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国内ダンス留学@神戸10期 集中プログラム【C】身体と環境の機微を捉える

集中プログラム【B】(10月7日-11日)が終わり、休息も束の間、10期アーティストたちは「集中プログラム【C】身体と環境の機微を捉える」(10月14日-18日)に挑みました。

5週間の集中プログラムも折り返し地点。身体の解像度を上げたり、モノやオブジェクトの重さを捉えるなど、普段意識していなかったものを敏感にとらえる経験となりました。

その様子を、受講者の生き生きとしたレポートでご紹介いたします。

現在は、Newcomer/Showcase#1 中村蓉『フーーーーーーガ!』のクリエーションが進行中!
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スケジュール

【C】身体と環境の機微を捉える

 

【10/14~18】
▶青木尚哉〈「ポイントワーク」集中合宿〉

基礎理論、補助理論の座学と実践ワークを通して、ポイントワークを学びました。
実際に40箇所あるポイントにシールを貼り、そこを意識して動かすという極めて繊細なワークでした。
集中合宿を通して、何か新しい身体感覚を得ることができました。

✎書き手:dBアソシエイト・ダンサー 天野朝陽


40か所ある身体のポイントを、シールでマーキング

複数のポイントを意識しながら踊る

 

【10/15】
▶︎横堀ふみ 〈制作講座③テキストを書く〉

伝わりやすいテキストの秘訣をみっちり伝授いただきました。テキストには色々な用途がありますが、今回扱ったのは〈伝えるためのテキスト〉。企画書やプロフィールなど、フォーマルな場に適した書き方を学びました。講座の最後には、実践として、各自のプロフィールの作成に取り組みました。目的に合わせて文のスタイルを調節することを大切にしたいと思いました。

✎書き手:dBアソシエイト・ダンサー 山下桃花

 

【10/15,16】
▶木村玲奈〈曖昧さの可能性〉

テープで仕切られた空間の中に、それぞれの持ち寄ったアイテムが並びました。
90分ノンストップのワークで、外側にはカメラやオーディエンスがいて、みる・みられる状況や、そこに存在すること、踊りが発生する瞬間など、表現の可能性を探るようなワークでした。
「おもしろい!」と感じる瞬間がいくつもあり、そう感じた理由を後から考えることも興味深いワークでした。

✎書き手:dBアソシエイト・ダンサー 天野朝陽


テープで区切られた空間の中で90分間パフォーマーとして過ごす

集合写真

 

【10/17,18】
▶︎ハラサオリ〈誘われる身体〉

デッサンするときの身体の動きやモノの素材感を捉えることから始まり、舞台に出ているモノも共演者、そしてその”共演者”の動きを見届けることや空間を俯瞰的に見てモノを配置することなどしました。モノによって、可能性が広がったり、やりづらさがあったり、モノをモノとして見たり、見なかったり、その”共演者”に誘発される身体の動きが見ていてもやっていても面白かったです。

✎書き手:dBクリエーション・レジデンス・アーティスト 石田満理佳

◉朝のトレーニングクラス

【10/16】
▶︎永山春菜 〈合気道〉

合気道2回目。永山春菜先生が指導してくださいました。
この日は呼吸法からスタートしました。印象的だったのは、上から下への呼吸。手を上げながら息を吸って、手を下ろしながら息を吐いていきます。

1.有声の「あ」(声を出す)
2.上半分は有声、下半分は無声(声を出さずに「あ」で息を出す)
3.無声
4.上半分は無声、下半分は無音(息を出すだけ)
5.無音

5種類の呼吸をしながら、その違いを感じました。いきなり無になろうとすると難しいですが、有るところから始めると自然と無になることができました。そして、呼吸法をした後は身体がすっきりとして、その後の稽古も集中して取り組むことができました。
普段から呼吸の大切さを感じていますが、改めて呼吸に注目する機会を持つことができてよかったです。

✎書き手:dBアソシエイト・ダンサー 宇津木千穂

合気道の呼吸法を行う

 

【10/17】
▶︎永山春菜 〈合気道〉

永山先生の合気道3回目は、相手に気を流し流される感覚が段々と馴染んできて、稽古はよりアクティブなものになりました。凱風館の皆さんの動きを見て学んだり、教えていただいたりして、合気道の世界とそれぞれが歩んできたダンスの世界が繋がっていく感覚が皆あったのではないでしょうか。とても集中できて、気持ちの良い朝でした。

✎書き手: dbアソシエイト・ダンサー 中村風香

 

【10/18】
▶︎鞍掛綾子 〈Listening Body〉

水中にいるところを想像したり、そこに加えて片手に重みのある石を持ってみたりと、講師の鞍掛さんの声かけに導かれながら、イメージを重ね、動いていきます。上手くいったこと、思うようにできなかったこと、どちらにも評価をつけずに、からだの状態を聴くことに集中する時間でした。

✎書き手:dBアソシエイト・ダンサー 山下桃花

 


 

DETA

【C】身体と環境の機微を捉える

期間:2024年10月14日(月・祝)〜18日(金)
時間:10:00-17:00、または、-20:00 途中休憩あり
講師/ファシリテーター:青木尚哉、木村玲奈、ハラサオリ、中西ちさと、永山春菜 他

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