エラ・ムティアラ（スカブミ／インドネシア）は、10月16日〜11月19日の間、新長田に滞在します。 彼女が幼少から見て・感じて・踊ったジャワ島西部のスンダ族の伝統芸能であるバジドランを、新長田での出会いの手がかりとします。 バジドランの芸術には、「祝祭」、「社交」、「豊穣（宇宙と肉体の関係）」という3つのキーワードが挙げられます。「祝祭」は、出会いを生み出し、しばしば喜びの雰囲気に包まれ、老若男女を問わず、一人ひとりの「社会的交流の場」となる。人間の身体という文脈における「豊穣さ」は、受胎とも関わり合います。それはつまり、各個人が現在、過去、そして未来の年齢における自分の身体をどのように見ているのかという問いかけを投げかけます。私の周囲では、年齢がその人の価値を左右するという社会構造がいまだに残っており、この構造は受胎や不妊の問題と関連しています。私はこの考え方に関心があります。なぜなら、この考え方は個人によって異なるはずだと思うからです。ある人にとっては老いは恐怖かもしれないが、老いを受け入れる人にとっては、老いという経験は充実したものなのかもしれません。生殖能力や不妊という社会的な構造によって不安を感じることなく、身体を意味ある旅としてとらえてみたいと思います。

日時：

【展示】
11月3、4、5、9、10、11、12、16、17、18、19日
11：00～17：00
※木・金・土・日オープン
※日曜のみ16:00まで

【イベント】

①11月3日（金）17:00〜18:00
オープニング・イベント「エラのダンスとトークとお茶会」

②11月17日（金）17:00〜18:00
クロージング・イベント「みんなでバジドランを踊ろう！」

会場：Studio PLOW（Internatinal Sharehouse Mare内）
神戸市長田区駒ケ林町４丁目１６−６

料金：無料

対象：どなたでも

ご予約：予約不要