多数の音空間を混在させた全身聴取ライブ「GEIST」の作曲、演出を手掛ける。2021年には佐渡島の太鼓芸能集団 鼓童と滞在制作を行い書き下ろした90分に及ぶ楽曲群を捉えた映画「戦慄せしめよ/Shiver」(監督:豊田利晃)が公開された。
2023年3月8日 時点
bde
「不思議な違和感を表現する色遊び。」
どこか変わっているという違和感を感じさせられる色遊びを表現するブランドとして2016年にデザイナー長井宏昭からbdeが誕生しました。地元である神戸から表現をもっと自由にできる様に様々な展開で色遊びを表現しています。
ファッションのみならずクリエイターとのアートミックスを行いながら、多種多様な角度で私たち独自の違和感たっぷりの世界を創造しています。
2023年5月5日 時点
森田かずよ
先天性の障害を持って生まれ、18歳より表現の世界へ。自らの身体の可能性を日々楽しく考えながら、ダンサー、俳優として活動。ヨコハマパラトリエンナーレ、国民文化祭、庭劇団ペニノ、アジア太平洋障害者芸術祭など国内外の多数の公演に出演し、メディア出演も多数。近年は障害のある人を含めた多様な人とのダンス公演の創作や演出、ワークショップ講師やレッスンなども行う。
東京2020パラリンピック開会式にソロダンサーとして出演。
神戸大学人間発達環境学研究科博士前期課程修了。
福祉をたずねるクリエイティブマガジン「こここ」にて「森田かずよのクリエイションノート」を連載中。
文化庁・厚生労働省共同開催、障害者文化芸術活動推進有識者会議構成員。
大阪府障害者施策推進協議会 文化芸術部会 委員(2019年度~)
「Performance For All People.CONVEY」主宰。
ダンススタジオP’spot14を含めたNPOピースポット・ワンフォー理事長。
PERSOL Work-Style AWARD 2020 ダイバーシティ部門受賞。
2023年3月17日 時点
福角宣弘
車いすユーザー
骨形成不全症
車いすスポーツ(バスケ・テニス・マラソン等)を活動する。
2007年から、ダンスボックス主催の「循環プロジェクト」「Thikwa+Junkan Projekt」に参加し国内外の公演に出演。以降、パフォーマンス、ワークショップ、トークプログラムなど多数ダンスボックスと協働している。表現する事に、ダンス、演劇、腹話術など。2022年からミックスエイブルダンスカンパニー「Mi-Mi-Bi」メンバーとしても活動中。現在スケードボードに挑戦中。
2023年3月17日 時点
福角幸子
神戸市に生まれる。脳性マヒによる手足、言語障害をもちながら自立生活を始める。結婚後、奈良たんぽぽの家、わたぼうし語り部学校に入学。その後、語り部として各地で公演するほか、絵本『めざしのジョニー』学習研究社より出版。舞台の活動は、エイブルアート・オンステージ日英共同企画飛び石プロジェクト公演『血の婚礼』、じゆう劇場、トリコ・A『へそで、嗅ぐ』、ダンスボックス主催「循環プロジェクト」「Thikwa+Junkan Projekt」に参加し国内外の公演に出演。2022年からミックスエイブルダンスカンパニーMi-Mi-Biメンバーとしても活動している。人との出会いの中で「幸子WORLD」を築きたい。
2023年3月19日 時点
KAZUKI
(北薗知輝)
代名詞「手の表現者」としてストリートライブから始め、ろう者も聴者も誰もが楽しめる世界観を表現。その他、コンテンポラリー、舞踊など様々な視覚的なパフォーマンスを表現。映画、舞台俳優も活動し「夏の光、夏の音」「ヒゲの校長」「手話裁判劇テロ」など数々の映画主演。2020TOKYOパラリンピック開会式出演、TOKYO2020ThankYouEvent「ARIGATO」出演。
2023年3月18日 時点
武内美津子
2004年、51歳の時、病に倒れ視力を失い、以後、病と視覚障害と下肢の麻痺とともに生きている。 2014年より舞台表現を始め、一人芝居で金賞やグランプリなど受賞多数。国内外の公演に出演。
2020年よりNPO法人DANCE BOX主催「こんにちは、共生社会(ぐちゃぐちゃのゴチャゴチャ)」プロジェクトに参加し、本プロジェクトから活動をスタートさせた、ミックスエイブルダンスカンパニーMi-Mi-Biのメンバーとしても活動している。2021年、東京2020パラリンピック開会式では「盲目の飛行機」役を演じる。また、文芸活動ではNHKハート展に入選など受賞多数。絵や書も書き、2022年には、ゲーテ・インスティトゥートとドイツの国際演劇フェスティバルFestival Theaterformenが共同で立ち上げたプロジェクト「A Gathering in a better world」でオープンアトリエを開くなど、多岐にわたる活動を行っている。
2023年4月20日 時点
内田結花
ダンサー・振付家。上演環境や状況に振り付けられる身体をテーマに、屋内外のあらゆる場で自作品を発表。主な作品に、『暮らしのシリーズ』(2019〜23年)、『Along a long ARIMA』(2021年、六甲ミーツ・アート 芸術散歩 2021)、『ニュー・フィールドワーク』(2023年、下町芸術祭 / 2024年、KYOTO EXPERIMENT)などがある。2022年より「こんにちは、共生社会(ぐちゃぐちゃのゴチャゴチャ)」協働メンバーとなり、ダンスカンパニーMi-Mi-Biの立ち上げ当初から関わる。文化庁・NPO法人DANCE BOX主催「国内ダンス留学@神戸」2期修了。国内外の多様な振付家や作家の作品に多数出演している。
2024年9月12日 時点
三田宏美
手話の持つ身体性・音楽性に惹かれて舞台表現活動を開始。ろう者難聴者メンバーとのサインダンス(手話ダンス)チーム活動を経て、舞台での表現や舞台をはじめとする文化芸術分野での手話通訳等を行っている。ダンスボックス主催事業「こんにちは、共生社会(ぐちゃぐちゃのゴチャゴチャ)」協働メンバー。人と人の身体や感覚の交わるところ、そこから立ち上がるものごとに関心がある。サイレント・ダイアログ・カフェ主宰。
2024年9月12日 時点
も
2021年治療困難な疾病に罹患していることが発覚。以降療養生活を送っている。
2019年Monochrome Circus『FLOOD』出演。2023年よりMi-Mi-Bi加入。京都在住。
2023年9月12日 時点