【レポート】国内ダンス留学@神戸12期 集中プログラムB
8月31日(月)〜9月2日(水)/ 9月7日(月)〜11(金)に開催した国内ダンス留学@神戸12期「集中プログラムB」。
踊り漬けの日々を送る12期の濃密な時間を過ごした様子を、12期によるレポートでお届けします。
集中プログラム【B】
期間: 2026年8月31日(月)〜9月2日(水) / 9月7日(月)〜11日(金)
時間: 9:30〜19:00の中で開催
講師/ファシリテーター: 青木尚哉、内田樹、井上清恵、永山春菜、児玉北斗、アラン・シナンジャ、和田ながら、鞍掛綾子、dB
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【8/31〜9/2】青木尚哉〈「ポイントワーク」集中講座〉
身体中の“骨”40箇所にシールで目印を貼っていきます。この40箇所のパーツと1〜21までの番号とをリンクして記憶し、「この一点は動かせる?」「この二点の距離は変わる?」などの確認を緻密に積み重ねて実践しました。 ポイントワークでは、方向の起点は外的環境ではなく個々人の身体内部にあるため、個人の感覚が優先される理論です。点への可視化が線・面・立体への意識と繋がり、最終的にムーブメントの発展にまで結びついていきました。
(書き手:dB Solo Dance Artist 薄田澄子)

【9/2】内田樹〈合気道〉
甘みのある動き。 動きを、身体を、どれだけ細かく割ることができるか。
どれだけそこに濃密に存在するか。
どうその時間を扱うか。
まるで空気と身体のエネルギーが合わさって流れる感覚でした。
力ではなく、強いることでもなく、
いるべき時に、いるべきところにいて、なすべきことをなす。という精神を視覚から、身体の中からも感じさせられました。
戦うためや護衛のためではなく、自身の内側に深く入り込む時間はまるで、動的瞑想のようでした。
(書き手:dB Dance Residence Artist 小槌朝香)

【9/7】永山春菜・井上清恵〈合気道〉
朝の呼吸法ではその日の自分の身体の声を聞き、状態を知り、心を落ち着かせる時間が流れた。「あ、い、う、え、お、ん」と順に声を出し笑うことで、身体の中に溜まったものが外へ流れていくような感覚もあり身体がスッキリした。合気道の呼吸法、基礎の技や受け身を学ぶことを通して力に頼らず相手の力を感じ、それを導き相手と調和するような身体の使い方を体験した。これはダンスでコンタクトやパートナリングをする時にも通じる感覚のような気がする。相手を動かそうとするのではなく、お互いの身体の動きや力を感じながら動くことの大切さを改めて実感できた講座だった。
(書き手:dB Dance Residence Artist 田口慶子)

【9/7-9】児玉北斗〈コンテンポラリーダンスとはなにか:文脈、プロセス、実践〉
⚪︎西洋舞踊史の話
現存している最も古い舞踊譜の時代の話から現代に至るまで。どのような踊りの変遷があったか。各時代に行われてきたものを踏まえて、どのようなパフォーマンスがありえるか。< br/>
⚪︎プラクティス
劇場内の照明が落ち、暗闇の中、音楽が鳴り響く。ジャンプをする、さする、足踏みをするなど、8つほどの簡単なタスクを15分間程度 継続して行う。動きは切らさないように。映像が舞台後方に映し出され、あらかじめ準備されたテキストが照射される中、そのワークを続けることもあった。それらの行為がどのように感じ取られるか。
(書き手:dB Solo Dance Artist 加藤陸)

【9/8】ダンスボックス〈制作講座〉
4回目となる制作講座、今回のテーマは「企画書をつくる」でした! 題材は、11月にSDAの皆が行う新長田での街中公演について。ためになる視座を沢山学んだ回でした。 「どこで・いつ・誰と」を軸に、場所の特徴や地域の歴史、そこで暮らす人々など、さまざまな要素を分解し、それらを繋げて企画していきます。 次回はいよいよ企画書提出!どんな企画が生まれるのか、楽しみです!
(書き手:dB Dance Residence Artist 吉住友紀乃)
【9/9】アラン・シナンジャ〈アフリカンダンス〉
手足で飾るのではなく、身体のコアを知覚し、振動させる。そのためには、地面からのエネルギーを循環させることが大切だと実感しました。音楽とダンスの関係性についても、その振動の共鳴は頭で理解するよりも先に、身体が反応してしまうものだと思います。基礎的なステップから始まり、トーゴのアフリカントラディショナルダンスを通じて、異なる文化の中にも確かに共通する「ダンスで人と繋がる喜び」を感じられる時間でした。
(書き手:dB Dance Residence Artist 阿部恭華)

【9/10-11】和田ながら〈シャドーイングの演技論 テストプレイ〉
今回の講座では、音楽と動きの関係について、身体を動かしながら考えました。特に、言葉だけでなく息遣いや間、滑舌なども「音」として捉え、レコーディングされたものを聞くことで動きが変化することが印象に残りました。また、他者に自分の話を語り直してもらうことで、自分では気づかなかった部分を発見できました。今回の経験を通して、ダンスとは何なのか、芸術とは何なのかを改めて考えるきっかけになりました。
(書き手:スカラーシップ水野景天)

【9/11】鞍掛綾子〈Listening Body〉
このクラスではまず寝転がり、自分が地面に着いている、重心が床に伝わっている感覚を丁寧に感じるところから始まります。この日は特に、「un glue」・「ずらす」という体験を意識した1日でした。皮膚と肉、肉と骨、その全てを身体のどこかの部位で意識しました。すると、自然と身体の質感が変わるのが実感できました。また、視野を外に広げることで、周りと自分との関係もさらに意識することができました。
(書き手:dB Dance Residence Artist ネコモト)


