【協力事業】ARTS STUDY 2024「芸術鑑賞のための6カ月」
C.A.P(特定非営利活動法人 芸術と計画会議)主催
ARTS STUDY 2024「芸術鑑賞のための6カ月」
特別企画「“ダンスへの眼差し”を紐解くシリーズ」
WEBサイト: https://cap-kobe.com/arts-study/
ARTS STUDY特別企画として「“ダンスへの眼差し”を紐解くシリーズ」をナビゲーションします!
私たちスタッフが同じ上演に立ち会っても、感想や見るポイントは異なります。
それぞれの専門性を背景に、どのようにダンスと向き合い、どのように眼差しを向けているのかを紐解く全6回の企画です。
会場は「Urban Picnic」にて。是非お越しください!
◉「ダンスを鑑賞するその前に」
講師:横堀ふみ(プログラム・ディレクター)
【日時】10月26日(土) 11:00-13:00
【会場】Urban Picnic
DANCE BOXは4階に位置する劇場を飛び出して、表現の場を街なかで展開するプログラムも積極的に行ってきました。その多くには、ダンスへの眼差しを解きほぐすような仕掛けを随所に取り入れています。“地域(新長田)とダンスの関わり”をテーマに話します。
◉「ダンスは誰のもの?〜舞踏から障がい者とのダンスまで〜」
講師:大谷燠(エグゼクティブディレクター、理事長)
文(事務局長、ダンサー)
【日時】11月30日(土) 14:30-16:30
【会場】Urban Picnic
バレエなどで見られるテクニックを礎によく鍛錬されたダンサーの身体美。それらの美のあり方をふまえつつ、日本の風土の上で新たに読み直した“舞踏”。その独自の歴史や方法論を入り口に、その人ならではのダンスを生みだすことに迫ります。
◉ 国内ダンス留学@神戸10期 中村蓉振付作品 鑑賞+感想シェア会
【日時】12月22日(日)
【会場】ArtTheater db KOBE
「国内ダンス留学@神戸」のプログラムの一つ。オーディションを経て選ばれた10期のダンサーと振付家・中村蓉とがタッグを組んだダンス作品を鑑賞します。中村蓉は、過去には歌謡曲からオペラまで幅広い文脈とダンスをつなげる、独自の視点と方法論をもつアーティストです。
◉ ダンスが生まれる場〜教育現場の只ならぬダンス〜
講師:田中幸恵(エデュケーション・プログラム・ディレクター、「長田ルンバ」編集長)
【日時】1月11日(土) 14:30-16:30
【会場】Urban Picnic
DANCE BOXでは、10年以上にわたり小中学校等の教育期間で、ダンスWSを実施しています。現場では、子ども達の想像力や発想力から引き出された、予想の斜め上をいく珍事件が巻き起こります。そこには、ダンスを眼差す秘密に満ちています。こっそりお伝えします。
◉ “ダンス作品”じゃなくていいんじゃない?
講師:野田容瑛(広報、アーティスト)
【日時】2月15日(土) 14:30-16:30
【会場】Urban Picnic
DANCE BOXスタッフの半数以上は、ダンスを踊り・つくる人々です。うちの一人、野田が演出した「1(忘)LDK」では、言葉と語り、ドローイング、ダンスなどの複数の表現方法を編み込みながら、住処と自身にまつわるパフォーマンスを上演しました。上演および上演の解体を行います。
◉ ダンスを書くこと、ダンスを読むこと
講師:杉本昇太(スタッフ、ダンス批評)
【日時】3月15日(土) 14:30-16:30
【会場】Urban Picnic
ダンス作品について書くことを試みます。ダンスは生まれた瞬間から消えゆく特徴を持っています。形に残らない表現に、言葉でいかに留めることができるのでしょうか。綴る行為から生まれる、ダンスへの眼差しの可能性を探ります。
日程
- 10/26(土)、11/30(土)、12/22(日)、1/11(土)、2/15(土)、3/15(土)
時間
- 10/26 11:00-13:00(担当:横堀)
11/30 14:30-16:30(担当:大谷、文)
12/22 未定
1/11 14:30-16:30(担当:田中)
2/15 14:30-16:30(担当:野田)
3/15 14:30-16:30(担当:杉本) 会場
Urban Picnic
(兵庫県神戸市中央区加納町 6-4-1 東遊園地内)
※ 12/22はArtTheater dB KOBEにて開催
ご予約
WEBサイトをご確認ください。
お問合せ
C.A.P.(特定非営利活動法人 芸術と計画会議)
〒650-0003
神戸市中央区山本通3-19-8
神戸市立海外移住と文化の交流センター内
phone+fax:078-222-1003 / 10:00-19:00 (月曜休み)クレジット
主催:C.A.P. (特定非営利活動法人 芸術と計画会議)
協力:NPO法人DANCE BOX※ 「ARTS STUDY」とは
C.A.P. (特定非営利活動法人 芸術と計画会議)主催の勉強会。
2024年は「芸術鑑賞のための6カ月」として、
美術、音楽、ダンス、それぞれ毎月2回ずつ
6ヶ月で全36回の講座をが開講されます。
この記事に登場する人
大谷燠
1996年に大阪でDANCE BOXを立ち上げ、多数のコンテンポラリーダンスの公演、ワークショップをプロデュース。2009年より神戸・新長田に拠点を移し、小劇場「ArtTheater dB 神戸」を運営。公演事業のみならず、「国内ダンス留学@神戸」をはじめ、若手アーティストの育成、子どもの豊かな感性を育てるプログラム、国内外のアーティスト・イン・レジデンス事業、地域と連携した事業を展開。ダンスの持つ力を通して、多様な人が共生する社会に向けて新たなビジョンを切り拓くアートプログラムを行っている。
これまでに、国際交流基金 地球市民賞、神戸市文化奨励賞、神戸長田文化賞、KOBE ART AWARDのほか、文化庁長官表彰、芸術選奨文部科学大臣賞(芸術振興部門)、神戸市地域活動賞 受賞。
2017年より神戸アートビレッジセンター館長。(※2023年4月より「新開地アートひろば」に名称変更)
(photo by Junpei Iwamoto)
2023年4月17日 時点
文
大阪生まれ、神戸・新長田在住。
1996年ダンスボックスの立上げに参加。大阪・神戸でのほぼすべてのプログラムに立ち会い、団体と劇場の運営を行う。アーティスト育成プログラム「国内ダンス留学@神戸」等を通じてアーティストの創造・活動環境を思考し、また障がいをもつ人や様々なルーツの人、多世代の地域の人と共につくる「こんにちは、共生社会(ぐちゃぐちゃのゴチャゴチャ)」の活動等を通じて、ダンスと身体、表現と社会、人と地域と劇場が出会い拡張する現場を考え続けている。
また1989年以降ダンサーとしても活動。上海太郎舞踏公司、冬樹ダンスビジョンを経て、
2000年より千日前青空ダンス倶楽部(芸名:稲吉)にて国内外、屋内外で踊る。
黒沢美香&大阪・神戸ダンサーズ(2007-2016)ダンサー。
(photo by Junpei Iwamoto)
2023年4月17日 時点
横堀ふみ
神戸・新長田在住。劇場Art Theater dB神戸が活動拠点。ダンス・プログラムを中心に、ほぼ全ての作品/企画を新長田での滞在制作によって実施する。同時に、世界の様々な地域をルーツとする多文化が混在する新長田にて、独自の国際プログラムを志向する。新長田アートマフィア仕掛人・構成員。日越の文化芸術交流を目指したユニット「VIAN」メンバー。京都市立芸術大学非常勤講師。
photo by Junpei Iwamoto
田中幸恵
DANCE BOXエデュケーション・プログラム・ディレクター
ダンスファシリテーター、「長田ルンバ」編集長
2000年渡独。Deutsche Sporthochschule Köln余暇・クリエイティブ学科修士取得。同時期より、ダンサーとして活動を始めドイツ国内外のフェスティバルやダンス作品に多数出演。帰国後、2011年よりダンスボックスにて「国内ダンス留学@神戸」などアーティスト育成プログラムや子どもダンスプログラムを担当。また、教育機関や地域でのダンスワークショップの講師を務め、ファシリテーター育成も行う。その他、振付「長田妖怪でごでご音頭」で、地域の子どもたちの人気を集める。
photo by Junpei Iwamoto
野田容瑛
広島県出身。東京、台北、神戸、大阪を経て現在は京都を拠点に活動。NPO法人DANCE BOX「国内ダンス留学@神戸」4期振付家コースを修了。日本で生まれ育ったが台湾にもルーツを持つ身として、大学在学中に台湾の言語と文化を学び始める。大学院で台湾の舞台芸術を研究。2019年度まで演劇ユニット「亜細亜の骨」に参加し、台湾と日本を行き来しつつ役者・制作・翻訳等を行った。2018年よりダンサーの桂阿子とアーティスト・デュオ「ジュネスホワイト」を結成し、創作の土壌を耕すためのバーチャル・シェア・アトリエとしてサイトを運営中。2023年10月より山田カイルとジュネスホワイトの協働でパフォーマンス・プロジェクト「1(忘)LDK」を製作し、京都、東京、神戸、台北にて上演を重ねる。
2024年6月10日 時点
杉本昇太
大学在学中にコンテンポラリーダンスに出会う。ダンスの魅力に取りつかれ、公演に足を運ぶ内に、舞踊評論に興味を持つようになる。
その後、NPO法人DANCE BOXのインターンとして採用を機に神戸に移住。新米スタッフとして、舞踊評論家のたまごとして日々修行中。
2024年1月23日 時点