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DANCE BOX Artist in Residence Program 2025

2025年度、海外からアーティストを招聘し、新長田を拠点にリサーチをベースとした滞在制作を行う「DANCE BOX Artist in Residence Program 2025」。今年度は、二人のアーティストをお迎えしました。

一人は9月21日~10月28日、インドネシア・インドラマユからアスティア・フィトリ・プラニさん。
そして、10月27日~11月30日にはベトナム・ホーチミンからジュン・グエン=ハツシバさんによる滞在制作を行います。

また、「海外派遣」プログラムも継続して実施しています。

期間

2025年度

会場

ArtTheater dB KOBE(日本・神戸)他

アーティスト・イン・レジデンス(AIR)

海外から招聘し滞在制作を行う「アーティスト・イン・レジデンス」では、2名のアーティストが参加します。
いずれも様々なルーツにつながる人々が暮らす集住地域・新長田の文脈と出会いリサーチを重ねる滞在制作となります。
 
 
 

DANCEBOX×招聘アーティスト

アスティア・フィトリ・プラニ(インドネシア・インドラマユ在住)

滞在期間:2025年9月21日~10月28日
 
9月中旬から新長田に滞在し、新長田の様々な場所で踊ります。今回、関西拠点の異なるバックグラウンドをもつ3名のダンサーに、一つの仮面舞踊を手渡しました。どのように変容し、何を語り始めるのか…アスティアのダンス、そして3名のダンスをお楽しみください。
 
コラムは ▶︎こちら から
 
アーティストプロフィール: アスティア・フィトリ・プラニ(Astiah Fitri Pelani)
インドネシア・インドラマユ地方の仮面舞踊手。
9歳より仮面舞踊をはじめ、現在はインドネシア教育大学舞踊教育学科に在籍中。
仮面舞踊は、娯楽を超えて地域の歴史や精神性を体現するものとして、インドラマユの人々にとって大切な文化資源となっています。
 
 

上演:2025年10月19日(日) ※下町芸術祭2025のDANCE BOX企画として実施
会場:新長田駅前広場、高福寺
出演:アスティア・フィトリ・プラニ/いはらみく、十川大希、趙恵美
上演詳細は ▶︎こちら から
 

 上演日程 

10月10日 真陽デイサービス
10月19日 「下町芸術祭2025」インドラマユから新長田へ、越境する仮面舞踊。
10月21日 神戸市内 保育園
10月23日 神戸市内 個人宅
10月24日 下町芸術祭ツアー/金千秋と巡る下町エスニックツアー
10月25日 下町芸術祭ツアー/横堀ふみと巡る下町おどるツアー
10月27日 神戸市内中学校

 
主催:NPO法人DANCE BOX
共催:新長田アートコモンズ実行委員会
助成:文化庁 令和7年度アーティスト・イン・レジデンス型地域協働支援事業
 
 


 
 

ジュン・グエン=ハツシバ(ベトナム・ホーチミン在住)

滞在期間:2025年10月27日~12月2日
 
今回の滞在では、2024年度のリサーチの中で出会ったことをつなげながら、新たな取り組みを取り入れた滞在計画となっています。
次の2つの大きな柱「片山工房でのレジデンス」「ジュン・グエン=ハツシバと仲間たち<Mắt5 Saigon>によって撮影されたホーチミンと、新長田滞在中に撮影した〈ふたつの現在〉を切り取った写真展」をもとに活動します。
 
コラムは ▶︎こちら から
 
アーティストプロフィール: ジュン・グエン=ハツシバ(Jun Nguyen-Hatsushiba)
1968年東京にて日本人の母とベトナム人の父の間に生まれ、幼少時代を日本で過ごした後、アメリカで教育を受ける。現在、ホーチミン(ベトナム)在住。2001年より難民や社会的少数派をテーマに取り上げた「メモリアルプロジェクト」シリーズを発表、国際的に注目を浴びる。ベニス、横浜、イスタンブール、シドニーなどで開催されるビエンナーレ・トリエンナーレの国際展に参加。
グッゲンハイム美術館(ニューヨーク)、ホイットニー美術館、ポンピドゥーセンター、森美術館などに作品が所蔵されている。
 

サポートアーティスト:Nguyễn Quỳnh Trang
(滞在期間:11月19日~12月2日)
イラストレーター兼アーティスト。水彩画を専門とし、鮮やかで表現力豊かなビジュアルで創造的なコンセプトを生き生きと表現する。
2022年6月、グラフィックデザインの専門知識を高めるためにDPIセンターで15か月間のプログラムに参加。
2024年には、アーティストのジュン・グエン=ハツシバとコラボレーションする機会を得て、デザイン的な思考をもってワークショップを協働で開催する。そして、グエン=ハツシバの人生と芸術の旅を軸とした、本のプロジェクトに取り組みます。
 
 

Live It 生きよう:Nagata/Saigon Photo Exchange 2025
展示期間:2025年11月21日~25日 ▶︎展示詳細
展示会場:角野邸
写真:Jun Nguyen-Hatsushiba、Mắt5 Sàigòn
プロジェクト・サポート:Trần Nguyên
 

 滞在スケジュール 

11月3日 Photo Walk # 1「下町芸術祭のラストデイを撮り歩く」
11月8日 Photo Walk # 2「週末の長田を撮り歩く」
11月11日 Photo Walk # 3「長田の丸山を撮り歩く」
11月13日 Photo Walk # 4 「朝早くの駒ヶ林を撮り歩く」
11月16日 Photo Walk # 5 「神戸マラソンを撮り歩く」
11月21日〜11月25日 写真展「Live It: Nagata/Saigon Photo Exchange 2025」@角野邸
11月22日 トークイベント「片山工房でのことを聞かせてください、ジュンさん~新川修平×ジュン・グエン=ハツシバ~」@駒ヶ林会館
11月24日 写真展関連イベント@ジョブ・スペース・ラボ

 
主催:NPO法人DANCE BOX
共催:NPO法人芸法
協力:片山工房、dpi CENTER、Mắt5 Sàigòn、Mizuma Art Gallery
助成:文化庁 令和7年度アーティスト・イン・レジデンス型地域協働支援事業

この記事に登場する人

Astiah Fitri Pelani

インドラマユ地方(インドネシア)の仮面舞踊手。
9歳より仮面舞踊をはじめ、現在はインドネシア教育大学舞踊教育学科に在籍中。
仮面舞踊は、娯楽を超えて地域の歴史や精神性を体現するものとして、インドラマユの人々にとって大切な文化資源となっています。

2025年9月9日 時点

いはらみく

1996年生まれ。静岡県出身。NPO法人DANCE BOX 「国内ダンス留学@神戸」4期生、5期生を奨学生として参加。卒業後拠点を関西に移しダンサーとして、伊藤千枝子、off-Nibroll、Erin Kilmurrayなどの作品に出演。
2018年より関西を中心に活動するヲミトルカイにダンサーとして参加。

現在は1児の母として育児にも奮闘中。

2025年7月24日 時点

十川 大希

大阪府出身。幼い頃から大伯母のバレエ教室【環バレエ教室】でバレエを学ぶ。12歳の時、兄に憧れてスイスへバレエ留学を果たす。留学先でコンテンポラリーダンスに魅了されるも、バレエに専念する。

20歳で帰国後、鬱病を発症し、一時的に踊ることを休止。代わりに、絵を描くことに没頭するようになる。現在は、踊ることや作品を創り上げることといった、言語を介さない人とのコミュニケーションに心躍らせながら、国内外問わず興味深い作品に出演・制作に携わっている。

2012年スイス国立バレエ学校へ入学
2016年オランダ王立バレエ学校へ研修生として入学
2019年トゥルーズバレエカンパニーにて1年勤務

2024年9月8日 時点

ホ サンホ

趙恵美

コリアンダンサー/コリアンパーカッショニスト  9歳から舞踊を始め、日本、韓国で様々な舞台に出演。 現在はコリアンダンサーとして、朝鮮と韓国舞踊に軸を置き創作活動を行う。 韓国伝統打楽器奏者としても音楽講師を務める。 舞の旅プロジェクトでは、国籍を外した本当の自分を追求し、舞を通してあるがままの自分を正直に表現する。

2024年5月27日 時点

ジュン・グエン=ハツシバ

1968年東京にて日本人の母とベトナム人の父の間に生まれ、幼少時代を日本で過ごした後、アメリカで教育を受ける。現在、ホーチミン(ベトナム)在住。
2001年より難民や社会的少数派をテーマに取り上げた「メモリアルプロジェクト」シリーズを発表、国際的に注目を浴びる。ベニス、横浜、イスタンブール、シドニーなどで開催されるビエンナーレ・トリエンナーレの国際展に参加。
グッゲンハイム美術館(ニューヨーク)、ホイットニー美術館、ポンピドゥーセンター、森美術館などに作品が所蔵されている。

2024年10月22日 時点

Nguyễn Quỳnh Trang

イラストレーター兼アーティスト。水彩画を専門とし、鮮やかで表現力豊かなビジュアルで創造的なコンセプトを生き生きと表現する。
2022年6月、グラフィックデザインの専門知識を高めるためにDPIセンターで15か月間のプログラムに参加。
2023年10月、「表現力豊かな水彩画のイラスト」と「現代のグラフィックデザインの手法」の垣根を越え融合させたプロジェクトである「The Lost Book of Joy」でThink Different Awardを受賞し、高く評価された。
2024年には、アーティストのジュン・グエン=ハツシバとコラボレーションする機会を得て、デザイン的な思考をもってワークショップを協働で開催する。そして、グエン=ハツシバの人生と芸術の旅を軸とした、本のプロジェクトに取り組みます。

2024年10月22日 時点

新川 修平

1974年、神戸市長田区生まれ。20歳で阪神淡路大震災を経験する。
自宅が全壊し、震災での「生と死」「人とまち」の再生を目の当たりにする。
その当時ボランティアで陶芸の福祉作業所に通い「人が軸」であると知る。
2003年・障害のある方の表現に特化した「片山工房」を設立。
2011年・「特定非営利活動法人100年福祉会」理事長に就任。
各実行委員や行政企画委員、人とアート・社会を主とした講演・執筆等多数。
団体賞歴:平成22年度 ユニバーサル社会づくり賞 ひょうご推進会議会長賞 受賞
令和元年度 神戸市文化活動功労賞 受賞
令和2年度 神戸長田文化特別賞 受賞
令和5年度 神戸市市民福祉奨励賞 受賞

2025年10月14日 時点

Mắt 5 Sài Gòn

ベトナム語のMắt(マッ)は目を意味します。私たちは物事を五感(五つの目)で見ます。しかし「Mắt 5 Sài Gòn」の由来は、ベトナム語で発音した時の響きにあります。(Mắt)マッ・(5)ナム・(Sài Gòn)サイゴン。第二次世界大戦後に設立された世界的に有名な写真家コレクティブ「マグナム」からきています。

2025年10月28日 時点

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