DANCE BOX

会員募集中

Solo Dance Artist 2026(国内ダンス留学@神戸12期)

国内ダンス留学@神戸12期
Solo Dance Artist 2026

ダンスアーティストとしての“核”を掴むため、8ヶ月間のプログラムで、自作自演の「ソロダンス」を徹底的に磨きます。さまざまな視点からの講座を受講し、5回の上演を通じて、表現者として活動する上で自らの代表作(レパートリー作品)となるようなソロダンスを育てます。

実施期間: 2026年8月5日~2027年3月25日

 

【Solo Dance Artist 2026(以下、SDA)参加アーティスト】
桂阿子 加藤陸 栗朱音 薄田澄子 仲宗根葵

 

国内ダンス留学@神戸12期 詳細は ▶︎こちら から

目次

国内ダンス留学@神戸12期 SDA2026
参加アーティスト コメント&プロフィール
SDAの取り組み

 
 

・・・・・

 
 
国内ダンス留学@神戸12期 SDA2026

国内ダンス留学@神戸12期 Solo Dance Artist の5名が決定しました。
今年8月から来年3月までの8ヶ月間、この5名がダンスアーティストとしての“核”を掴むため、さまざまな講座や自作自演によるソロダンス作品に取り組みます。
自作自演のソロダンスとは、自分自身が作家であり、作品そのものでもあります。その身一つで世界と向き合い、身体で思考し、自分だけの表現を育み続ける。そこには、これまで積み重ねてきた時間や思考、選択、そして生き様までもが滲み出ます。それは、とても孤独な作業ですが、同時にどこまでも自由で無限の可能性に満ちています。
今回集まった5名は、それぞれ異なる背景を持ち、個性も経験もさまざまです。これまで培ってきた技術や経験が力になることもあれば、ときにはそれらが足枷となり、価値観が大きく揺さぶられることもあるでしょう。5人は、このプログラムを通して多彩なアーティストと出会い、ともに学び、対話を重ねながら互いに刺激し合い、切磋琢磨していきます。その過程で悩み、迷いながらも、思いもよらない飛躍を遂げ、自分でも想像していなかった場所へたどり着くかもしれません。その予測不能な過程こそが、このプログラムの最もエキサイティングな魅力です。
5人それぞれの現在地と、その先にある飛躍を、ぜひ見届けてください。

 
 
 
 
SDA2026 参加アーティスト コメント&プロフィール
 
 
桂 阿子 (兵庫/京都)

©️わびすけ

コメント

空っぽのでかいどんぶりひとつ持って、スタートしたいと思います。まあるく太って転がってぶつかって割れて、角が立ったら削ってまた丸くしてどんどん小さくちいさく、たぶん決してなくならない。今の自分が「ソロダンス作品」をつくることを通して徹底的にダンスと向き合ったとき、なにがどうなってどんな景色が見えるのだろうと純粋な興味に心と身体が走り出しています。そしてこのような環境に身を置くことができるということへの感謝を忘れずにいたいです。
8月6日、私は一人で舞台に立ちます。ソロダンスという枠組みの中でどうにかひとりじゃなく踊りたいと思っています。その方法を探した先に、未知なる他者との出会いの喜びが待っていると信じたいです。

プロフィール

大学在学中にコミュニティダンスと出会い、ダンスの創作現場にある支配/被支配の構造を意識するようになる。その後ソマティックな身体観を手掛かりに踊る身体の探求を続ける。2018年より野田容瑛とアーティスト・デュオ「ジュネスホワイト」を結成し、私的な営みをアーカイブしながら時間や空間の共有可能性の拡張を試みている。現在は大学院に在籍し、衣服(衣装)と身体(ダンス)の関係性を問いながらコンテンポラリーダンス作品の創作プロセスの分析にも取り組む。NPO法人DANCE BOX国内ダンス留学@神戸4期ダンサーコース修了。

 
 
 
加藤 陸 (大阪/東京)

©️佳歩

コメント

人前での いわゆるパフォーマンスは 7 年前が最後。しばらく踊らない時期があった。
少し離れてみたかった。自身の故郷に戻ったり、祖父母に度々会いに行ったり、音楽を聴いたり、 食事をしたり、旧友に会ったり、あげるとキリがないが、踊る以外のことをたくさんした。でも それは不思議なことではない。ありふれている。自身のからだが感じとってきた何かに、ゆっくり向き合ってみたかった。
そうして また、踊り出した。

プロフィール

1995年生まれ、大阪府出身。高校卒業まで大阪で育ち、大学時代を湘南で過ごす。卒業後は大阪や京都で活動。ストリートダンス、とりわけコレオグラフィーを軸に身体表現を始め、近年はコンテンポラリーダンス、パフォーマンスアート、音楽などの領域へと関心を広げている。

 
 
 
栗 朱音 (長野/ベルリン、パリ)

©️Isao okita

コメント

このたびSDAに参加させていただけることを心から嬉しく思っています。ソロ作品をブラッシュアップしていく過程で、皆さんに見ていただくことを通して、自分の身体や表現をもう一度見つめ直しながら作品を育てていきたいと思っています。私は音楽の中で感じることやその背景にも惹かれていて、その世界に触れながら作品をつくっていますが、それを崇高なものとして閉じるのではなく、自分の生活や人間らしさといったものもそのまま重ねながら表現していきたいと思っています。その時間を、観てくださる方と共有できる場にできれば嬉しいです。ユーモアや遊び心も大切にしながら、8月6日のキックオフ公演ではその世界をしっかりと届けられたら嬉しいです。

プロフィール

ダンサー/振付家。幼少よりクラシックバレエを学び、日本女子体育大学でコンテンポラリーダンスと振付を学ぶ。現在は日本とヨーロッパを拠点に、ソロパフォーマンスや音楽アーティストとのコラボレーションを中心に活動。舞台や映像など多様な媒体で、音楽や空間、人との関係性から生まれる身体表現を追求している。

 
 
 
薄田澄子 (秋田/東京)

©️吉井さつき

コメント

私はダンスにコンプレックスを持っています。「ダンス」を名乗るひとにはクラシックバレエやコンテンポラリーダンスで培ってきた共通言語があり、私にはそれが一切ないからです。
しかし、私は人生の5分の4の歳月を一輪車とともに生き、一輪車競技者として表現と向き合い続けてきました。今までずっと独りよがりで戦ってきたからこそ、今回の留学によってバックグラウンドが違う自分の身体に怖気付くことなく勝負をし、一輪車という特殊な技術が融合したダンスの表現には、磨かれた先にどんな未来が待っているのかを知りたいです。
初めて踏み入れる神戸という土地を、これからは己の表現の故郷として、豊かさという宝石たちを手に入れる旅を始めます。

プロフィール

一輪車の作品をつくるアーティスト。5歳から一輪車演技を始め、競技者として国内外のコンペティションにて数々のメダルを獲得。一輪車がもつ身体性と演劇性に魅了され、自身の「もう一つの脚」でも「共演者」である一輪車とともに舞台に立ち、さまざまなテーマの作品をつくる表現活動をしている。安眠パワフル演劇チーム「あくびがうつる」メンバー。MONOCYCLE THEATRE(モノサイクルシアター:一輪車がある演劇)企画。

 
 
 
仲宗根 葵 (沖縄/東京)

©️柴崎まどか

コメント

8ヶ月のプログラムを通して、自分の核となる表現を磨いていきたいです。さまざまな視点やサポートを受け取る過程も楽しみながら学んでいきたいです。とはいえ、今は緊張もあり、不安も感じています。
お客様やダンスボックスに関わるすべての方とともに、作品を育てていきたいです。そして、自分ひとりでは到達できなかったような景色に出会えるよう、できる限りの時間と心を費やして取り組みます。

プロフィール

俳優/ダンサー。
沖縄県出身。中学よりダンスを始め、全国大会に出場。大会をきっかけに東京で初めて舞台に触れ、その表現に強く惹かれる。
2016年、一般社団法人映画演劇文化協会「Musical Live Joyful Plus」に参加以降、俳優・ダンサーとして活動。
身体性を活かした表現と、軽やかさの中にある独特の存在感を強みとする。

 
 
 

・・・・・

 
 
 
SDA2026 取り組み

❶ 5回の上演「育てるソロダンス」通年

上演① キックオフ上演[日程:8月6日]
上演② チョン・ヨンドゥによる振付WS最終日の上演[日程:9月25日]
上演③ 新長田・街中での上演 [期間:11月上旬]
上演④ 余越保子による振付WS内での上演 [期間:1月11日―15日]
上演⑤ Newcomer/Showcase#4 [日程:3月13日、14日]

 

上演① 八月六日、はじまりのソロ・ダンス

日時: 2026年8月6日(木)18:30
会場: ArtTheater dB KOBE
料金: 一般 2,000円/割引(長田区民、U25、障害者、介助者、65歳以上、丼クラブ会員)1,500円/中高生 500円/小学生以下無料(※保護者の同伴が必要・要予約)
▶︎ ご予約はこちらから
 
 
❷ 「SDA特別講座」 9月、1月

チョン・ヨンドゥ『音の秩序、動きの秩序』

日程: 2026年9月14日(月)〜25日(金) ※土日休み
時間: 10:00-18:00
会場: ArtTheater dB KOBE
講師: チョン・ヨンドゥ
※9/25は本講座の発表を実施します。時間未定。

音楽が「音を通じて時間の秩序を示す芸術」だとすれば、舞踊は「動きを通じて時間の秩序を示す芸術」と言えます。音楽は舞踊と深く関わり合い、常に舞踊に大きなインスピレーションを与えてきました。人の身体と動きの中には、すでに多くの音楽的要素が存在しています。あらゆる芸術において、「時間をどのような構造で捉え、伝えるか」は非常に重要なテーマです。
このワークショップでは、クラシック音楽を分析し、それに基づいて動きを創作するプロセスを体験します。拍子やリズム、音の強弱、音のつながり、音の性格や色彩など、多様な音楽的要素を繊細な動きへと変換し、音楽をより深く理解していきます。音楽について学ぶことは、時間の本質を知ることにもつながります。音楽は舞踊のみならず、多くの芸術分野において不可欠な存在です。このワークショップでは、振付に必要な方法論を学ぶだけでなく、異なる分野との協働にも大きな助けとなるはずです。
 
 

講師プロフィール: チョン・ヨンドゥ
振付家・ダンサーDoo Dance Theater 主宰。俳優としての活動を経て、韓国芸術総合学校で舞踊を学ぶ。
2004年の「横浜ダンスコレクション・ソロ&デュオコンペティション」にて「横浜文化財団大賞」「駐日フランス大使館特別賞」を受賞。西洋的で高度なダンスメソッドと明確なコンセプトを併せ持つ中に、東洋的に抑制された繊細な動きを加えることで、新たな時間と空間を創造している。京都国際ダンスワークショップの講師を毎年勤め、マレビトの会や青森県立美術館『祝/言』への出演、福岡での共同製作作品『b a r a m 0 3 3 °3 7 ’ 2 2 ” N 1 3 0 °2 5 ’ 3 1 ” E 』(2013)、『カラスとカササギ』、Dance New Air2014「Project Pinwheel」『報 復』(2014)、横浜ダンスコレクション2016のオープニングプログラム『無・音・花』(2018)、寺田みさこ『三部作』(2018)への振付など、日本でも多くの支持を集める。近年の振付作は、『リア王』、『With』、『Knotting the Time』、『In the Land of Punctuation』などがある。元立教大学現代心理学部映像身体学科特任准教授。

 
 
 

余越保子『ソロダンスワークショップ』

日程: 2027年1月6日(水)〜15日(金) ※土日休み
時間: 10:00-17:00(1/11-15 は発表。時間未定)
会場: ArtTheater dB KOBE

講師: 余越保子

ソロダンスについて合評を行う場合の課題は、主体(performing subject)と客体(observing subject)の境界が極めて曖昧である点にあります。カラダと意識の結びつき、つまり動きと内的感覚の相互作用こそが、ダンスにおける創造の核となるからです。身体は単なる運動する主体ではなく、演者の内的な感覚、記憶、欲望、歴史、そして無意識の層を帯びた存在として立ち上がります。作品はしばしば個体性(individuality)や特異性(singularity)に強く依存し、形式的な構造よりも、解釈の枠組みに重心が置かれる傾向があります。
ソロダンスは、振付の最も濃密な実験場です。本ワークショップでは、「踊る身体」と「見る視点」とのあいだに意図的な距離をつくることを試みます。つまり、身体から一度作品を切り離し、第三者的視点から自作を再考することにより、演者として、作り手としての自分を認識しその意識を広げる。振付家として、自分の踊りに対する多層的な解釈の可能性を開き、振付の論理構築力と批評的視点を参加者全員で共有します。
 
 

講師プロフィール: 余越保子
舞踊家、振付・演出家、映像作家。広島県出身。
1987年から2014年までダンサー、振付家としてニューヨークとアムステルダムを拠点に活動。ソロパーフォーマンス作品『SHUFFLE』で2004年にアメリカの優れた舞台芸術作品に授与されるベッシー賞を受賞。2003年より日本舞踊の世家真流に入門。日本の古典芸能の身体を基礎としたコンテンポラリーと伝統を巡る国際共同ダンス3部作品を10年に渡りNYにて企画制制作し、ベッシー賞、グッゲンハイム・フェローシップ、ファウンデーション・フォー・コンテンポラリーアートアワードを授与。2015年にNYのダンススペースプロジェクトにて発表された『ZERO ONE』はニューヨークタイムズ 紙の批評家が選ぶ2015年度ベストテンダンスに掲げられた。上記の活動は、ニューヨークのダンスコミュニティにおいて、アジア人の身体性の新しい視点を西欧文化圏に投げかけるきっかけを作った。
2015年より京都に拠点を移す。日本舞踊の身体訓練を継続しつつ、観世流シテ方能楽師の田茂井廣道氏に師事。踊りや舞の古典の型、振付や技法をキネシオロジー(運動学)的視点から解析度を上げるペタゴジィ(教授法、訓練法)、アーカイブ(継承)をダンサーの身体で思考する活動を独自に展開している。舞台制作の他に、映像作家として、黒沢美香、首くくり栲象、川村浪子主演映画「Hangman Takuzo」(余越保子監督)を企画制作。 小山登美夫ギャラリー、シアター・イメージフォーラム(Dance NewAir主催)、神戸映画資料館、Nooderzone Performing Arts Festival(オランダ)などで上映。また、自身が書いたエッセイ集「一生に一度だけの」が森鴎外記念自分史文学賞大賞を受賞(学研出版)するなど創作活動は多岐に渡る。近年は、羽鳥ヨダ嘉郎著『リンチ(戯曲)』の第20回愛知県芸術劇場主催AFF戯曲賞受賞記念公演(2022)の演出・振付を手がけ、2024年度のKYOTO EXPERIMENT京都国際舞台芸術祭に招聘された。

 
 
 
➌ 「集中プログラム」「照明講座」 8月~11月(詳細はこちら)

国内外で活躍する講師陣による講座やワークショップを受講し、実践と理論の両面から、踊ることや振付への理解を深め、表現の視野を広げます。

講師: 中間アヤカ、岩淵多喜子、鞍掛綾子、横堀ふみ、青木尚哉、内田樹、児玉北斗、和田ながら、荒木優光、竹田真理、関かおり、井上清恵、永山春菜、小松菜々子、三浦あさ子、アラン・シナンジャ、他

 
 
❹ Newcomer/Showcase#4 Solo Dance Artist 2026 成果公演 2月~3月

本プログラムの集大成となる公演。劇場の機構を用いソロダンスを完成させ上演します。

公演日:2027年3月13日(土)、3月14日(日)

 
➎ テクニカルライダー講座 3月

Newcomer/Showcase#4 で上演した自身の作品の再演に向けて“テクニカルライダー”を作成します。

講師:三浦あさ子小林勇陽

日程:2027年3月23日(火)、24日(水)

 
❻ フィードバック 3月

全プログラムを終えた後は、個人や全体でフィードバックを行います。

 
 


 
 
主催 : NPO法人DANCE BOX
企画・制作:NPO法人DANCE BOX
協力:凱風館
宣伝美術:DOR
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(芸術家等人材育成))|独立行政法人日本芸術文化振興会

  • DANCEBOX
  • DANCEBOX
  • DANCEBOX
  • DANCEBOX