DANCE BOX

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DANCE BOXの2024年度事業ラインナップ

昨年度(2023年度)では、新しいスタッフ4名を迎えて、事業に取り組んで参りました。それぞれの個性が徐々にDANCE BOXの活動へと浸透しはじめ、NEWチームとしての体制も整ってきました。相変わらず雑談も飛び交うにぎやかな事務所ですが、皆の持ち味を活かした劇場運営・事業進行に取り組んで参ります。これまでの積み重ねを大切に、同時に大胆に舵をきられるような2024年度を目指して・・。

では、DANCE BOXの2024年度のラインナップをご紹介します。

期間

2024年4月1日~2025年3月31日

▶「国内ダンス留学@神戸 10期」

コンセプトはこれまでを引き継ぎながら、プログラムの形式を更新していきます。

更新点は、大きく3つです。

 

①8ヶ月間の長期プログラムから変更し、年間を通じて5日間〜4週間のプログラムを毎月実施します

今年度は、それぞれの活動スタイルや展望に応じて、集中して参加できるプログラム構成へと更新しました。間口を広げることによって、参加アーティストを増やし、横のつながりや連携を生み出せる機会を設計しています。

 

②プロジェクト・ベースでも参加できる公募スタイルを実施します

4月〜7月に「リサーチ・レジデンス」と題し、成果発表を伴わない滞在制作を公募しました。計6組のアーティストが参加し、各々のリサーチテーマに基づいた探求に徹します。
さらに、2025年1月~3月に1ヶ月間の滞在制作と上演(Newcomer/Showcase#2、#3)を伴った「クリエーション・レジデンス」の公募は、まもなく開始します。
8月には、招聘振付家によるダンス公演(Newcomer/Showcase#1)へのダンサーWSオーディションを予定しています。

 

③一週間の集中プログラム(クラスや講座など)を計5回実施します

単発ではなく連続して参加することに意義や効果のあるワークショップ・スタイルは継続します。振付家やダンサーを対象とした1週間のワークショップを帯で行いながら、「国内ダンス留学@神戸」の修了者によるプログラム、制作講座なども組み込みます。
「子どもダンス留学@神戸」は、名称を「国内ダンス留学@神戸 for TEENS」に変えてリニューアルします。

 

「国内ダンス留学@神戸 10期」の1年間の流れ

4月~7月:「リサーチ・レジデンス」(参加アーティスト:高瀬瑶子、豊田ゆり佳、吉岡あおい、武井琴、idea platform、サブリーナ・フート、長尾明実)

8月:「国内ダンス留学@神戸 for TEENS」

   Newcomer/Showcase#1招聘振付家によるWSオーディション

9月:「集中プログラム① ~Kick Off~」

10月:「集中プログラム②③」

11月:「集中プログラム④⑤」

11月〜12月: Newcomer/Showcase#1の滞在制作と上演

2025年

1月〜3月:「クリエーション・レジデンス」滞在制作と上演

2月:Newcomer/Showcase#2 クリエーション・レジデンス・アーティスト①

3月:Newcomer/Showcase#3 クリエーション・レジデンス・アーティスト②

 

写真:岩本順平

 


▶「こんにちは、共生社会~ぐちゃぐちゃのゴチャゴチャ~」

今年度は、Mi-Mi-Biダンスカンパニーが9月に新作公演を予定しています。ドラマトゥルクに筒井潤(演出家/戯曲家)、音楽に嶺川貴子を新たに迎え入れ、演出を森田かずよと内田結花が共同で行う新体制で挑みます。

海外からアーティストを招聘してプログラムも行います。Resident Island Dance Theatre(台湾在住)との交換ワークショップ、アダム・ベンジャミン(イギリス在住)によるワークショップ、音楽×ダンス・アーティストONIKHO(アメリカ在住)とのセッションやワークショップなどを計画しています。

定期クラス『やさしいコンテンポラリーダンスクラス』は引き続き月に一度のペースで開催します。

 

「こんにちは、共生社会」の1年間の流れ

毎月:やさしいコンテンポラリーダンスクラス

7月:Resident Island Dance Theatre(台湾在住)との交換ワークショップ

8月:アダム・ベンジャミン(イギリス在住)によるワークショップ、OUTBACKプロジェクト公演

9月:Mi-Mi-Biダンスカンパニー 新作公演

10月:音楽×ダンス・アーティストONIKHO(アメリカ在住)とのセッション

写真:岩本順平

 

▶国際交流事業 アーティストinレジデンス 

海外から招聘し滞在制作を行う「アーティスト・イン・レジデンス」では、2名のアーティストが参加します。いずれも様々なルーツにつながる人々が暮らす集住地域・新長田の文脈と出会いリサーチを重ねる滞在制作となります。

現代アートをバックグラウンドとするジュン・グェン=ハツシバ(アメリカ在住)は、長田のベトナム・コミュニティと出会い滞在制作を行います。時期は調整中です。振付家・ダンサーのイム・ジエ(ドイツ在住)は、長田をベースに関西一円のコリアン・コミュニティをリサーチする滞在制作を10月に行います。

 

また、DANCE BOXからアーティストを海外へと派遣するプログラムも継続しています。

中間アヤカ&コレオグラフィーによる『フリーウェイ・ダンス』はオーストリア公演を成功させたばかりです。新たに設立したフェスティバル「Tangente St.Pölten」に公式招聘されました。

ジェイスン・ハワードによる日米共同制作プログラムも継続しています。アラン・シナンジャと十川大希が渡米し「ベイツ・ダンス・フェスティバル」の一環で滞在制作を行います。

写真:岩本順平

 

▶劇場写真館~新長田家族編~

新長田に暮らす/ゆかりのある家族写真を劇場で撮影するプロジェクトは、3年目となります。

撮影する家族数を増やし、展示および関連パフォーマンスとして「家族対抗歌合戦」を行います。また、2-3組の家族にフォーカスしたZINEも制作し、当プロジェクトを多角的に紹介します。

写真:岩本順平

 

◇◇◇

 

真陽デイサービスへのダンス・ファシリテーターの派遣、および、コロナ渦中に開始した「大人から始めるバレエ<女性限定>」も息長く継続中です。

 

まだ他にも数多く計画中です。

今年度も引き続き、皆さまのご来場・ご参加を心よりお待ち申し上げております。

 

NPO法人DANCE BOX

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